プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

先日、タイタニックの特集番組を見ました。
(長いため内容は割愛させていただきます)その中で、船長が「救命ボートは子供、女性優先だ」と言うシーンがありました。そもそも全員乗れるわけではないので、もちろん多くの男性はボートに乗ることができませんでした。
個人的には、子供を優先的に助けるのはわかります。恐らく将来があるからですよね。
しかし女性優先はわかりません。タイタニックでは年齢制限はなく幼女~淑女までのことを指していました。それから考えると、将来の有無は関係ないと思われます。
また、レディーファーストという文化がありますが、それは女性がか弱いため負担を軽減させてやろうというものですよね。男性が手を差し伸べる微笑ましい風習だと思います。しかし今回の場合は、「生きるか死ぬか」です。手を差し伸べるレベルではないですよね?

皆様はどう考えますか?是非お聞かせください´-`)

【注意】
・念の為言っておきますが、私は女性です
・男性、女性どちらが良い悪いとは思っておりません。

A 回答 (5件)

お察しの通り、子供に付き添う母親ですらない女性をも優先させたのは、当時の欧米では当たり前だった紳士道ゆえです。

乗組員らが最後のほうまで残って、他者を助け、責任を背負うように、男性も女子供に手を差し伸べ、男らしく責任を全うすることが社会的に期待されていました。ちなみに、これには「年寄り」の男性も含まれていましたので、地位も名誉もありながら、覚悟を決めて船と共に沈んだ老夫婦もいたわけです。

一方で、近年になって、タイタニックの右舷と左舷とでは対応が微妙に異なっていたこともわかってきました。片側では女子供優先がほぼ死守された一方で、あの巨大な船のもう片側では何が起きていたかというと、もっと融通を利かせて、女子供を先に乗せたうえで、周囲に女子供が見当たらない場合は、空いたスペースに男性客も乗せていたのです。

細野晴臣氏の祖父が救われたのはそういった事情からです。1人でタイタニックに乗ってくつろいでいた細野氏は、事故を知ってデッキに出たものの相手にされず、慌てて「襟」を付けに戻ったおかげで救命ボートに近づけたそうですので、ここでもまた当時の「紳士」に対する考えが見え隠れします。

事故後には「女子供を優先すべき時に人を押しのけてまでボートに乗った男性がいた」という非難が起こり、細野氏もその男性のうちだと思われていました。しかし、細野氏と同じボートに乗っていたアルメニア人の証言や細野氏自身の手記により、乗った10号ボートは定員に達せず、2人は人を押しのけることなく乗り込んだとのちに判明して名誉を回復しました。

本題に戻ります。こうした紳士道の類いは、たくさんあると思うんです。「部下を置いて死ねない」と考える上司や上官もその一例です。生き残った上司や上官だって、専門家として生き証人となれたのは歴史が証明していますが、まだ完全には科学とリサーチの時代ではなかったのです。

とはいえ、当時の女性はさまざまな場面で「助けてもらう」のをいわば前提に、嵩のある重いスカートや豊かな長髪を身につけていたのもまた事実であったのが、映画『タイタニック』ではよくわかります。責任などに関しても、女性は社会を動かす難しいお話には参加しないのが習わしだったのが、さまざまなシーンから想像できます。

タイタニックでは、女性ですらボートに乗れずに救命胴衣や家具に頼って凍死した人もいたわけですから、水を吸うものを男性よりもたくさん身につけていた女性たちの足元を助け、ボートに優先的に乗せたのは理に適ってはいます。

現代では女性同権が叫ばれますが、その過程では、女性が大学に受け入れられ、選挙権を獲得し、シャネルがペチコートを排除し、マリー・クワントがミニスカートを開発し、サンローランが女性のパンツルックを正当化したのを忘れてはなりません。女性のショートヘアが初めて流行したのが1920年代。1912年のタイタニック処女航海はその前夜だったのです。
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古き時代の騎士道精神を行動で示した男の美学が存在していたと思う。

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ノーブレスオブリージェということだね。



昔は男が社会の実権を握っていた。
その地位に付随する責務があった。
その一つが、危急の際は妻子優先、ということだよ。

小学校の道徳で人を指さした子供を
「あなたは小さな紳士でしょ」
と叱る話がある。

自らのステータスを保つためにするやせ我慢を「ダンディズム」という。
その映画の話はダンディズムにも通じる。
男というステータスを保つためには、時に命を賭けることもあったのである。

通信長が沈没の瞬間までSOSを打ち、船長が船に体を括りつけて運命を共にするように。
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女性は一人助かると一人から2人や3人生まれて人類が増える可能性がある。

(お年寄りの女性もいるけど、それは突っ込まないで・・・)
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弱い人優先の考えを持っている人がいない社会は怖くて生活できないと思う。


隣国のフェリーが沈没した時に、船長や船員が先に避難して未来がある高校生がフェリーに残されて多数の犠牲者を出した事故を思い出します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
弱い者を助けるのは大事ですよね。
ですが、強いものが率先して死に、弱い者が生きるのは違和感があります
まあ、あの状況ではそうとしか判断できなかったのかもしれませんね´-`)

お礼日時:2021/05/20 18:38

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