1／6フィギュアヘッドを自作したいのですが・・・

1／6ＧＩジョーのヘッドを自作したいのです。既成のリペイントやカスタム整形ではなく、最初からつくるにはどのような材料や道具が必要でしょうか？リペイントはエアブラシ等を使って少しは経験ありますが、新たにヘッドを作る方法を教えてください。髪は植毛ではなく造形で考えています。

No.3 ベストアンサー 回答者： K-1 回答日時： 2005/02/23 09:07

現状、個人で手軽にソフビをつくる手段はないですね。

ソフビは金属型に樹脂を流し込み、焼いて作るものなので手間も金もかかります。
カスタムヘッドとかも樹脂などがほとんどです。
自由樹脂などを型に押し付けて作る手もありますが、細かいモールドはきついですし、仕上げも出来ないに等しいです。

中空製品を作る場合、
・粘土でヘッドを作り、二つ割にして中をくり貫き、再度接着
・粘土等でヘッドを作り、二つ割にして中をくり貫き、型取りして接着
・発泡スチロールに粘土を被せて作り、溶剤を流し込んだり熱を加えてスチロールを溶かす
・中空の箱や玉などに粘土等を被せて作る
という方法があります。

二つ割にせず直接樹脂で中空品を作る技もありますが、コツが必要で歩留まりも悪く肉厚も一定でない品質が悪いものなので、おすすめできません。

No.2 回答者： K-1 回答日時： 2005/02/22 09:31

#1でも言っているように材質を何に想定しているかで制作方法が変わります。

また、量産したいのか一個だけでいいのか。
中空にしたいかムクでいいか。

一般的に使われる材料は
・粘土
　樹脂粘土、石粉粘土と呼ばれるものを使用します。
　水分などの乾燥で固まるタイプ、焼くと固まるタイプなどがあります。

・パテ
　自動車ボディの修復などに使う「ポリパテ」
　チューブにはいっている半練り状樹脂に硬化剤を混ぜると固まるものです。

・樹脂塊
　プラスチックや木から削りだす。
　あまり使われませんが。

中空にしたいなら、粘土を発泡スチロール塊に被せて造形し、スチロールを焼くか溶かして取り出すことで中空に造形できます。

この回答への補足

早速の回答ありがとうございます。
考えていたのはソフトビニールのような仕上がりの素材で、首から下のボディに装着できるのが条件になりますので、当然中空です。
兵隊フィギュアなので服は同じでも顔にそれぞれ個性が欲しいので何とかしたい、という思いなので量産する気はありません。
質問の補足をさせていただきました。

補足日時：2005/02/23 04:05

No.1 回答者： kogechibi 回答日時： 2005/02/22 08:31

材質はどんなものを予定なさっているのでしょうか。

GIジョーというからには、適当に軽い仕上がりでないと
人形の重量バランスが狂い、頻繁に倒れたり、破損する可能性が高いので、形成が難しいと思います。

私は、特撮ヒーローのヘッドを、まだ製品として存在しない頃、自作したことがあります。

作り方は、簡単にいうと、パラフィンワックスを使って、顔をつくります。ワックスといっても、ろうそくの材料だと思って下さい。これは、削りすぎたら暖めた蝋を盛り足せばいいし、彫刻の仕上がりも綺麗です。ハンドトーチと彫刻用スパチュラが必需品です。

納得できる形になったら、この表面に分離材として、石鹸水を泡立たないように均一に塗り、模型用硬石膏をつかって、全体をコートします。何回かに分けて、厚めにします。蝋でつくった原型は消えてなくなる運命にあることを
先にお伝えします。首の部分には穴を空けておいてください。湯口になります。

硬化したら、お湯にいれて煮立てて、ワックスを溶かして、石膏型からきれいさっぱり洗い流します。

石膏型だけになったら、内部にＦＲＰ分離材を流し込み、
内部全体に行き渡ったら型から出します。つまり内部モールド表面に薄く分離材がコートされている状態にします。

軽い樹脂形成材・無発砲ウレタン樹脂のプラキャストなどを型に流し込んで、硬化させます。

硬化・発熱がおさまったら、石膏型を破壊すれば、蝋でつくったオリジナルヘッドが樹脂に置き換わって、完成です。石膏のかすや分離材がこびりついていますので、これを歯ブラシで必死に取り除いてください。
細部の修正はガレージキットのキャストモデルのやり方と同じです。

量産したいのでしたら、原型はファンドやポリパテで形成し、型取りはシリコンゴムを使う方法があります。
基本は同じですが、型を分割することをはじめから考えて
つくることです。

先のロストワックス法では、ある程度の逆テーパーでも大丈夫ですが、シリコン分割法では、逆テーパーで型から抜けないと、ある程度シリコンに弾力性があるとはいえ、プラキャスト硬化、取り外した途端に型が破損する可能性があるので要注意です。

詳しく書くと、一冊の本になってしまいますので、こんな手段がある、ということで、あとは模型関係の本をお読みください。私のばあい、まだプラキャストやＦＲＰがまだ一般に市販されていない頃に作業していたので、ワックス、もしくは粘土で原型作成、石膏で型取りが基本になっています。

この回答への補足

早速の詳細な回答ありがとうございます。
考えているのはボディに組める状態でソフトビニールのような仕上げなのですが、相当無理がありますか？
フィギュア一体毎に個性を持たせるのが目的です。ＧＩジョーなので服はほぼ同じでもクローンみたいに顔を同じくしたくないため、量産する気は全くありません。
質問の補足をさせていただきました。

補足日時：2005/02/23 03:45