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タイトル通りです。お願いします。

A 回答 (6件)

こんにちは。



一番の違いは
「幽霊」は亡くなった人間から変化したもの。
「妖怪」は獣やモノから変化したもの。

呼び方で言えば、
「○○の幽霊」に対して「妖怪:△△」などのように
区別されています。

ただ世の中には妖怪:◆◆のような人もいますけどね。^^;
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#4さんが詳細に書かれているのですが、自分なりの考えを簡単に。



妖怪は、字のごとく「妖しい」「怪しい」物です。
原因の分からない現象に対し、それを起こしている何かを想像した物と考えます。ですので肉体を持っていることが多いようです。

幽霊は、「霊(たま)」、たましいですね。
死んだ後に何らかの原因で現世に留まったと思われる「魂」、体から離れてしまった心(生霊なんかは生きたまま)を想像した物が幽霊と考えます。

日本では万物に「魂」が宿ります。ですので「妖怪」にも「魂」が宿ります。
無念の死を遂げた「天狗(妖怪)」の魂は「天狗の幽霊」になるのでしょう(笑)

ただ、#4さんの妖怪の例に最後に「無念の死を遂げた人間の怨霊が転訛したとされるもの」とあるように、完全に分けることはできないと思います。

ついでに、「怨霊」は幽霊の中で怨みが原因で現世に留まった物かなと思うのですが、「亡霊」と「幽霊」はどう違うんでしょうね。
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No.4さんの回答で殆ど言い尽くされていますが、日本で「妖怪」というう単語が一般化したのは、明治時代に哲学者・井上円了が使用しだしてからのようです(単語自身は以前から存在していましたが、いわゆる化け物を指す言葉としては一般的では無かったようです)。


 円了は妖怪撲滅のために各地の伝承などを採集して啓蒙しましたが、そこでいう「妖怪」とは現在でいう「迷信・俗信(凶方位とか悪日、あるいは“下駄の鼻緒が切れると縁起が悪い"という類)」や、蜃気楼などの自然現象も指し、現代人が想像する妖怪とは異なるようです。つまり、円了にとっては絵物語に表される一つ目小僧や河童は“キャラクター”であって、研究の対象・撲滅の対象とする妖怪では無かったのですね。

 なお、水木しげる御大は柳田国男の『妖怪談義』に表される地域の伝承される妖怪。つまり「コナキジジイ」「スナカケババア」などに姿や特徴を与えて、「子泣き爺」「砂かけ婆」とキャラクターとして確立させたのですね。なおかつ、室町・江戸期に描かれたキャラクターとしての妖怪たち。つまり「泥田坊」や「ぬらりひょん」「豆腐小僧」など。これらは政治・世相の風刺や物語の人気キャラであって、伝承されない妖怪ですが、水木御大が伝承される妖怪と伝承されない妖怪とを融合させ、現代人が想像するところの妖怪が確立したとも思えます。

 つまり伝承される妖怪である「子泣く爺」を、柳田国男の文献を見たことで“子泣き爺は(水木しげるが描く)あの姿で昔から存在していた”と思い、また伝承されない妖怪である「泥田坊」の姿を江戸期の妖怪画で見つけることで、“泥田坊は(水木しげるが述べる)伝承が伝わっていた”と読者が受け取るということです。

見事に水木しげる御大は妖怪を化けさせましたネ。
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妖怪は


・自然現象、生体現象、実在の動植物を誤認し意志の有る超常的疑似生物として捉えたもの。
(カマイタチ、カッパ、ヒダルガミ、小豆洗い、ぬりかべ等)

・本来神として崇拝されたものが、仏教神道等の進出により「たたるもの」と廃棄されたもの。
(つちぐも、鬼、天狗)

・実際の生物の奇形、珍しい生き物等が、人間の想像力で超常生物と認識されたもの。
(人魚、一つ目小僧、シーサーペント)

・仏教説話等から起草されたもの
(餓鬼、修羅、ラセツ)

・古道具等の存続信仰や言霊信仰等から発生したもの
(百鬼夜行、からかさおばけ)

・地域家系等の繁栄衰退を超常現象の関与として位置付けられたもの
(おしらさま、座敷き童、くだぎつね、犬神)

・無念の死を遂げた人間の怨霊が転訛したとされるもの
(海びしゃく、平家がに、うみぼうず)


幽霊
人間の死人、もしくは人間が可愛がっていた特定の動物が、その死んだ条件に関係する場所・時間に出没する精神の不滅性を象徴するとされる現象またはその姿。


かいつまんで言うと妖怪は象徴的な現象を説明しようとした人間の精神性が生み出したもの、
幽霊はあくまで具象的に「特定の死」を規定して想像または錯覚として認知された現象。
妖怪は自然畏怖というアニミズムにも直結している為世界中に昔から居ますが、
幽霊の発生は特定の宗教の発生と人間社会の有る程度の発展以降に成立したものだとされています。

厳密な区別上の定義は少し曖昧ですけれどもね。
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こんばんは


おもしろいですねぇ
私もこういった分野が好きで調べてみたことがあります。

端的にいって、死んでから自分の意思で霊体だけで出てくるのが「幽霊」と呼ばれるようです。

誰かに強制されたり、身体ごと甦ってきたりすると(ゾンビー!)幽霊という言葉には当てはまらないようです。

「妖怪」は、はじめから超常的な存在であったり、自然的な作用によって超常的な存在となったもので、生きているもののようです(死ぬかどうかは別として)
(「小豆とぎ」や「ぬりかべ」は前者、「九尾の狐」や「猫又」「九十九神」は後者ですね)


もっとも「生霊」なんて死んでなくても「幽霊」みたいな存在もあるし、動物霊は一絡げに妖怪扱いされますし、定義は結構曖昧みたいです。
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幽霊は人間がなります。



妖怪は人間以外のさまざまなものがなります(動物とか、植物とか、古い道具とか…)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とてもわかりやすかったです。

お礼日時:2005/05/28 15:53

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