プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は漫画をネットに公開したいなと思っており、練習をしています。
コマ割りやストーリーなどは別途で練習、勉強していますが、画力を上げるための勉強がどうもよく分かりません。今やっているのは、30秒ドローイングと模写、あとは実際に自分でオリジナル漫画を描いてみたりと言った感じです。この内容のままでいいのか不安です。オリジナル漫画を描こうとすると、毎回画力不足で行き詰まります。正面や横からは描けても、少し俯瞰した視点がどう描けば良いか分からなかったり、複数人いるコマでの立体感・遠近感が出なかったり、アクションシーンでの躍動感が表せなかったりetc.....。
今の内容を信じて練習を続けて良いでしょうか?これらの悩みを解決できる良い練習方法があれば教えていただきたいです。

A 回答 (2件)

すごいですね!



ONE版の「ワンパンマン」や、「胎界主」のような漫画なのかなと想像しながら回答しています。
残念ながら私自身の漫画力というのは質問者さんよりはるかに下ですので、ふわっとした回答しかできません。それでもちょっと気になったことがあるので、よければお目通しください。

絵の上達のために30秒ドローイングと模写(具体的に何の?)、オリジナル漫画を描いてみたりしているとのこと。
それで行き詰まりを感じているのは、「何が描きたいか」が明確になってきて、そのための細分化された、もっと解像度の高い練習方法が必要になってきているんだと思いますよ。
成長したという証ではないでしょうか。
棒人間を卒業して、もっと立体的に人間を描くようになったら、手の表情や手の描き方が重要なことに気が付いて「キャラクターの手の表現」という描き方ノウハウ本を買って練習するとか、そういう、自由に描くために細分化してもっと捉える必要がでてきたんだと思います。
30秒ドローイングは、見る限り、人体を一定の比率で、どの角度からでも、ある程度はデッサンの狂いなく素早く描けるようになるための練習方法なんじゃないでしょうか。
逆にいうと、毎回ポーズが違うし、「俯瞰でレンズが違うとどう写り方が違うか」といった理論は説明されていません。だから、そういう理論を踏まえた絵作りが必要なシーンになると手が止まるのだと思います。
というわけで、もっと細かく、目的の絞り込まれた絵を描くための本、それも「漫画の絵を描くため」という目的が念頭にある本を何冊か買って練習したら良いのではないでしょうか。
質問者さんは課題が明確でもあります。
・人体のデッサンをもっと突き詰める
・パースとキャラクターの配置、画角(レンズの働き)について知り、コントロールできるようになる
・アクションの緩急のつけ方
この3つですよね。課題が言葉にできれば、そのための練習方法もわかりやすいのではと思います。
このうち、上の二つはそのための描き方の本で、アクションの緩急のつけ方は、「ドラゴンボール」のような優れた漫画をお手本にする、あるいはこうした過去の優れた作品を教材に解説している漫画ノウハウ本を探す、これらになると思います。

ただ、デッサンについては一つ注意してほしいことがあります。
人体を上手に描くためにデッサンが重要です。ですが漫画の絵はデフォルメの効いたフォルムのため、リアルな絵用のデッサン本を買ってしまうとその後漫画用に矯正が必要です。
だから最初から漫画用に買うか、漫画のタイプによっては、本格的デッサンで人体の基礎を学んでから漫画用のデフォルメも念頭に置かれた本で学ぶ二段階構え、このような戦略を立てると良いのではないでしょうか。
(たとえば、「ドラえもん」みたいなデフォルメの強い絵柄の場合、「キム・ラッキの人体ドローイング」「ソッカの美術解剖学ノート」レベルまで絵を練り上げる必要はないですよね?でも「タフ」のような格闘技漫画を描くのなら、正確な筋肉の描き方ができるのは読者への訴求力が全く変わるでしょう。)

それから、アクションでの躍動感ですが…。これは、優れた漫画をお手本に、そして細かく理論的に分析すると良いと思います。
この視線誘導でこのようにシーンを盛り上げている、動きの始まりと終わりではなく、あえて少しずらしてタメを入れることでスピード感を描写している、などのように、分析していくと良いと思います。
どうすれば躍動感あるアクションになるか、ネットにも良い記事がたくさんあるように思いますが、残念ながら個々人での解説のほうが多く、一か所にまとまっていません。自分でひとつひとつ探し当てる手間が必要なのが大変ですね…。

最後に、参考になるかわかりませんが、もしまだご存じなければ集英社の「少年ジャンプがどうしても伝えたい漫画の描き方」
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents. …
こちらをご紹介したいと思います。

漫画を描くにあたっての方法論というより、必要な精神論を主にページが割かれています。
しかし、漫画家志望でない単なる一読者が読んでも面白いのです。やはり、漫画雑誌の王であり続ける雑誌が神髄はこれと出してきた内容は仕事論として読みごたえがあります。
といっても、ちゃんと方法論も書いています。
たとえば質問者さんは模写とだけ書いていますが、この本では、何を模写したらいいのか、どういうふうに模写したらいいのか、どこまで描くべきか、そしてその目的は何か、得られるだろう結果は何か、そこまで噛み砕いて平易な言葉で説明しています。
この目的と目標を噛み砕いて説明できる、できないでは、同じ人が模写をしても重ねた時間の後に得るものは違うはずです。模写の間に抑えるべき点を意識できるかできないかの差に繋がるでしょうから。
こうした、練習を始める前に知っておけば効果を生みそうな事柄から、デジタル作画での具体的なツール選びのコツまで幅広く取り扱っています。
「少年ジャンプ」はアクション漫画が多い印象があり、ご質問の中にアクションの躍動感に触れていたのでご紹介しますが、バトル漫画を描きたいのでなくても参考になると思いますよ。
こうした本をお手に取ったことがないなら、この本でなくとも、何か「漫画を描くための方法論」の本を読まれると良いと思います。

どういう公開の仕方かわかりませんが、数年後、質問者さんの漫画が広く大勢の目に留まってワクワクさせていることを願っています。頑張ってくださいね!楽しみにしています。
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>少し俯瞰した視点がどう描けば……



漫勉 藤田和日朗さんの回
動画7分ぐらいから、可動式フィギュアをポーズ人形の代わりに使って、求める角度から人体がどんな風に見えるか確認して描いておられますよ。プロの漫画家さんでもこうやって描いておられるんですね


漫勉の他のエピソードでも様々な漫画家さんがどうやって描いておられるのか紹介されているので参考にされると良いですよ。
https://www.nhk.or.jp/manben/
https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4N/
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