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映画で槍隊が槍を構える中、騎馬隊が突入しますけど、長い槍をかわして突入できるものでしょうか?
馬、人が槍の餌食になるような気がしますけど、又、馬は怖がりませんか?

A 回答 (3件)

映画やドラマで描かれる騎馬隊の突入シーンには、歴史的なリアリティとドラマチックな演出が入り混じっています。

実際の戦場では、槍隊と騎馬隊の衝突には多くの複雑な要素がありました。

1. 槍隊に突入するリスク
槍を構えた密集した隊列(例: パイク方陣)は、騎馬隊にとって非常に危険でした。槍は騎兵の突撃を防ぐために特化しており、騎馬隊が正面から突入すると次のリスクがあります:

馬が槍に刺さる:馬は大きな目標であり、槍をかわすのは難しいため、多くの馬が槍の餌食になったと考えられます。

パニックを引き起こす:馬は繊細で怖がりやすい動物であり、槍隊の密集した壁や敵の叫び声に恐怖を感じ、突入を拒むことがありました。

人馬ともに大損害:槍が馬を止めた場合、騎兵は投げ出されるか、地上で戦うしかなくなります。

2. 実際の歴史戦術
歴史上、騎馬隊が槍隊に対して成功することがあったのは、次のような戦術や状況によるものです:

(1) 側面攻撃
槍隊は正面に槍を集中するため、側面や後方から攻撃されると脆弱になります。騎馬隊は高い機動力を活かして側面を狙うことが多かったです。

(2) 撃退のためのプレッシャー
騎馬隊が直接突入するのではなく、槍隊を威圧し混乱させることが目的でした。訓練が不十分な槍隊は、騎馬隊の接近に恐れをなし、隊列を崩すことがあります。

(3) 地形の利用
槍隊が陣形を維持しにくい地形(斜面や森など)では、騎馬隊が優位に立てることがあります。

(4) 投擲兵器の使用
槍隊に突入する前に、弓矢やクロスボウ、投槍などで槍隊を弱体化させ、陣形を乱した後に突撃する方法も取られました。

3. 馬の訓練
戦場の馬(戦闘馬)は厳しい訓練を受けており、人間が恐れるような状況でも動じないよう鍛えられていました。ただし、馬の本能的な恐怖心を完全に消すことは難しく、突撃に応じるかどうかは馬の性格や訓練の質に左右されました。

密集した槍隊への突入:馬が恐れる場合、人間が鞭を入れたり、声で鼓舞したりして強制的に進ませることもあったとされています。

戦場馬の特性:戦場用の馬は、比較的攻撃的な性格を持つ個体が選ばれることが多かったです。

4. 映画と現実の違い
映画では、騎馬隊が槍隊を「突破」するシーンが多く見られますが、これは以下の理由で誇張されています:

映像的なインパクトを重視:槍を避けて突入する騎馬隊は、視覚的に迫力があります。

戦術の単純化:槍隊が簡単に崩れるように描かれることがありますが、実際には槍隊の防御力は非常に高く、騎馬隊が正面から突破することは稀でした。

結論

現実の戦場では、槍隊に正面から突入することは騎馬隊にとって非常にリスクが高く、映画のように簡単に突破できるものではありません。ただし、適切な戦術(側面攻撃や事前の弱体化)や訓練された戦闘馬があれば、槍隊を崩すことが可能でした。それでも、槍隊と騎馬隊の正面衝突は双方に大きな被害をもたらす、極めて危険な場面だったといえます。
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この回答へのお礼

大変勉強になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2024/12/27 20:25

騎兵を投入するのは、敵陣に穴を開けてからそこに注ぎ込で蹴散らすというのが古代からの基本戦術です。

無傷の敵にいきなり騎兵を突撃させるというのは、普通はあり得ません。まずは歩兵同士でぶつかり合いです。
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この回答へのお礼

良くわかりました。

お礼日時:2024/12/27 07:27

馬に目隠しすることができるし、薙刀で槍をはらうことも可能ですが。

。。
実際の日本の歴史の中では、馬は、移動手段にしか使っておらず、馬からおりて戦っていたらしい。。。

西洋だと長い槍を持って突っ込むので、槍や盾を払ったり砕いたりします。
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この回答へのお礼

Thank you

お礼日時:2024/12/26 22:45

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