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戦前の、石原莞爾・北一輝・井上日召は、日蓮主義者でファシズムに影響を及ぼしていました。
一方、良寛・宮沢賢治は法華経の愛好者ですね。

何故、両者の行動・姿勢に違いが著しいのですか?

A 回答 (1件)

日蓮と親鸞との思想の差です。



日蓮は、世の中の天災、凶作、戦乱はすべて邪宗教が日本にはびこっているためだとしていたのです。うらがえして言えば、邪宗教を禁圧すれば日本は王道楽土になるというものです。

だったらどうするか、権力に接近して、権力者に日蓮教徒になってもらって邪宗教を禁止してもらう、それが正しいということになりますね。ですから国家権力への接近傾向があるのですよ。

日蓮の表した書(御書)の中に次のような内容があります。

不殺生戒と申すは一切の諸戒の中の第一なり・・是くの如き重戒なれども法華経の敵に成れば此れを害する(殺すこと)は第一の功徳と説き給うなり、(秋元御書)

建長寺・寿福寺・極楽寺・大仏・長楽寺等の一切の念仏者・禅僧等が寺塔をばやきはらいて、彼等が頚をゆひのはまにて切らずば、日本国必ずほろぶべしと申し候ひ了んぬ(選時抄)

親鸞はそれにひきかえ、阿弥陀仏への無条件の帰依こそが成仏の道だと唱えたのです。そこには国家権力に接近してという考えはありません。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<邪宗教を禁圧>するため
<国家権力への接近傾向がある>に対して
<阿弥陀仏への無条件の帰依>があるのですね。

お礼日時:2021/10/02 18:09

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