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https://toyokeizai.net/articles/-/691858?page=2

>現に、『ザ・コーポレーション』を書いたカナダの法学者、ジョエル・ベイカンは、企業を人間に例えるならばサイコパスである、と言い切っています。いわく、「精神を病む生き物である企業は、他者を傷つけないように道徳に従って行動することも、そうした道徳を理解することもできない」(『ザ・コーポレーション』早川書房、81頁)。ゆえに、企業には内在的な遵法意識はないのであって、法を守ることは費用対効果の問題になります。法を破ることによって得られる利益が、それがもたらす損害を上回るならば、企業自身に法を尊重する動機はないのです。

これについてどう思いますか?
ブラック会社が存在する原因はこれですか。
しかし学術用語をたとえに使っていいのかという気もするのですが。

A 回答 (3件)

>法を破ることによって得られる利益が、それがもたらす損害を上回るならば、企業自身に法を尊重する動機はない



ここでいう「利益」と「損害」をどう解釈するかで判断も変わります。

たとえばビッグモーター経営者も、同社が最終的にこうなることを知っていたなら、法を破らなかった可能性があります。

「利益」とは、今日の利益なのか、今期の利益なのか、将来的な利益なのか、そこを論じずにこの文章に意味はありません。

たとえばコンビニで万引きをするとします。

お金を払って買うより絶対的にお得です。

少なくとも万引きした瞬間は損害がないのだから、法を破ることによって得られる利益が、それがもたらす損害を上回ります。

しかしそこでなぜ多くの人は万引きしないかというと、店主に見つかる、あるいはいつか警察に捕まるといった、将来的な損害をイメージできるからです。

これは当然ながら企業にも当てはまります。

この著者は、逆張りをしてショッキングな文章を書けば喜ばれることを学習しているだけでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうですね。
原文に関してはわかりませんが

ザ・コーポレーション―わたしたちの社会は「企業」に支配されている
ベイカン,ジョエル【著】〈Bakan,Joel〉/酒井 泰介【訳】
早川書房(2004/11発売)

とのことですので目先の利益を取るか将来の利益をとるかの判断基準が当時と現在で同じかは分かりませんね。
当時は時代的にSDGsもありませんでしたし。日本の制度ですが調べたら2004年は公益通報者保護法も施行されていなかったそうです。

お礼日時:2023/09/29 09:26

企業は儲かれば何でもありで


そのために全力を尽くす訳ですから
時には道徳規範に違反する
場合も出てくるでしょう。

そういう意味で、サイコパスだ、という
のは当っていると思います。

だからこそ、コンプライアンスが
要求されるわけです。

例えば、環境問題にしても、環境に配慮した
企業が儲かるシステムにする必要が
ある、
ということになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/10/01 23:26

> これについてどう思いますか?



いわゆる「企業性悪説」で、妥当と思います。

元祖の性善説,性悪説で言いますと、本質の捉え方は正反対ですが、結論は同じです。

性善説は、「人間の本性は善である。それゆえ、本性のままに思考や行動せよ」と言う感じ。
一方の性悪説は、「人間の本性は悪である。それゆえ、その本性を自覚して、悪に染まらぬ様に思考や行動せよ」と言う感じ。

基本、営利を目的とする企業も、その本性のままに活動すれば、ブラック化する可能性は非常に高いです。
従い、「本性が悪であることを自覚して、染まらぬ様に・・」と言うなら、正しい捉え方でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/09/29 11:03

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