チョコミントアイス

(外傷は除いて)絶対に破れない、破綻しない脳血管を人類は進化の過程で獲得できないのでしょうか?
どんなに強い血圧にも耐えられる脳血管ができたら、脳出血の悲劇はなくなるのに、と思ってしまいます。
そうもいかないですかね?

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A 回答 (4件)

そういう血管は生物にとっては一長一短なのです。



血管に限りませんが、生物の身体は外傷を受けると、細胞が増殖して欠損した細胞を補います。いえ、正しくは外傷を受けなくても「古い細胞が次々と死んでゆき、新しい細胞が次々と生まれ」ています。そういうメカニズムを平常運転としているので、外傷を受けても治るのです。

もし「外傷は除いて、絶対に破れない、破綻しない血管」があるとすると、それには以下の問題点があるでしょう。
1)細胞が死なないので、細胞が古いままである。当然、そのままでは その生物の寿命が短くなるので、その細胞は特別に寿命が長い細胞にならざるをえない。
2)また、その血管は恐らく外傷を受けた時に細胞が増殖して外傷を治す能力を持っていないでしょう。すでに述べたように、生物の身体は外傷が無くても「次々と古い細胞が死に、新しい細胞が次々と生まれる」というシステムを採用することで、外傷を受けても治るのです。

実は、人体には「外傷は除いて絶対に破れない、破綻しない脳血管」に似た組織がすでにあります。心臓です。
心臓は「心筋」という筋肉で出来ています。この筋肉は他の筋肉よりも強く、しかし、他の筋肉や血管と違い、生まれ変わりません。子供の期間を終えると増殖しなくなるのです。その結果、外傷を受けて欠損しても治らないのです。

つまり、「今よりも丈夫な脳血管で、その代わり外傷を受けると治らない」と「今のまま、そこそこ程度の強さで、その代わり外傷を受けても治る」のどちらかなのです。
脳は複雑で、細かい血管が多いです。特に哺乳類の脳は複雑で、おまけに動き回るから微細な血管の損傷が多い。心臓のように体の内部に収まっているわけでもない。となれば、脳の血管は「そこそこ程度の強さで、その代わり外傷を受けても治る」方を採用するのが適切であると言えます。
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かなーーり難しいと思います。



脳血管というか、人体というのはものすごく複雑で、かつ繊細なものです。
例えば血管壁を厚くして強くしたら血管狭くなったら血流が阻まれて脳に障害残ったり血栓症になったりするかもしれません。
そんな感じで、何か一つが変化すると、もう一つがめちゃくちゃ変化します。
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血管も生きた細胞でできていて、その組織内では傷ついたり寿命を迎えたりした古い細胞が壊されて新しい細胞で置き換わっています。


そのことを考えると「(外傷は除いて)絶対に破れない、破綻しない脳血管」というのはたぶん無理じゃないかな。
それを実現しようとしたら、たぶん不老不死の細胞が必要になります
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生物学としての進化の話をするなら、そういうものは無駄なので進化しません。



方向性を持った進化が起きるためには、淘汰が必要です。つまり生存に不利な形質を持った個体が取り除かれる、次の世代を残せなくなるか、残しにくくなる必要があります。それが何世代何十世代も続くと、生存に有利な形質持った個体の割合が増えていきます。

30代以下で脳血管が破裂する人はそう滅多にいませんが、それは、そんな年代に脳出血起こすと子孫を残しにくくなるから、そのような形質は淘汰されて、決してメジャーにならないのです。

我々は若いうちは大半の人が健康で、中年以降になると脳血管に限らずそこら中が調子悪くなってきます。歳食ってから身体に何が起ころうと子孫を残すことには影響しないから、一人一人にとっては困った形質であっても進化のプロセスでは取り除かれないのです。
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