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シャーロックホームズに最近興味を持ち、読もうと思うのですが、読むならすべての物語を読みたいのです。

そこで、どの出版社のどういう本をどういう順番で読んだらいいのか、ご存知の方にお聞きしたいのです。

できれば、文庫本のがいいのですが・・・


よろしくおねがいします!

A 回答 (7件)

短編集から読むことをオススメします。


読む順序は
(1)『シャーロック・ホームズの冒険』
(2)『シャーロック・ホームズの思い出』
(3)『シャーロック・ホームズの帰還』
(4)『シャーロック・ホームズの最後の挨拶』
(5)『シャーロック・ホームズの事件簿』
(6)『シャーロック・ホームズの叡智』
がいいと思います。
(4)以降は順不同でもいいかもしれません。
なおこれらのタイトルは新潮文庫(延原謙訳)のものです。
(出版社によってタイトルは異なります。ちなみに『叡智』は新潮文庫にしかありません)
多分日本で一番読まれているものと思いますから新潮文庫がいいと思います。

長編4作は短編集を読み終わってからでもいいのではないでしょうか。
順序は
(1)『緋色の研究』
(2)『四つの署名』
(3)『バスカヴィル家の犬』
(4)『恐怖の谷』
でいいでしょう。
短編集を読み進めている間でも構いませんが、少なくとも短編集(1)~(3)を読み終わってから読むことをオススメします。
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No.3です。


すいません。なぜ「短編集から読むのがオススメ」なのか、なぜその順番が良いのか理由を書いてませんでしたね。

短編集に収められている作品は、当然ひとつひとつの作品は短いのですが、それぞれが1つの推理小説作品としてホームズの活躍を楽しめると思いますし、ちょっと時間の空いた時でも読める、というメリットがありますので、ホームズシリーズを読む取っ掛かりとしては良いと思ったのです。

ホームズシリーズ最初の作品は長編の『緋色の研究』であり、ホームズとワトスンの出会いのエピソードが書かれています。ですから本来は最初に読むべきなのかもしれませんが、この作品は第1部と第2部に分かれており、第2部ではホームズとワトスンはまったくといっていいほど登場しません(最後の方にちょっと登場するだけです)。ホームズシリーズを読み始める最初の作品としてはちょっと違和感があるかな?と思います。
短編集を読んでからでも特に違和感はないと思いますし、むしろ短編でホームズの活躍を満喫してから「ホームズとワトスンの出会いはこうだったのか!」ということがわかるのもイイかな?と思います。

読む順序については『思い出』の最後に収録されている「最後の事件」と『帰還』の最初に収録されている「空家の冒険」に関連性がありますので『思い出』を読む前に『帰還』を読んでしまうとその関連が崩れてしまいます。『冒険』を1番目にしたのは「最初に発表された短編集」ということもあるのですが、私自身が短編集の中で最も面白い、と思っているからです。

それから新潮文庫についてですが、日本語が古めかしいのは事実ですが、それがかえって「ホームズの活躍した時代(19世紀末から20世紀初頭)の雰囲気があって良い」という人も多いようですし、延原謙の息子さんが改訂した現在のものは大分読みやすくなっています。
私自身は色々な出版社から出ているホームズシリーズを読んでいますが、実をいうとハヤカワ文庫の大久保康雄さんが訳したものが好きです。ただこれは個人の好みの問題ですし、同じ作品の複数の訳者のものを読み比べて初めて言えることだと思います。
まずは日本で一番読まれている(と思われる)新潮文庫のものを読んでみて、他の訳者のものも読んでみたいと思ったら、そうされたらいかがでしょうか。

ちょっと長くなってしまいました。すいません。
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No2ですが、


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参考になさってみると良いかと思います。

新潮文庫の訳は確かに古臭いですが、物語自体がすでにかなり前の作品ですのであっているかな~と思います^^*;
またそれぞれのあとがきに延原氏による巻ごとの着眼点が書かれているので読みやすいと思うんですが…Uu

No4の方が書かれていますが、偕成社文庫はあたしもオススメします。小学校の時に初めてシャーロックホームズを読んだのが偕成社文庫でしたが、その魅力に虜にさせてくれました。
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すみません、補足です。


先の回答に書いた本で、「*」印のあるものが長編、ないものが短篇です。
訳は、なるべく新しいものを選んだ方が、言葉の感覚でずれを感じることは少ないと思いますよ。
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もし「原作通り」に、ということであれば、新潮文庫の延原訳は、あまりお奨めできません。

と、いうのが原作の短編集の構成と新潮文庫の構成は一部違っているからです。(『シャーロック・ホームズの叡智』という短編集は原作にはなく、新潮文庫独自のものです)。それに、翻訳も(改訳されたとはいえ)少し古く、ホームズがべらんめえ調で喋っています。昔の研究書で新潮文庫版がよく引用されているのは、著作権の関係で1990年代まで『シャーロック・ホームズの事件簿』が他の出版社から出ていなかったからです。今では、その問題は解決していますので、敢えて新潮文庫を選ぶ必要はありません。

全部読みたいということなら、単行本の発表順に読む、というのも一つの方法でしょう。
*『緋色の研究』(または『緋色の習作』)
*『四つの署名』(または『四つのサイン』『四人の署名』)
『シャーロック・ホームズの冒険』
『シャーロック・ホームズの回想』(または『回想のシャーロック・ホームズ』他)
*『バスカヴィル家の犬』
『シャーロック・ホームズの帰還』(または『シャーロック・ホームズの復活』他)
*『恐怖の谷』
『最後の挨拶』
『シャーロック・ホームズの事件簿』

出版社としては、個人的に好きなのが創元推理文庫の阿倍知二訳(『事件簿』のみ深町眞理子訳)ですが、ハヤカワ文庫からも大久保康男訳で出ています。
もしお金があるなら、最も新しい翻訳で、訳註も豊富なものが河出書房から出ています。訳者は日本シャーロック・ホームズ・クラブの会長でホームズ研究家としても名高い小林司・東山あかね夫妻です。ただし、これはハードカヴァーですので、相当にお金がかかります。
あと、児童向けですが、各務三郎の訳したものが偕成社文庫に入っています。児童向けといってもリライトではなく立派な全訳です。対象者が若いこと、文字も大きいので肩が凝らずに読める、という点では、これを読むのもいいかも知れません。

ちくま文庫からも翻訳が出ています(『シャーロック・ホームズ全集』)が、これは原作の単行本の通りではなく、編集者が時系列に並べ替えたものであり、しかも複数の訳者が関わっているため作品によって訳の質がバラバラでお奨めできません(註は豊富なので、もしもう1セット欲しい、というときにはお奨めですが)
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あたしは新潮文庫のものが一番良いかなぁ・・・と思います。


訳者は延原 謙さんですね。
少し皮肉なホームズの性格をよく表した翻訳が好きです。
あと装丁が素敵です^^*;
シリーズによっては一巻一巻訳者が違うものもあるのですが、訳者によって面白さが変わってしまうのであまりおすすめしません。
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シャーロックホームズは,世界中に「シャーロキアン」と呼ばれる熱烈なファン(研究家)がいて,もちろんWEBでもいろいろな人がいろいろな観点からページを作成して発表されています。


ご質問の回答に一番近いのは参考URLあたりでしょうか。中断を含めて長い年月にわたって発表されましたので,イギリスの世情の変化などを含めて発表順に読むのが一番すっきり読めると思います。
あと,ドイルの著作権はすでに切れていますので,WEB上で公開されている作品もありますが,初めて読むのなら最新の翻訳で読むのがお勧めです。
なお,原著の著作権は切れていますが,翻訳の著作権の多くは存続していることに注意してください。

参考URL:http://www.aga-search.com/1sherlockholmes.html
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