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ネットワークRTKの場合、3点測量はしていますか?
ソフトバンクのイチミルやアレスの様なネットワークRTKの場合、GNSS電波のズレ補正だけと思うんですが、基準局から移動局までの距離の補正も入ってるんでしょうか?

A 回答 (1件)

3点測量という測量方式は無いので、3辺測量の意味にとります。



RTKのRTはリアルタイム。
更に、ネットワークという単語がオマケでつくとき。固定局を地理院なり民間会社が用意し、ソレを使わせてもらうために通信する、くらいの意味にとればok。
よって、測定原理はキネマティック(RTKのK。干渉測位。)。移動局と固定局の電波の到達時刻の差から、2点間の距離と角度を求める。距離*1、角度*2(東西南北と仰角)、時計の時刻合わせで、都合4つのGNSS電波が必要。
固定点座標から移動極座標を求める方法は、3辺測量ではなくてトラバース測量。

GNSS単独測位の場合。
GNSS衛星と移動局の距離を求め、移動局の座標を計算するので、これは3辺測量。ただし、データ補正なし。


ディファレンシャル方式の場合。
固定局と移動局で各々単独測位を行った場合、同じ衛星を使ったなら、同じように誤差が発生する。たとえば、固定局の座標が本来より北東に1mずれて計測されたなら、移動局の座標を南西に1mずらす、 という補正を行う。
質問者さんの言う、GNSS電波のズレ補正は、コレを指していると思う。

キネマティックの場合。
移動局と固定局の電波の到達時刻の差だけ使うので、GNSS電波のズレは打ち消し合い、ほとんど補正できている。

よって、
https://chizaizukan.com/property/683/
において、イチミルの補正データとは、
固定局におけるGNSS電波の受信データを解析に使うために加工したものを指す。
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この回答へのお礼

ご説明ありがとうございます。
ディファレンシャルではなく、干渉測位なんですね。
光格子時計で今後精度が上がるんでしょうか。
内容の濃いご回答ありがとうございました。

お礼日時:2023/09/24 09:17

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