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多数の管弦楽曲やピアノ曲を残されている作曲家の伊福部昭先生は元々ヴァイオリンをやられていたとのことですが、作曲家である以上ピアノの腕前はどれほどのものだったのでしょうか?
調べても情報がなかったので誰か有識者の方、教えてくださると嬉しいです。

A 回答 (4件)

No.1 です。


いわゆる「一流演奏家」の腕前までは無理だと思いますが、「ピアノ曲を作曲する」ためにはいくら何でも「弾けない」ということはないでしょう。

伊福部さんの伝記などを読むと、大学時代にはオーケストラのコンサートマスターや弦楽四重奏で活躍し、ピアノには後に作曲家になる早坂文雄氏を加えて演奏していたようですので、ピアノもそれなりに弾けたのだろうと思います。
周囲には、生涯の親友となる三浦淳史氏(音楽評論家)などもいて、非常にレベルの高い音楽環境にいたようです。
札幌ではピアニストのケンプや、ヴァイオリンのハイフェッツやジンバリストの演奏会も聞きに行ったそうです。
名曲喫茶ではストラヴィンスキーやラヴェルを聴き、早坂文雄氏がドビュッシーが好きだったので一緒に演奏もしたようです。当時の最先端の音楽ですね。
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「腕前」というのは何ともいえないのではないでしょうか。


たとえば、ショパン・コンクールでの順位を言えば、腕前が評価できるとも言えないと思います。ピアノが弾けない作曲家が、ピアノ曲の作曲が出来ても、誰も指が届かない、なんてことがあるかも知れませんし。ラフマニノフの曲を子供が弾くとかのように。
ヴァイオリンを演奏されていたからといっても、ヴァイオリンの腕前については同じことが言えます。
ただ、ヴァイオリンをやっていた場合の方が、ピアノだけの場合よりは音感がよくなるでしょうね。
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ご参考までですが、ピアノ曲を書いたからピアノが上手い…ということはないです。

有名なクラシック作曲家もピアノの腕前には個人差があるようです。

ピアノ専攻から作曲に転向したドビュッシーに比べ、ラヴェルはあまりピアノ演奏が上手くないことで知られています。それは今に残る彼等の演奏の録音からも伺えると思います。
そんなラヴェルですが、当時最も難易度が高いと知られていたピアノ曲「イスラメイ」以上の難曲を作るとして、「夜のガスパール」でそれは達成されました。でもラヴェル自身はこの曲は演奏出来なかったと思います。自分で演奏は出来なくても、ピアノ演奏者としてピアノの演奏技術の限界ある程度知っていれば難易度の高い曲は作れる、ということでしょう。難易度が高くないピアノ曲ならなおさらです。
もっと言うなら、超絶技巧の「ツィガーヌ」というヴァイオリン曲もありますが、当然ラヴェルがヴァイオリンが弾けるなんて聞いたことありません。
作曲と演奏の腕前は切り離して考えた方がいいと思います。
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伊福部さんは、19歳のときに「ピアノ組曲」という民族主義的なピアノ曲を作曲しています。


(これを後に管弦楽編曲して「日本組曲」としています)

このような曲を作曲したということは、かなりのピアノの腕前だったのだろうと思います。
(実際の腕前についてはよく知りません)

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