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作家柳田理科雄によるエッセイ集『空想科学読本』には「マッハ7の悲劇」と称して「ウルトラセブン」がマッハ7で飛行するとウルトラセブンの頭が衝撃波で切り飛ばされると主張する説が図入りで掲載されています。
 しかし彼が考えるように衝撃波に物体を切断する性質があるのなら、最高マッハ3.2で飛行出来るMiG-25が最大マッハ数で飛行するとそのマッハコーンの頂角は36.2度しかないので主翼の翼端が切り飛ばされてしまう筈ですし、マッハ2を超える初速で砲弾を撃ち出す戦艦大和Ⅱの主砲が最大仰角45度で発砲すると、大和Ⅱの艦首と艦橋が切り飛ばされてしまう筈ですが、実際にはそのような事は起きておりません。

 柳田理科雄は何故(ミサイルやアイスラッガーをものともしない装甲を持つクレージーゴンの装甲を体当たりで破壊しても生還する程頑丈な肉体を持つ)ウルトラセブンが衝撃波で頭部が切り飛ばされると考えたのでしょうか?
 彼はどのような根拠から、衝撃波はどんな頑丈な物体でも切断出来ると考えたのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • >飛行機の翼などは、その衝撃波の中に収まるように作られています。

     必ずしもそうとは限りません。
     少なくともMig-25は違います。

    斜め衝撃波の波面の角度
    =Arcsin(1/マッハ数)
    =Arcsin(1/3.2)
    ≒18.2°

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2025/01/03 16:55
  • >ウルトラ一族は低空の空気密度の高いところでマッハ7だと、圧縮などの空力加熱は大丈夫なのかな。超音速機は空気の希薄なところでの速度だけど。

     ウルトラセブンのマッハ7が「低空の空気密度の高いところにおける速度」などという設定なんてありましたでしょうか?
     「超音速機は空気の希薄なところでの速度」という話まで持ち出されるのでしたら、ウルトラセブンの大気中における最高速度であるマッハ7も「大気圏内でウルトラセブンが最も速く飛べる高度における最高速度」だと考えるのが筋ではないでしょうか?

    No.8の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2025/01/04 15:31

A 回答 (9件)

『空想科学読本』は、SF物語で描かれた設定を、否定的観点から捉えて解説してますね。

ただ、その否定の仕方に無理もあると思います。
 たしかに、音速の壁に到達して首がもげるというのは、否定的になりすぎ。それを指摘するなら、先の回答者さんが指摘される大気の断熱圧縮で高温になりウルトラセブンは焼死という点を指摘する方が合理的でしょうか。

 SFに対する向き合い方で『空想科学読本』の用に否定的なあら探しをするのでは無く、ポジティブに実際に作ってみようという本も面白いですよ。
「前田建設ファンタジー営業部」
https://www.maeda.co.jp/fantasy/yamato/
https://www.amazon.co.jp/%E5%89%8D%E7%94%B0%E5%B …

 科学に対して、こういう前向きな視線で見る方が将来を明るくできそうですよ
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この回答へのお礼

御投稿頂いた事には感謝致しますが、これは質問に対する回答と見成し得る範囲からはちょっと逸脱していますね。

 別の方が投稿されたNo.8に対するお礼欄でも述べておりますように、柳田理科雄氏が間違っているという「最初から判りきっている事」をとやかく言う事が本質問の趣旨ではありません。
 私が知りたいのは、「マッハ7の悲劇」で語られているような「衝撃波に曝された物体が、衝撃波面のところで切り裂かれる」などという現実には存在していない現象が“どこから来た話なのか”という事、柳田理科雄氏が彼なりに「科学的」だと考えている根拠を知りたいのです。

お礼日時:2025/01/10 00:37

ちょっと違う面から



柳田理科雄はと学会の不倶戴天の敵ですからね。設定の一部だけを取り上げていい加減なことを書く、ご都合主義の著述家と呼ばれていましたね。

と学会初代会長の故山本弘さんが「こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』 」という本を出して、いろいろと矛盾を指摘しているので、入手出来たら読んでみることをお勧めします。
https://www.ohtabooks.com/publish/2002/04/232024 …

ところで、世の中には前進翼の超音速機なんてのがあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/X-29_(%E8%88%AA%E7 …

ところで、ウルトラ一族は低空の空気密度の高いところでマッハ7だと、圧縮などの空力加熱は大丈夫なのかな。超音速機は空気の希薄なところでの速度だけど。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

御投稿頂いた事には感謝致しますが、こちらは質問に対する回答と見成し得る範囲からはちょっと逸脱していますね。

 まあ、それは兎も角、柳田理科雄氏が

>設定の一部だけを取り上げていい加減なことを書く、ご都合主義の著述家

である事は私も重々承知しております。
 科学というものは「実在の現象に対して、初期状態と結果の関係がどのようになっているのかという事を示す理論を構築し、その理論に基づいて『この現象はこんな状態が存在していたから、そのような結果になったのだよ』という説明をするためのもの」であり、まず「現象ありき」という大前提があって、その現象を説明する理論を構築する理論ものであり、現象を説明出来ない理論は「理論の方に欠陥がある」と見做して新たな理論に更新しなければならないという考え方が「科学的な考え方」というものなのです。
 然るに柳田理科雄氏は、「架空の話の中の出来事」即ち「実在していない現象」という科学の対象ではないものに対して、「科学理論をどう使ったらこの現象を否定出来るのか」という「科学の考え方」とは真逆の考え方をしているのですから、(故山本弘氏が指摘しておられたような数々の誤りを犯しているからではなく、そもそもの物事の見方、考え方という点で)柳田理科雄氏は「最も非科学的な考え方」をする人物と言えます。

 ですが、柳田理科雄氏が間違っているという「最初から判りきっている事」をとやかく言う事が本質問の趣旨ではありません。
 柳田理科雄氏自身は「科学的に考えるとこうなる」と見做しているのですから、「マッハ7の悲劇」も“彼にとっては”科学的に考えてあり得る話なのでしょう。
 然るに私は「マッハ7の悲劇」のように「衝撃波に曝された物体が、衝撃波面のところで切り裂かれる」などという現象を見た事も聞いた事もありませんし、Mig-25や戦艦大和Ⅱのように衝撃波に曝されても破壊されなかった例を幾つも知っております。
 私が知りたいのは、「マッハ7の悲劇」で語られているような「衝撃波に曝された物体が、衝撃波面のところで切り裂かれる」などという現実には存在していない現象がどこから来た話なのかという事、柳田理科雄氏が彼なりに「科学的」だと考えている根拠を知りたいのです。



>ウルトラ一族は低空の空気密度の高いところでマッハ7

(文字数の関係で残りは補足欄に書きます)

お礼日時:2025/01/04 15:21

いろいろ言われてもねぇ。


ウルトラセブンの構造知らんからなんとも言えん。

少なくとも、戦闘機が衝撃波で大破しない構造や設計になってるのは確かなのね。

で、ウルトラセブンは衝撃波で大破するということは、柳田理科雄先生はウルトラセブンは衝撃波に耐えうる構造をしていないという主張なわけで。

ちなまに、公式設定をちょっと調べてみたら、ウルトラセブンは特殊な宇宙金属でできた肉体で構成されていて、地球のどの物質よりも強靭であり極端な圧力や衝撃にも耐えられるとされてるみたいね。
例えば、怪獣の攻撃や宇宙空間の極限環境なんかにも適応可能らしいよ。

んで、宇宙での戦闘だったり怪獣の放つエネルギーだったり、衝撃波での圧力を優に超えるだろう衝撃にも耐えてるから、多分耐えられるんじゃないかね。
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この回答へのお礼

御回答頂き有難う御座います。

>公式設定をちょっと調べてみたら、ウルトラセブンは特殊な宇宙金属でできた肉体で構成されていて、地球のどの物質よりも強靭であり極端な圧力や衝撃にも耐えられるとされてるみたいね。

という設定自体は私も知りませんでしたが、ウルトラセブンや他のウルトラマンの一族の戦いぶりから彼らの肉体はおそらく鋼鉄よりもずっと強靱な物質で出来ているという設定なのだろうとは思っていました。
 まあ、その設定を柳田理科雄氏が存じていたかどうかは別として、Mig-25のように現実に衝撃波に曝されても破壊されない事例が多数実在しているにもかかわらず、何故

>柳田理科雄先生はウルトラセブンは衝撃波に耐えうる構造をしていないという主張

をしているのか、(彼が「科学的に考えるとこうなる」と主張している)その“科学的”な根拠を教えて欲しいというのが本質問の趣旨なのです。

>柳田理科雄先生はウルトラセブンは衝撃波に耐えうる構造をしていないという主張なわけで。

で話を終わりにするのではなく、柳田理科雄氏が

>ウルトラセブンは衝撃波に耐えうる構造をしていない

と見做している科学的な根拠が知りたいのです。

お礼日時:2025/01/04 02:33

>少なくともMig-25は違います。


▶そこまでは私も知らないですね。
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この回答へのお礼

Mig-25の平面図をネット上から探してきてコピーし、機体の中心線に対して(マッハ3.2における斜め衝撃波の波面の角度である)18.2°の傾きを持つ直線を機首から引いてみて下さい。
 主翼両端は明らかにマッハコーンの外側に突き出している事が判ります。

※回答№4に対する補足欄にそのような図の画像を添付したのですが、教えて!gooの場合、添付画像の確認が済むまでの数時間程度の間、画像が表示されません。そのためなのか現時点ではまだその画像が表示されておりません。

お礼日時:2025/01/03 17:41

>…「マッハ7の悲劇」…。


▶あれは、面白おかしく書いてあると思います。
当時は、爆笑しましたからね。(特に仮面ライダーがトイレに行くシーン)
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この回答へのお礼

御回答頂き有難う御座います。

>▶あれは、面白おかしく書いてあると思います。

それはそうなのですが、問題はそのような面白くなる結論について「科学的に考えるとそうなる」と主張している点です。
 しかしながら、私は柳田理科雄氏の書籍の中で「ウルトラセブンの頭部が“衝撃波面のところで切り裂かれる”理由」を科学に基づいて説明している文面を見た覚えがありません。
 また、「科学的」と謳っている以上、柳田理科雄氏は「現実世界でも同様の現象が起きる」と考えている事になります。
 然るに現実世界において、超音速で移動する物体が、自ら発する衝撃波の波面に沿って切り裂かれるなどという話は聞いた事もありませんし、事実としてMig-25の主翼両端や、戦艦大和Ⅱの艦首のように、マッハコーンの外に突き出ているにもかかわらず、衝撃波面で切り裂かれずにいる事例はある程度多数実在しています。

 そのような事例が実在しているにもかかわらず、何故柳田理科雄氏は「衝撃波面のところで物体が切り裂かれる事」を「科学的」と主張しているのか、その根拠を知りたいのです。

お礼日時:2025/01/03 17:25

衝撃波の壁が異常振動を誘発し、千切れるのです。


なので、飛行機の翼などは、その衝撃波の中に収まるように作られています。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

うーん・・・

御回答頂き有難う御座います。

>衝撃波の壁が異常振動を誘発し、千切れるのです。

 なるほど。しかし振動で千切れるのであれば、千切れるのは外力が加わった際に最も曲がりやすい部分という事になりますから、関節がある首のところで千切れる筈で、頭蓋骨のように上下が一体となっている頭部がその途中で切断されたように千切れることは考え難いのではないでしょうか?(「マッハ7の悲劇」の図では衝撃波面に沿って頭部の中の顔と前頭部が切断されているかのように描かれています)

お礼日時:2025/01/03 12:31

>類似の話(但しこちらはマッハ5)があったので、(その他の大量のおかしな点とともに)指摘の手紙を送りましたが、その話に関しては何も回答がありませんでした。



「突っ込んだら大人として負け」だったんじゃないですかね。
つまり、いい加減なネタ本だったと。
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この回答へのお礼

プンプン

>「突っ込んだら大人として負け」だったんじゃないですかね。

 いいえ、『空想科学大戦!』で指摘を募集した際に私以外の大勢の読者からもとんでもない量の指摘が送られて来たため、対処しきれなかった柳田理科雄氏は、続編である『空想科学大戦2』の誌上において「すみませんでした。かんべんしてください」といった趣旨の内容を述べて謝っていましたから、本人は本気で正しいと思って書いたものの、結局負けを認める結果となったわけです。
 つまり、負けたのは突っ込んだ方ではなく、突っ込まれた方という事です。

お礼日時:2025/01/03 11:12

一言で言うと、そういう風に作られているからです。


そもそも、衝撃波はものを切断する性質があるわけではありません。
衝撃波は強い圧力を加えるもので、その強い圧力に耐えきれずウルトラセブンの頭がもげるのでしょうね。

んで、航空機の構造には、衝撃波や高速飛行時の振動を吸収・緩和する設計が施されています。
デルタ翼ってやつだったり、薄い機首形状がそれにあたります。
あとは単純に、航空機はチタンや炭素繊維複合材などの高耐久素材で作られていて、衝撃波や空気抵抗による強力な力にも耐えられます。
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この回答へのお礼

うーん・・・

御回答頂き有難う御座います。

>衝撃波は強い圧力を加えるもので、その強い圧力に耐えきれずウルトラセブンの頭がもげるのでしょうね。

との事ですが、質問文を良く読んで下さい。

>(ミサイルやアイスラッガーをものともしない装甲を持つクレージーゴンの装甲を体当たりで破壊しても生還する程頑丈な肉体を持つ)ウルトラセブン

と書いた筈です。
 回答者様は、厚い装甲を持つロボットと衝突する衝撃よりも、マッハ7で圧縮された空気の圧力の方が強いとでもお思いですか?
 もし金属の塊のロボットと衝突する衝撃よりも、衝撃波や空気抵抗の圧力の方が強いとしますと、マッハ3で飛行可能なMiG-25なら、マッハ3の

>衝撃波や空気抵抗による強力な力にも耐えられます。

という事なのですから、マッハ2.2程度の30mmADEN機関砲の徹甲弾なら弾き返せるという事になりますが、そのようにお考えなのでしょうか?


 そもそも

>単純に、航空機はチタンや炭素繊維複合材などの高耐久素材で作られていて、衝撃波や空気抵抗による強力な力にも耐えられます。

という事でしたら、ウルトラセブンも「マッハ7で飛行出来るという設定」になっている以上は「マッハ7の衝撃波や空気抵抗による強力な力にも耐えられる体を持っている」と考えなければならないという事になりますから、

>その強い圧力に耐えきれずウルトラセブンの頭がもげるのでしょう

という論が成り立たなくなってしまいます。

お礼日時:2025/01/03 10:59

本人に聞いてください。

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この回答へのお礼

プンプン

とっくの昔に訊いております。
 その本人が原作を担当した漫画『空想科学大戦!』が発売された当時、おかしな点等があったらどんどん指摘して欲しいといった趣旨の要望が書籍内で述べられていて、類似の話(但しこちらはマッハ5)があったので、(その他の大量のおかしな点とともに)指摘の手紙を送りましたが、その話に関しては何も回答がありませんでした。

お礼日時:2025/01/03 10:03

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