次のオーケストラ演奏で、演奏者がヘッドフォンをしているのは何故ですか？

　思わず、映画「5つの銅貨」の次の1分25秒あたりのシーンを思い出しました。このシーンで、ルイ・アームストロング、ダニー・ケイ、子役の女の子は別々の歌を歌ってますね。女の子が最初に耳を塞いでいるのは、自分の歌や歌い出しのタイミングを大人に邪魔されないようにと言うことでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=FXF9ERIQz5A

で、最初の動画で……、
演奏者がヘッドフォンをしているのは、女の子が耳を塞いでるのと同じで、他の楽器のメロディに自分の演奏が惑わされないようにするためですか。それとも、演奏者たちは別の何かを聞いてるんですか

No.2 ベストアンサー 回答者： yhr2 回答日時： 2024/12/09 12:34

スタジオ録音の現場ですね。

この手の録音は「多重録音」といって、様々な「パーツ」を個別に録音して、あとで「ミキシング」することが多いです。

この録音も「完成品」の録音ではなく、分割して録音する一部だけ（オーケストラの部分）を録音しているのでしょうね。
それぞれの録音が同じタイミングになるように、「テンポの基準」なり「先に録音した他の部分」をヘッドフォンで聞きながら録音しているのだと思います。
各パートのトップは必ずヘッドフォンを付け、弦楽器の後ろのヘッドフォンを付けていない奏者はトップのタイミング（弓の動きなど）に合わせるように演奏しているのでしょうね。

よく、ポップスの歌の録音で、歌手がヘッドフォンで「伴奏」を聞きながら「歌」の部分だけを録音しているシーンがありますよね。
あれと同じことです。

No.1 回答者： yumihiko 回答日時： 2024/12/05 13:27

多分メトロノーム音ではないかと。

あるいは、映画でこの曲が流れている時に流れている音楽以外の音声か。または、モニタースピーカー代わり。

動画にあとづけする予定の音声収録であれば厳密に時間が決められているので、一斉にメトロノーム音を聞いてそれで合わせることがあります。

コンサートホールでのライブ演奏ならばともかく、スタジオにギュウギュウ詰めな環境での録音ですから、オケメンバーには普段とは随分違う音が聴こえているはずです。バンド演奏ではステージ上足元にモニタースピーカーをおいていたりしますが、そのかわりなのかもしれません。

いずれにせよ、ヘッドホンを装着していない奏者もいますので、なくてもそれほど困らないがあれば便利、程度のものだと思われます。

なお、オーケストラの演奏中は自分の他の楽器が鳴っているのは日常なので、他の楽器のメロディに自分の演奏が惑わされないようにする目的はまずありえません。というより、他の楽器の音が聴こえていないと自分の楽器を上手く弾けなかったり吹けなかったり叩けなかったりします。