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社会的に成功しているような百戦錬磨の経営者たちに『愛読書』を聞くと、自己啓発本やハウツー本などのいわゆるビジネス書や実用書の類ではなく、哲学書や歴史書、あるいは社会学・経済学の古典を答える方が多いです。「なるほどそういうことか!」と膝を打ちたくなる納得の理由をご存知でしょうか?

A 回答 (7件)

哲学書や歴史書は「温故知新」だからです。



たとえばトランプが大統領になることで、どの経営者も「世界経済の方向性が変わる」と予想しています。その予想までは誰でもできますが「では、どのように変わり、何が起きるのか?」を予想し方策を決断するのに歴史書は参考になります。たとえば
トランプは中国やロシアにどう対処するのか?
アメリカナンバーワンを維持する方法としてどのような選択肢があるのか?
トランプがアメリカナンバーワンを目指すと世界経済はブロック化するのか?
などを歴史書からヒントをえることができます。実際、歴史を振り返って「今のアメリカは南北戦争直前の問題を抱えていて、世界も19世紀中盤の対立構造にもどりつつある」と考える人はけっこういます。


哲学書のほうは「人間がどのような思考をしているのか?」を考える土台になります。IT化したときに哲学書を読むと「人間の彼我」という哲学的なテーマが「人間とコンピューターの彼我」で置き換えて考えることができるようになります。AI化が進む現代においても、このような対比構造をずらせば、哲学書に書かれている内容は有益ですが、AIについては「人間の思考構造の外にあるものはなにか?」を見極めるヒントにもなるでしょう。

社会学・経済学はマクロ・ミクロの視点で実社会の方向性や流れを分析するのに役立ちます。バブル崩壊後マルクス的な分析が多かったのですが、ここ最近はシュンペーターが注目されるようになっています。

理由を書くと長くなるので割愛しますが、特に貨幣理論と日本の経済発展についてシュンペーターの理論で分析しようと考える経営者は増えているように思います。

経営者は「自分の会社が次に何をやるべきなのか?社会環境の変化にどう対応するか?」が課題ですから、その課題を整理するための参考書として歴史書・哲学書などを読み、整理された課題の中から自社の経営方針を決定するために社会学・経済学の理論を利用するのです。

啓発本は「ある人物が見つけた答」が書いてあるので、それが自社の方向性や問題点に一致しているなら参考にする経営者もいるでしょう(たとえば松下語録を参考にしたり、故稲盛和夫が生きていた時の講演を参考にする経営者はけっこういます)

でもそのような「ある一つの方策や回答」が自社の問題解決に利用できるかどうかを膨大なハウツー本から探し出すのはほぼ不可能なので、経営者は啓発本などを読まない、のです。
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愛読書と聞かれてどう答えると、一番自分が演じようとしている存在に近付くかを考えた結果です。

あとそういう意識高い系の人は、若いころにそういう古典をかじっていることが多いです。若い時の印象は強く残ります。
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そもそも自分を啓発できないような奴は成功しない。


大事なのは実体験以外の事例研究。
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マニュアルに従っていても例外は数多い。


大切なのは指針とツール。
経験に学ぶ者は負け 歴史に学ぶ者は勝つの通り 過去の判断指針を学ぶ意味はとても大きい。

頭があるだけで手足がないと行動は難しい。
多くの者は「とりあえず身に付けて勝てる」ものを選ぶ。
が 指針を得た者は「目的に叶う手段」を選ぶ。
勝つ為ではなく 為すために得る。
だから効率的で短期間だ。

しかし これは成功者の道ではなく 挑戦者の道。
向かう先がどこかは彼ら自身知らない。
そして挑戦者が全体の10%とすると 成功するのは1%程度であり 世間に出て大成功と言えるのは1/10万程度だろう。

経営者的な成功で考えれば 1%の「成功する挑戦者」を知って実を獲る方が儲けが大きい。
二匹目のドジョウ自体は一匹目よりは小さくとも 多くを集めれば一匹目より遥かに多くの財を得られるから。
「彼らを見逃さないアンテナ」のためにそういったものを学ぶケースもあるだろう。
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成功者はその時代にその経営方法だからこそ成功したのであって、今からそれらを真似したところで余り意味は無い、という事を知っているからです。



私もサンマーク出版のいわゆる『成功者のマインド』的な本を何冊か読んで見ましたがぶっちゃけ団塊世代の時代遅れな情報ばかりでしたね。
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ハウツー本やビジネス書と答えるのは、格好悪いからじゃないですか。


ドラッカーやケインズと答えたいんじゃないでしょうか。
まあ、実際にハウツー本やビジネス書って、起業者より会社で出世したい人向けな気がしますけど。
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経営者というのはお山の大将であり、経営者に対し何かものを言って来る人はまずいません


また経営者は会社を思った通り自由に運営する事が出来ますが、逆に言うと思いがなければ会社は一ミリも動きません
非常に孤独であり、またプレッシャーも大きいのが経営者
それはサラリーマンには分かり難い、見えにくい独特な部分
会社の借金に対し個人補償もしますから、常に自己破産の危機にあります
何か心の拠り所が欲しい
そう考える人が多いですね
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