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教科書の内容とりあえずすべて読んだのですが、内容がいまいち理解できませんでした。。

①「排除」「不在」「余白」の三語を用いて、本文に出てくる以外の例をあげて、日本の文化の特徴を説明しなさい。
②仏教美術の「金地の背景」以外に、不要なものを覆い隠す役割をしているものを「美術」ジャンルの中から探しなさい。

このような問題が出されているのですが、もしわかる方いらっしゃいましたらご協力していただけないでしょうか。
不躾な質問ですが、よろしくおねがいしますm(__)m

A 回答 (4件)

> 教科書の内容とりあえずすべて読んだのですが、内容がいまいち理解できません



一度では内容が毀壊できない場合に、何度も読み返すと、内容が分かってくることが多いです。 中に出てくる言葉で、読めない語はないと思いますが、そういう語があれば辞書で確認する、意味がどうもという単語・熟語も辞書で確認する。 そして大事なのは、絵画などの名前が出ている場合、ネットなどでそのような絵を検索して、眺めながら、教科書の内容を理解するように繰り返すことです。 アサガオが一面にたくさん咲いている場面と、何もない小さな茶室で一つだけあったのがひとつのアサガオであったというようなシーンを思い浮かべながら、筆者が思っていることを想像するのもいいです。
内容が理解出来ると、相当に進んだことになります。
教科書の筆者、記述の内容が理解出来てくれば、似た例を、今の生活の中でも、ネットの検索で西洋絵画でも、アニメの中でも、いろいろの広告やクラシック音楽の中でも、見つけることが出来ると思います。 そうしたら、仏教やキリスト教と関係のないものを選び、さらに《美術》らしいものを探すのです。《地/背景》もキーワードにして、白、黒、青も入れてさがせば、②は出来るでしょう。
①は まず《日本の文化》というのが何をさすのかを探ることです。たぶん、混乱すると思います。《日本の文化の特徴》ということをスッキリさせることは出来ません。
その教科書を見ることが出来ないので、ネットをさがしたら、次のサイトがありました。

どうやら日本の文化全体の特徴を論じているのではなくて、ごく狭い範囲の視覚と認知の関係でアピール効果/印象形成を取り上げて、「余白の美学」と称しているようです。 この回答の前半の 教科書を繰り返し読み、書かれているもの/絵画などを探して見る方法をとれば、 {描かれたもの/出ているもの 描かれてない・省略・カットされているエリア 排除 の結果 ⇒ 際立たせたいもの}を意図的に構成・表現した 庭・能舞台・広間・床の間の置物や花入れ、盆栽、漆器の絵、襖の絵、下(裾)には絵があるのに帯から上は漆黒の留め袖(白い顔)黒い髪  見ている人の目線や気持がどう集中するのかを思い起こしながら、「排除・不在・余白」の三語は必ず使えば、論理国語の課題をやったことにはなります。 
でも、「日本の文化」とはこの課題は本質的にかんけいないです。 しかし、「日本の文化」というフレーズは、それでも通用する多様な使用法で使われます。 「余白の美」も「日本の文化」も、この教科書に載っているものに思い込んではダメです。
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沃野(良く超えた平野)


は間違いで、
沃野(良く肥えた平野)
に訂正します。
『余白の美学』は未読ですが回答しました……。
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例えば、日本独特の文芸に俳句がある。五七五のわずか十七音で表現するため、余分なものは排除される。中村草田男の有名な句、「降る雪や明治は遠くなりにけり」を思い出してみよう。明治とはもちろん明治時代(1868~1912年)である。
余分な言葉は削ぎ落されているわけだが、実際のところ、俳句はあまりにも短すぎて必要なことまで不在になるありさまだ。この句では大正(1912~1926年)が隠されている。
意外かも知れないが、この俳句は草田男がまだ若かったとき(30歳ごろ)に詠まれた。老境を迎えて詠んだのではない。彼は明治の終盤の生まれで、これは昭和の初めごろの作品だ。
15年しかない大正が間に挟まれるので、彼が少年だった明治は、一時代前ではなく二時代前ということになる。それでも、老人だったら「二十年前なんて昨日・一昨日だよ」と言うだろう(年を取ると時間が経つのが早い)。
しかし、青年にとって少年期は遠い昔である。雪が降るのを見て、草田男は不意に自分の子供時代を思い出したのだろう。北国や日本海側の出身なら、雪は珍しくもないだろうが、彼はそうではない(愛媛や東京で育ったらしい)。南国の子供は雪が降ると大喜びして、記憶に残るのである。

このように、日本文化は「言わなくても察してください」の一面がある。夾雑物を排除したあげく、説明的な要素まで不在になって、余白が発生する。私のように学がない者は、余白を見ると頭も真っ白になって、ポカーンとしてしまう。
しかし、教養がある人・風流を解する人は、余白に美を見出すのである。それが日本文化の特徴だ。余白こそは想像力の羽ばたく沃野(良く超えた平野)であり、作品にもわざと余白を残しておく。
「明治は遠くなりにけり」の句をくどくど説明したが、これは余白のあるものだから、老人が五、六十年前を振り返ってると解釈しても、それはそれで成り立つ。余白が豊かな作品世界を生む。


美術ジャンルでいうと、たとえば「すやり霞」がある。昔の大和絵を見ると、雲というか霞(かすみ)のようなものが画面にたなびいて、あちこち覆い隠しているでしょう。
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「分かる、分からない」じゃなくて、あなたが理解していようがいまいが、共感できようができまいが、本文中からそれについて述べている部分を探せばいいんですよ。



その文章を読んでもいない第三者に、回答できるはずはないでしょう。
厳しい言い方をしますが、おそらく質問者さんのそういった「論理性のなさ、自分の頭で考える経験の乏しさ」が回答できない原因なのでしょうね。
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