

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1524552
こういうQ&Aを見たのですが、このNo.1さんが回答されている「三つのクルミ」、私も遠い昔に読んだと思うのですがストーリー(オチ)を思い出せません。
気になって気になって困っています。
きょうは野暮用があって書店や図書館に行けないので、どなたかこっそり(笑)教えていただけないでしょうか。検索もしてみましたが、ストーリーは見つけられませんでした。
よろしくお願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんなストーリーでしょうか?(かなり長文です)
尾根のふもとに住む木靴職人の息子・イブと、荒野に住む船頭の娘・クリスチーネは、幼馴染。
ふたりは、クリスチーネの父親についてウナギの漁場へ行った帰りに、買った子豚を川に落としてしまう。
それを追いかけていった二人は森で道に迷ってしまい、ひとばん森で過ごすが、翌朝ひとりのおばあさんに出会う。おばあさんは二人に「希望のクルミ」というものを与え、いいものが入っていると言う。
イブは、3個貰ったクルミのうちふたつをクリスチーネに譲る。このクルミには、「きれいな服」と「金の馬車」が入っていると、おばあさんは言う。
残ったひとつには、「イブにとっていいものが入っている」とのことだったが、自宅に帰ったイブが潰してみると、ただの黒い粉が出ただけの虫食いクルミだった。
やがて年月がたち、イブは木靴職人になり、クリスチーネは町の旅館で奉公することになった。イブは以前と変わらず暮らしていたが、クリスチーネはいい奉公主に恵まれ、お洒落な服も買ってもらえるようになった。
そんなクリスチーネに、イブが恋しないはずはない。クリスチーネもイブのことが気に入っている。クリスチーネの父親も、「イブがクリスチーネと結婚してくれたら・・・」と言う。
ところが、クリスチーネの奉公先の旅館の息子が、クリスチーネを見初めてしまい、結婚したいと言い出した。苦渋の決断を迫られるイブとクリスチーネだが、けっきょくイブは彼女を諦め、クリスチーネは旅館の息子と結婚する。
あのクルミの予言は、クリスチーネの場合は的中したのだった。
やがて旅館の主人たちが亡くなり、クリスチーネ夫妻に遺産が転がり込む。大金持ちになった二人だが、夫が遊んで使い果たしてしまう。
そのころ、イブが、自宅で畑を耕していると、土の中から古代のバイキングの腕輪を見つけ出す。コペンハーゲンへ持っていくと、大切なものだからと、大金をいただいた。
「土が『イブにとって良いもの』」という、クルミの予言は、イブの場合にも当たったのだ。
コペンハーゲンの町を散策してみたイブは、やがて道に迷ってしまう。そのとき通りかかった家の前から小さな女の子が出てきたので、その子に道を聞くと、いきなり泣き出した。どうしたのかと、その子の顔を見ると、あのクリスチーネの小さい頃にそっくりだった。
イブがその子どもについて家に上がってみると、その奥に、母親がベッドに横たわっていた。それはまちがいなく、あのクリスチーネだった。
彼女は、夫も死んで、すっかり貧乏になってしまい、病気になって寝込んでしまって、あとは死ぬのを待つばかりとなってしまったのだ。
イブはクリスチーネのことが分かったが、クリスチーネはイブのことが分かったかどうか?それは分からない。
尾根のふもとに、小さなかやぶきの家が建っている。そこには、豊かな身分になったイブと、あの小さいクリスチーネが住んでいる。家は、小さいクリスチーネのおかげで、いつも喜びに満ち溢れている。
子どもの母親は墓地に眠っているが、小さいクリスチーネにとっては、イブが自分の両親である。
えらく長くなってしまいましたが、まあこんなもんで。^^
手元にあった、講談社の「アンデルセン童話全集4」(訳:平林広人)の『イブと小さいクリスチーネ』から要約してみました。
おそらく、「三つのクルミ」というのは、この物語のことでしょう。私も個人的に好きな作品です(だからついつい力が入って長文になってしまったわけです)。
岩波文庫から「アンデルセン童話全集」が出ていますので、それにも載っていることと思います。
日本語で検索してみましたが、全く出てきませんでした。参考URLは英訳です。
(イブの綴りはIbだということを、私も初めて知りました。)
どうでもいいけれど、流されてしまった豚はどうなっちゃったんでしょうね。小さい頃からの疑問です…。(笑)
参考URL:http://hca.gilead.org.il/ib_and_l.html
ご教示いただきありがとうございます。
回答がつかないで削除するしかないかと諦めかけていたので、嬉しさも一入です。
それにしても、こんな暗い話でしたか、意外です。まあ、アンデルセンは暗いですけど。
豚って泳げるんでしたっけ? どこかで拾われてそこの家畜になったんでしょうか。子豚のうちに買って大きくして、いずれ自家消費するためのものでしょうか。ひよこなんかと違ってけっこう高かったでしょうね。親にしてみればどうでもいい問題ではないような(笑)。
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