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なぜユダヤ人は戦前ヨーロッパにいたのですか? もともと中東のかたではなかったのですか?

A 回答 (7件)

ユダヤ移民がフォアグラ作っているしダイヤモンド加工もそうでヒトラーに嫌われました。

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ユダヤ人はローマ時代からヨーロッパ人に知られていますが、紀元前に今のエルサレム周辺にイスラエル王国を建国し、王国が崩壊した後も、ローマ帝国時代までエルサレム周辺に住んでいました。



ユダヤ人がエルサレムを追い出されるきっかけになったのは「ユダヤ戦争」で第一期が紀元73年頃、第2次が117年頃で、これにより、ユダヤ人の領地は徹底的に破壊され、ユダヤ人が流浪の民になるきっかけを与えます。この後、ローマはこの土地をパレスチナ人(まだイスラム教ができる前のユダヤ人以外のこの辺りの民族)に主権を与え、ユダヤ人を領土民と見なさなくなるのです。

これによりユダヤ人はローマ各地に広がっていきます。なぜローマ各地に広がっていったかと言うと、当時のオリエント(今の中近東)に比べて、道路や経済システムが整備され、異民族でも受け入れるところが多かったからです。もちろんオリエントにも広がっていくのですが、彼らはユダヤ教を維持できずに現地の民族に溶け込んでしまうのです。

また、エルサレム周辺に残ったユダヤ人たちも結局ユダヤ教を維持できず、他の宗教と集合してやがてかれらはイスラム教徒になっていったのです。

ローマに散らばったユダヤ人たちは、元々資産家でもあったので各地でユダヤ人同士のネットワークを作り、商売を通じて大きな影響力を持つようになります。現在の社会で世界中に商売をしている中国出身者やインド出身者を華僑・印僑と呼びますが、ローマ領土各地に散り、ネットワークを通じて商売を行うユダヤは「ユダヤ僑」といえるような状態になっていくのです。

そしてローマがキリスト教を国教化すると、キリスト教徒は商売を「労働せずにお金を儲ける汚い仕事」と避けるようになり、特に金融機関(要するに金貸し)はユダヤの独占になっていきます。ユダヤは単に金を貸すだけでなく、ローマ街道を通じて為替取引などの信用取引を行うことで、ヨーロッパ経済に無くてはならない大きな影響力を持つようになっていくのです。
 
 
ローマ街道を現金とか金銀を持って歩くのは危ないので、ローマのユダヤ商人にお金を払って為替小切手を書いてもらい、たとえばパリのユダヤ商人の所に持って行くと手数料を除いた金額を払ってもらったのです。ローマもパリもユダヤ人同士の信頼関係で「お金の貸し借り」ができたので、今の銀行とか送金などができるようになり、それがヨーロッパの経済的発展に大きく影響しました。
 そしてキリスト教徒はそういう商売を禁忌にしていたので、ユダヤ人が独占することになり、キリスト教徒がヨーロッパに広がるにつれて、商売の範囲を広げて行ったことからユダヤ人がヨーロッパじゅうに広がることになっていきます。

これが「ベニスの商人」などの下地になっていて、だから裁判で「ユダヤ人が借金の返済でひげを持って行くのは許可するが、キリスト教徒の血をユダヤ人が搾取するのは許さない」という物語のシーンにつながっていくのです。

対してイスラム世界にユダヤ僑が広がらなかったのは、イスラム教が「借金商売を禁止」したからです。為替は可能でしたが、借金出来ないので、利子による旨みが無く、儲からないのでユダヤ人はイスラム教世界には広がらなかったのです。


ユダヤ人がなぜヨーロッパ中にいて、アメリカ経済にも深く食い込んでいるのか、それは「キリスト教徒が『汚い商売』として禁止した金融経済をユダヤ人が担っていたから」です。逆にイスラム教はそういう商売を禁止していて、アジアには印僑・華僑が居たので、ユダヤ人が大きな勢力になることは無かったのです。
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もともと国はあったもののユダヤ人には「ディアスポラ(離散)傾向」があり、国の中にじっとしている民族ではありませんでした。


富を求めて、世界中に散っていきます。
(そのために求心力としてのユダヤ教が必要だったともいえる)

同じような傾向はギリシャ人にも中国人にもあります。
中国人の場合は華僑としてしっかり根を張っています。
ギリシャ人はユダヤ人と違い、何もないところから都市を作り、富を生み出していきました。
その活動は早くに衰えましたが、彼らが作った都市は今でも生き続けています。

こういう、古来からの民族性の結果です。
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簡単に



紀元前10世紀ごろ、北アフリカからパレスチナの地にやってきたユダヤ人が、国家を建国します。

11世紀末から13世紀にかけて、キリスト教徒が聖地エルサレムをイスラム教徒から奪還するため、11世紀末から13世紀にかけて、十字軍の遠征を行い、ユダヤ国は崩壊すます。

難民となったユダヤ人は、ヨーロッパ各地に散っていきますが、宗教上の違いから差別を受ける事になります。
仕事も制限されたユダヤ人は、当時のヨーロッパで貸金業は汚い仕事と蔑まれる仕事に手を出していきます。

ベニスの商人の話。ナチスがユダヤ人を迫害した事、シンドラのリストや杉原 千畝の話。
ちょっと調べてみて下さい。
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そもそもが、ユダヤ人という人種が居ません


ユダヤという国も無かったですし
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約2000年前、祖国がなくなり、世界中に散らばりました。


紀元前の時も、何度か他国に占領されたことがあり、
人種的な差ではなく、どこの国に住んでも、ユダヤ人の風習を守り続けたため、ユダヤ系**人ではなく、ユダヤ人として存在してた。
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アラブ人に追い出された、もしくは取り返されたということでしょ


戦前は国がなかったのですから当然だと思いますよ
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