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No.3
- 回答日時:
ラッカーのクラックは、塗膜が縮んで発生します。
>弾きまくって、ボディーをガンガン鳴らせばクラックが増えるというものではないのですか?
というものではありません。
塗膜に残った微少な溶剤が更に抜けたり紫外線劣化だったりで、塗膜が縮まなけばなりません。
つまり逆に言うと、塗膜を縮めればクラックは自然に入ります。
ギターの塗装には『レリック加工』という手法があり、要するに新品でもオールド(と呼ばれる中古品)に見える様に塗膜にダメージを与える手法ですが、現在では色々と研究されています。
で、クラックを入れるには・・・・塗膜を縮めればよいワケです。塗膜を縮める現在の『定番』的な方法は、塗膜を冷やすことです。
①ドライヤーで塗装表面を温め、その後冷やす
相当高い温度に温めなければなりませんが、しかしドライヤーが近過ぎるとラッカーが焼けて色が変わってしまいます。ドライヤーと塗膜の距離は近過ぎず遠過ぎず、じっくり時間をかけて温めます。
温めた後は急冷します。急激に冷やせれば何でもよく、下記②のスプレーを遠くから全体的に吹いて冷やしてもよいし、冬なら屋外に持ち出すだけで、みるみるクラックが入ります。
②とにかく冷やす
冷却スプレーで冷やします。
スプレーは、打ち身や肩こり用のコールドスプレー、エアガンのガス、PCのゴミ掃除などに使うダスター、ゴキブリを冷やして動かなくする低温スプレーなど、吹いたところが低温になるものなら何でもよいです。ラッカーなら、バキバキに割れます。
がしかし、ガスを吹いているところが集中して割れるので、実際のオールドの様に全体的に細かいクラックを入れるのは、結構難しいです。
・・・以上ですが、勿論、塗膜を縮めることが出来るなら、他の方法でも構いません。また上述した様に広い面積に均等にクラックを入れるのは難しく、高価な楽器にいきなり試すよりも、何度か練習した方が無難ではあります。
尚、実際のクラックは一瞬で入るものではなく、時間をかけて少しづつ入る為、クラックのスキマに汚れが入って目立ちます。この『汚れて目立つ』感じは上記の方法では得られず、クラックを着色する必要があります。(この着色方法も色々ありますが・・・クラック以上に決め手となる方法が無く、レリック加工ではクラックだけはどうしても違和感が残ります。)
最後に、余計なお世話だとは思いますが。
レリック加工は、元々塗装を加熱したり冷却しても木部に殆ど影響しないソリッド・エレクトリックの為に開発された手法です。
アコギにレリックを施すヒトもいないワケではありませんが、薄板(しかも含水率の変化で変形が出やすい単板)で出来たアコギでは、塗膜だけでなく木部もrelic(=『遺跡』のほか、『遺体』『遺骨』の意味もあります)になってしまったものを何本か見ました。
端的に言って、(特にレリック加工に慣れていないヒトが)アコギにレリックを施すと、楽器も死んでしまう可能性がゼロではありません。そのギターがスキならレリックはやらない方が無難、っという事をアドバイスしておきます。
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