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なぜ非正規雇用者が増加しているのですか?

A 回答 (4件)

正社員として雇うと、正社員には既得権が多く付きまとい、過去の労使交渉結果や労働基準法の定めで正社員はしっかりと守られてもいるので、日本が成長しなくなった昨今では会社は正社員を雇っている余裕がなくなったからです。


また最近の人は多様な生き方をするようになっており、(勤務)時間に拘束される正社員になるのを望まない人も増えているからです。

以下に詳しく説明します。

戦後から高度成長期までは仕事が幾らでもあり人手が足りなかったので、会社は社員(正社員)を他社に取られないように優遇し、退職金制度などを設けて定年まで働くと得をするように社員の囲い込みをしたんです。
正社員には(大手企業では)次のような既得権まで与えてしまいました(これは例です)。
【各種制度】
社宅制度、社員寮制度、住宅手当制度、持ち家補助制度、家族手当制度、退職金制度、財形貯蓄制度、持ち株制度、制服貸与制度、生理休暇制度、介護休暇制度、育児休暇制度、昼食補助(食事手当)制度、公的資格獲得支援制度、長期休暇制度、結婚休暇制度、リフレッシュ休暇制度、長期間ボランティア休暇制度、社員旅行(慰安旅行)制度、人間ドック制度
【慶弔金・助成金・奨励金】
結婚祝い金、出産祝い金、入学祝い金、死亡弔慰金、災害見舞金、傷病見舞い金、その他の各種弔慰金、永年勤続褒賞金、部活動助成金、書籍購入補助金、資格取得奨励金
【福利施設の利用】
社内診療所、託児施設、余暇施設(ジム・テニスコート・運動場など)、保養所、レジャー(リフレッシュ)施設など。

ところが高度成長期が終焉を迎え、そのあとにバブル崩壊やリーマンショックが来たりで日本の経済も成長も怪しくなると、儲かる仕事は減って人(正社員)が余るようになったんです。ですが労働基準法や高度成長期に労使で交わした合意事項のために正社員はクビにしにくく、その一方で年功序列で正社員の給料は(歳をとるほど)どんどんと上がって行きます。

高度成長期に与えた正社員の優遇制度や既得権は、経済も成長も怪しくなった1990年頃からは完全に裏目になってしまい、困り果てた企業はこれを何とかしたいと考えたのですが、簡単にはこれらを反故にできません。なので、これをリセットするのには正社員の優遇制度や既得権とは無縁のパート・アルバイト・派遣社員などの非正規社員をなるべく使い、正社員の採用は控えるようにしたわけ。

非正規社員なら(言葉は悪いが)安い賃金で、使い放題・使い捨てにできますから。正社員の給料・優遇制度・既得権を何とか維持するために、その分だけパート・アルバイト・派遣社員のような非正規社員にしわ寄せし、割を食ってもらわないと企業経営は硬直化し、身動きがとれない状態になってきているんです。

今の会社にとって、安い賃金で、使い放題・使い捨てにできる非正規社員は、ものすごく使い勝手がいいんです。
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ボーナスや退職金もなく、いつでも切れる契約にしとくとなんだかんだめんどくさくないためです、会社にとって都合いいんでしょう。


だから、その辺計算して仕事すべきですね、
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この回答へのお礼

日本の不景気のせいですかね?

お礼日時:2019/08/26 20:58

グローバル化が主な原因です。



グローバル化により、人件費の安い
途上国とも競争するようになった
のが原因です。

そのため、ヨーロッパは失業率が上昇
したのですが、
日本は非正規を増やす道を選んだわけです。

そのお陰で失業率は低くなっています。
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No.1回答者さんが具体的に書いてあるので私は実態を描きます。


私は大企業を退職後に21の大中小企業や役所、教育組織に潜入して改善活動をしています。
社員は同じ職種・業務でマンネリ化して効率が下がっています。そこで専門技術知識を持った即戦力の派遣社員を雇うわけです。
必要なくなれば契約解除すれば良いので便利屋さんです。契約延長してもらいたいからベストを尽くすから社員より効率が良いです。
同業種の他社の経験もあるので昔で言うなら産業スパイ並の技術知識を持っている。
結果的に社員は自分より優れた派遣社員が目障りになり、パワハラやイジメを始める。派遣社員に権限を与えない。
だから優秀な派遣社員は次の職場を探す。→ 愛社精神が無く金で動く無責任な派遣社員が多くなる。
何故、派遣社員になったのか・・・人間関係が上手くいかない理由が多い。
職場に優れた上司がいればそれぞれの立場を考えて切磋琢磨し効率アップは可能なのだけど・・・いないねえ
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