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バロックとウィーン古典派の音楽様式の違いを教えてください!
あと、それぞれで有名な楽曲などあったら教えてほしいです・・・。
お願いします!!

A 回答 (1件)

 まず、バロックとはポルトガル語のBarroco(ゆがんだ真珠)に由来するとされている、16世紀末から18世紀半ば、ヘンデルと大バッハの時代までとされています。


 そしてウィーン古典派はただ古典派音楽とも呼ばれ、18世紀半ばから19世紀初めとされています。
 音楽史上の大まかな時代区分はこれくらいにして、音楽形式の違いですが、まずバロックには通奏低音が慣用されていました。楽譜にはcontinuoと示されているパートです。この上で、各楽器がそれぞれを主旋律として同じ比重を持ちながら演奏されていきました。従ってブランデンブルク協奏曲のように、演奏者がすべてソロパートを受け持つ形式が代表的です。この形式を「ポリフォニー(多声音楽)」と呼びます。
 一方古典派音楽ではこの形式が崩れ、主旋律と伴奏、という形式を取るようになりました。ベートーヴェンのピアノ協奏曲などのように、オーケストラ対独奏楽器、という形式が一般的になりました。モーツァルトの頃はまだ二重協奏曲などがあって、バロックの臭いも残っていたのですが。この形式を「ホモフォニー(和声的単旋律音楽)」と呼びます。

 つまり、バロックと古典派のもっともわかりやすい違いは「通奏低音の有無」になると思います。

 有名な楽曲、といわれてしまうととても困るほど多くの作品がありますが、バロックでしたらヴィヴァルディ、大バッハ、ヘンデルなどの作品群。古典派でしたら、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの作品群があげられます。

 以上は、「クラシック音楽事典」(平凡社)を参考にして書かせていただきました。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!!!!
本当に、とても役に立ちました!感謝しています。
とてもしっかりした説明で、感動しました。
本当に、ありがとうございました。

お礼日時:2001/09/30 14:29

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