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famousのウクレレfu200のサドルとナットが木でできたのと牛骨のタイプがありますが、なぜ違うのか木の素材や作られた年代など詳しく教えて欲しいです。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

数十年前にギター工房で職人をやっていて、ウクレレも作っていたものです。


フェイマスの製造販売するキワヤ商会は、東京神田の楽器商であって製造はOEMなのです。なので時代によってウクレレ製造をしていた工場が違います。
当時私の所属した長野の工房でも一時期KIWAYAの高級オーダー品の一部の下請け製造をしていました。

楽器作りは製材、加工、組み立て、塗装、調律と一社で完結しない木工なので、
刃物に関とか燕三条のように土地の名前がつくように、木曽とか浜松とか岐阜とかまちぐるみで楽器製造に関わる土地がいくつかあり、東京の会社はそういう地域の工房にOEMで依頼し仕様通りの楽器製造を行います。

ウクレレに詳しくないので、歴史を詳しく話せないのですが、
私がギターを作っていた1990年代後半にブラジルのハカランダ材やハワイのコア材の資源が枯渇しワシントン条約で輸入が禁止され、印鑑の象牙のように世界中の楽器メーカーは自社保有の在庫以外木材調達ができなくなり、新しい木材での楽器作りをしなきゃならなくなったのです。
象牙もギターやウクレレのブリッジの最高級材でしたので、現在は過去の最高級パーツを作ることができないのです。

キワヤ商会はその同時期の2002年にウクレレ専業に業務転換したので、その前後で製造会社も変わり、ブリッジ材などの仕様変更したのではないでしょうか?
ローズウッドなどの木材ブリッジのほうが丸い音がして、牛骨のブリッジはエッジの効いたシャープな音がします。
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この回答へのお礼

そういう事情があったんですね。
昔の楽器はいい木材が使われてたんですね。貴重なお話ありがとうございます。

お礼日時:2022/09/08 10:42

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