おしえて

映画「TENET」について質問です。※ネタバレ厳重注意※

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質問者：johnyyyyy
質問日時：2020/09/22 01:23
回答数：2件

昨日、映画「TENET」を鑑賞しました。

最も気になった点をいくつか挙げたいので回答して頂ければと存じます。

※ネタバレ厳重注意※

１．未来の主人公と現在の主人公が邂逅したことによる「対消滅」とは？
→「両者が出会ったら対消滅が起こる」という供述がありましたが、お互いがお互いを「自分」と認識しなければセーフですか？
未来の主人公は現在の主人公と戦っているが、現在の主人公は誰と戦っているか分からない。

２．「逆行」する時間の世界で逆行する事象の範囲とは？
→ヒロインが逆行弾を受けて致命傷を負ってしまい、「飛行機が突っ込んだ倉庫のタイムカプセルを使って過去に戻ろう」と主人公は提案します。
その世界で「逆行する」対象の範囲というのは、
①タイムカプセルを通った者達を中心とした神羅万象
②タイムカプセルが指定した限定的な事象のみ
③タイムカプセルがランダムで指定した限定的な事象のみ

そもそも、「過去に戻ろう」という展開になったので、てっきり過去に戻って「致命傷を無かった状態に戻す」ということにしたかったのかな？　と想像しながら見ていたのですが、全然違いました(;^_^

単純な時間回帰なら致命傷も元に戻って傷なんて最初から無かったことになる筈なんですけどね。

３．９つのアルゴリズム
このストーリーというのは、前半：9つのうち残り一個のパーツの壮絶な争奪戦。後半：9つ揃ったアルゴリズムの発動を阻止せよ。という解釈でよろしいでしょうか？

同じ形状のアルゴリズムを巡る戦いの連続だったので、一個一個のアルゴリズムが「逆行」を発動させる装置だと思っていましたが、違いましたね。

４．次回鑑賞する時
途中「エントロピー」というワードが出てきたので「あっ物理だー」と思いましたが、やっぱりある程度の物理学的な知識が無いと完全に理解するのが困難な映画なんでしょうか？

よろしくお願いします。

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回答 (2件)

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No.2

回答者： -___
回答日時：2020/09/22 10:58

ネタバレ質問ですね……

1. 「対消滅（ついしょうめつ、annihilation）」も物理学の用語です。粒子と反粒子が衝突し、エネルギーが他の粒子に変換される現象。現実でも起きてます。反粒子とは広辞苑によると「ある素粒子に対して質量、スピンおよび寿命が等しく、電荷やバリオン数などの符号が逆の素粒子」。ちなみに光子と中性π中間子は反粒子ともとの粒子が一致します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E6%B6%88 …

映画の中では時間に逆行してるときに時間に順行してる自分とぶつかったら（肌が触れたら）起きる現象との想定だと思います。だから防護服を着ろと。

ちなみに Annihilation と言えば、ジェフ・ヴァンダミアのSF小説〈サザーン・リーチ〉三部作の1作目で2014年のネビュラ賞受賞作『全滅領域』の原題です。ナタリー・ポートマン主演で2018年に映画化され、邦題は『アナイアレイション -全滅領域-』でした。
http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php …

2. 逆行するのは逆行装置（劇中で登場するのは回転ドア）を通した物のみではないでしょうか。

自動車などの乗り物はどうするのか気になりました。大型の逆行装置を通す、部品に分けて通す、エンジンだけ通す、ガソリンだけ通すなど色々考えられるけど……。

怪我が治ると質問者さんが思ったようですが、それは逆行ではなくて巻き戻しですね。

時間の流れを高速道路を走る車の流れに例えれば、時間の逆行はUターンして車線を逆走する車で、巻き戻しは分岐点で曲がり損ねたから少しバックして分岐点まで戻ってから本来行きたかった線に進む車ではないでしょうか。

3. 前半・後半そういう解釈でいいと思います。

4. 物理学は分からないけどなんか凄いなぁという鑑賞でもいいと思いますよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3 …