限定しりとり

在住経験のある方や、欧米生活文化に詳しい方に質問です。
欧米の方は日本人と比較した場合にお酒が強いという話を聞きましたが、それは事実ですか? 私は個人的にその話は信憑性があまりないと思っています。

前提としてお酒による酔いが回るペースは個人差が大きく1杯でダウンする人やすぐに顔が真っ赤になる人など様々です。酒の強い弱いも完全に遺伝です。

日本人は、

①56%が酒に強く飲んでも赤くならない人(アルデヒド脱水素酵素とアルコール分解酵素が両者とも活性型)
②40%が酒に弱くすぐに真っ赤になってしまう人(アルデヒド脱水素酵素が活性型でアルコール分解酵素が不活性型)
③4%が全く酒を受け付けない人(アルデヒド脱水素酵素とアルコール分解酵素が両者とも失活型)

この①②③の3つのタイプにおおまかに分布されるという科学的なデータが既に示されています。
この3つのタイプは、完全に遺伝的要素で決定されるそうです。また、56:40:4という比率に男女差はないそうです。

例えば、武庫川女子大学が2015年に実施したアルコールの遺伝子解析調査の結果では、武庫川女子大学に通っており、かつ遺伝子解析調査の同意を得た女子大生4115 名中を対象にアルコール遺伝子解析調査をしたところ、解析可能な4060 名(55 名が解析不可能)からアルコール遺伝子結果を分析したそうです。

そして、武庫川女子大学に2015年年当時在学中だった女子大学生の結果は、


①酒に強い遺伝子型を持つタイプ(アルデヒド脱水素酵素とアルコール分解酵素が両者とも活性型)の女子大生が2092人(51.5%)
②酒に弱く遺伝子型を持つタイプ(アルデヒド脱水素酵素が活性型でアルコール分解酵素が不活性型)の女子大生が1522人(37.5%)
③酒を全く受け付けない遺伝子を持つタイプ(アルデヒド脱水素酵素とアルコール分解酵素が両者とも失活型)の女子大生が239人(5.9%)

という結果が出たそうです。実際はこの3つの他にもさらに2つに細分化されていました。

武庫川女子大学が4000人以上の女子大生を対象に大規模な遺伝子検査をしたため、酒に強い遺伝子型を持つ女子大生(多く飲んでも顔が赤くならず二日酔いになりづらい酒豪体質の女子大生)が武庫川女子大学には2015年に在学していた当時の女子大生は2092人も居るということになりますが、この数字を見ると欧米人が日本人よりもお酒が強いという仮説は間違っている気がします。
少なくとも、2015年当時に在学していた武庫川女子大学の女子大生は、2092人が多く飲んでも顔が赤くならず二日酔いになりづらい酒豪体質の女性ということは、かなりの人数の学生がお酒が強い人が日本人でも存在するということになると思います。

また、酒に強い遺伝子型を持つタイプ:酒に弱く遺伝子型を持つタイプ:酒を全く受け付けない遺伝子を持つタイプの割合比が56:40:4で、男女差がないという科学的な事実を踏まえると、例えば今年、新成人を迎えた20歳の日本人女性の59万人の中の56%(すなわち33万人)が酒に強いということになり、33万人の新成人の20歳の女性は酒に強い遺伝子型を持つタイプということになります。

東京ドームの満員収容人数は46000人です。つまり、新成人のお酒の強い女性の33万人を東京ドームで行われる巨人戦に招待した場合、1試合でお酒が強い体質の新成人女性だけで46000人を招待したとしても全員招待するには7試合もかかります。

1995年生まれから2001年生まれの日本人女性は以下の通りです。

1995年生まれ(平成7年) 59万人
1996年生まれ(平成8年) 60万人
1997年生まれ(平成9年) 60万人
1998年生まれ(平成10年)61万人
1999年生まれ(平成11年) 59万人
2000年生まれ(平成12年)60万人
2001年生まれ(平成13年)59万人

1995年生まれ(今年27歳)から2001年(今年21歳)生まれの日本人女性の人口累計は418万人もいて、この56%は約234万人です。
21歳から27歳までの年齢の日本人の女性と限定しても、この中だけでも234万人が多く飲んでも顔が赤くならず二日酔いになりづらい酒豪体質の女性ということになります。

少なくとも、欧米人よりも日本人はお酒が弱いとこの時点で既にもう言えないと思います。

武庫川女子大学が実施したアルコールの遺伝子解析調査に関する考察・論文のリンクも添付します。

実際、どう思いますか? よろしくお願いします。


アルコール代謝酵素ALDH2およびADH1B遺伝子型の迅速かつ正確なSNPタイピング実験法の研究および遺伝子検査を用いた教育への応用

https://mukogawa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_vi …

酒が体質的に強い21歳から27歳までの日本人の女性約234万人を東京ドームで行われる巨人戦に招待した場合、定員全てをお酒が強い21歳〜27歳までの日本人女性の招待枠だけにしても、50試合分の定員人数となります。
お酒が強い体質の21歳から27歳までの年齢の日本人の女性全員を東京ドームに招待した場合、50試合もかかってしまうという計算になります。つまり、欧米人の方が日本人よりもお酒が強いとは言えない気がします。

成人女性の人口統計のリンク
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/pdf/to …

A 回答 (1件)

欧米暮らしが半世紀以上ですが、酒に強いものもいれば弱いものもいる。

寒い地域は酒に強い、暑い地域は酒に弱い、とかも言われているけど、そうでもないみたい。

子供が中学生になると、親は、息子でも娘でもサシで酔いつぶれるまで飲ませる。そこで、翌日、お前の酒の飲む限界はこの量までと厳命され、それ以上に飲むことは絶対にしない。とにかく、外で酔いつぶれなどすると、仕事は解雇されるし、次の就職も難しくなるのが西洋文化の国。酔っぱらうような奴には大事な重要な仕事など任せられんという発想。

ワインにしても、あまり飲めない者は、炭酸水で割って飲んでいる。

それで、街では、酔っ払いなど見るのは、ホームレスの浮浪者ぐらい。
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