小林秀雄の常識についてという本を読みました。含蓄があり素直に面白いと感じる読み物でした。いまの本屋に

小林秀雄の常識についてという本を読みました。含蓄があり素直に面白いと感じる読み物でした。いまの本屋に出版される本は内容が薄っぺらで文壇の荒廃を感じます。これは10年より前からずっと感じていたことです。原因は何でしょうか。特に、いまの経済偏重の政策など、このような昔の書籍のような滋養のある文学が生まれる基盤が無く、海外文学でお茶を濁すような読書が実情です。情け無いというより他はありません。

No.3 回答者： ciaopolpo2 回答日時： 2021/05/25 02:17

世界的に、紙の媒体が衰退しています。

私はキンドルで読書していましたが、フットノートやリファレンスなど検索するのが不可能に近いです。ですから、歴史的な含蓄の少ない本しか読めない。相当薄っぺらいです。

もう一つは、アメリカでもそうですが、キャンセルカルチャーが若者の間に蔓延しています。

たとえば、コロンバスは奴隷商人だったという事実だけで、彼の功績をすべてキャンセルして、銅像にペンキを塗る行動がもてはやされていました。

世界を変えようという意気込みは良いですが、歴史から学ぼうとしない。

最後に、お手軽な、視覚的な刺激からの情報収集に時間をとられて、文章を頭の中でイメージに変換して、ストーリーを組み立ててゆく地道な作業。。。作家の意図を問う。。。を続ける忍耐力が欠如している。

私は、アニメ・マンガ反対派です。読書で蓄えられる想像力が育てられないと考えます。

文化人・小林秀雄は懐かしいです。あの人は、明治生まれでしたか。

この回答へのお礼

そうですね。やはり紙の本から知識を得るライフスタイルが再興してほしいです。さまざまな誘惑が多くなってしまいましたが、なるべく本を読む時間を作りたいものです。そのためには読んで本当に面白い本の割合を増やしてもらうしかないと思っています。

お礼日時：2021/05/25 12:05

No.2 回答者： 田舎はどこだ 回答日時： 2021/05/24 14:07

随分前から出版不況と言われていますが、文芸作品が単純に売れないから、という理由があります。

もう一つは、才能ある人はいても、活字という表現に向かう人が少なくなった。ある種の表現欲求というか、渇望みたいなものが、優れた作品の原点にあると思うのですが、そういう欲求を満たす対象がアニメや映画、音楽など多方面に広がった。小林秀雄の時代には、表現できる媒体が活字や演劇など、限られていた。
現代でも才能ある人はいるが、必ずしも文芸には向かわない。昔だったら宮崎駿や庵野秀明は、文芸評論家や小説家だったかもしれない。表現が多様化したというのが、もう一つの理由です。

この回答へのお礼

そうですね。媒体が広がったため、才能のある表現者が活字本以外に向かったというのは、納得が出来ます。仕方のない理由は幾らでも考えることが出来ますが、歴史的連続性が失われていることの危機感というか、不足感はありました。自分もライトノベルやアニメを好んで摂取してましたが、言語基盤があってこそ楽しめるものだったと思うので、文士の方がたには頑張って欲しいです。また、自分はそれほどの文章を書く才能が無いことも分かるので、それも仕方のないことです。

お礼日時：2021/05/24 14:15

No.1 回答者： tanzou2 回答日時： 2021/05/24 13:55

原因は何でしょうか。

　　↑
そんな高いレベルの本が
売れないからでしょうね。

なぜ売れないのか。

若者の本離れが進んでいるからで
しょう。

どうして本離れなのか。

1，ビジアルに慣れ、活字を読むのが
　苦痛になった。
2，娯楽が多く、読書する時間が無い。
3，マンガやアニメに流れている。

こんな感じでしょうか。


尚、こうした傾向は先進国のみならず
世界的なモノらしく、
米国ミシガン大学の調査によると
人々の知能指数は、1975年辺りをピーク
にして、落ちているそうです。
25年で7％、落ちている。

その原因ですが、判らない。

仮説ですが、加工食品や不規則な生活
などが上げられています。

ワタシは、人類の家畜化が原因だと
思います。
国家が面倒をみすぎている。
これが国民から、考える力を奪っている。
その結果、知能が落ちている。

つまり、福祉が原因。

この回答へのお礼

ありがとうございます。しかし知能指数云々ではなく、日本人が書いた日本語の文章で面白いものが無くなったことについて訊いているのです。世界の知能指数の平均は日本人にとって関係ないと思います。人間の家畜化とは何ですか。福祉が原因なのではなく、出版が矜持を失ったのではないですか。これは回答者様へ苦言を言っているのではなくて、上の本を読んでその人だったらこれぐらい言うだろうなと思うだけなんです。日本人が国会を含めて議論が全く上手くいかないのは、そもそも日本語の使われ方、日本語を活かす生活環境自体が死滅しかけているためだと考えます。

お礼日時：2021/05/24 14:06