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韓国の大学で現代文学を専攻しているものです。
現在、1920年代~1940年前後に書かれた日本と韓国の恋愛小説について調べています。
その当時に日本で書かれた恋愛小説の内容、その流れ(歴史)が分かる本、サイトなどがありましたら、是非、紹介していただけないでしょうか?
インターネットで色々と探してみたのですが、うまく見つかりません。
どうぞ、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

ぴたっとはお答えできないですが少しでも参考になればと思います。



まずインターネットサイトですがこれはもう丹念に探していくほかないと思います。http://dir.yahoo.co.jp/Arts/Humanities/Literature/
青空文庫で実物に当たっていくという方法もあります。http://www.aozora.gr.jp/

書籍ですが、恋愛小説に限定はされませんが
国語便覧が意外と便利だと思います。一般向けのもののほか高校生向けの国語便覧でもかなり深く記事が書かれていますよ。

本来でしたらこういった質問は図書館で司書にレファレンスを頼むのが早いのですが韓国におられたら難しそうですね。

ネットでできるこういった資料の探し方ですがウェブキャットプラスがお勧めです。
http://webcatplus.nii.ac.jp/

あと県立図書館(東京や京都など)ではメールによるレファレンスを受け付けているところも多いですので試してみてはいかがでしょうか?

私も韓国に留学経験がありますが韓国で日本のことについて調べるのはとても難しいですよね。私もよく
国際交流基金のソウルセンターに駆け込んでいました。がんばってくださいね!!
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
そうなんです!韓国で日本のことを調べるのは難しくて。。(^.^;
aogiri82さんも韓国に留学経験があるんですね。
暖かい励ましのお言葉までいただいて、本当に嬉しいです。やる気が出てきました!
カムサハムニダ☆

お礼日時:2005/09/27 22:18

No. 1 の aogiri82 さんが挙げられた青空文庫ですが、私がざっと見たところ


菊池寛、堀辰雄、横光利一
などが恋愛小説を書いています。ただし、青空文庫に収録されたのが全部恋愛小説ではありませんし、逆に恋愛小説で収録されていないものも沢山あります。
著作権が未だ切れていませんが、吉屋信子なども候補に入るでしょう。
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追加です。

川端康成もいました。他にも大勢いると思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。
早速、tatsumi01さんが教えてくださった作家の作品を読んでみようと思います。
どこから手をつけていいのか分からずに悩んでいましたが、希望の光が見えてきました!
がんばります。*^-^*

お礼日時:2005/10/01 13:27

1924年 谷崎潤一郎「痴人の愛」


真面目で平凡な男が、15歳のナオミという少女を自分の理想の女性に教育しようとしますが、ナオミの妖しい魅力に取り付かれ、いつの間にかナオミなしでは生活できないようになる。といった話で谷崎の代表作です。当時の日本では大変に話題になり、今でも結構、有名な話です。
 
1926年 川端康成「伊豆の踊子」
20歳の伊豆を旅する学生と、14歳の旅芸人の踊子との交情。恋愛、といっても男の方が、踊子に淡い思慕を持つだけです。特にこれといったアクションはありません。踊子の素直な心に触れた男は、ひねくれていた自分の心がひどくきれいになっているのに気付きます。いままで6度も映画になっています。
 
1933年 谷崎潤一郎「春琴抄」
琴が上手い商家の盲目のお嬢さんに、使用人の男が叶わぬ恋をします。ある時、顔に熱湯をかけられて醜くなってしまったお嬢さんですが、男はお嬢さんが美しかった頃の面影を忘れないように自分の目を潰してしまいます。そして初めて、同じ盲目同士でお嬢さんと男は心が通じ合うようになれた、という話です。
 
1935年~1947年 川端康成「雪国」
雪の温泉にやって来た男が、地元の芸者と恋をする話。一途な女と、あくまで冷めたところを捨てきれない男の大人の恋愛です。ノーベル文学賞受賞作。
 
1936年 永井荷風「墨東綺譚」
玉の井の売春窟でお雪という女性と知り合った作家の話。大人の恋愛話です。荷風の代表作で、ちょっと前に映画にもなっています。今でも人気が高い作品です。戦争で失われた下町の情緒が描かれています。
 
1936年 堀辰雄「風立ちぬ」
不治の病とされた結核の婚約者の女性が療養する高原へ、看護のためにやって来た男ですが、わずかな時間を精一杯生きようという恋人同士の話ですが、これは堀辰雄の実話です。
 
1938年 中河与一「天の夕顔」
人妻に恋した学生の話。お互いに20年近く、プラトニックな恋愛を貫くという内容です。海外でも評判となりました。
 
これは、いま日本のどこの本屋でも入手できて、かつ本を読む人の間では有名な作品を取り上げました。ほかの作品でもタイトルとか作家名を個別にあげてもらえれば、それは恋愛小説かどうか、どういう内容かはお答えできます。
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追記


http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/card4803.html
「風立ちぬ」は上のファイルで無料で読めます。
 
http://www.aozora.gr.jp/cards/000083/card13217.h …
菊池寛ですが、青空文庫で恋愛小説らしい作品は「真珠夫人」ぐらいしか見つかりませんでした。菊池は恋愛小説はあまり書いてません。
 
あと横光利一も恋愛小説はあまり書いてないと思います。作品に奥さんが出てきますが、恋愛、という感じの話ではなかった印象です。
堀辰雄は結構、恋愛ものを書いてます。
吉屋信子はレズ小説です。少女と少女が擬似恋愛する話ばかりです。吉屋信子本人も同性愛者でした。吉屋信子は戦前に若い女性に人気のあった作家で、この人の小説はいまの「やおい」とか「ボーイズラブ」とか「腐女子」とか、ああいう系統の元祖だと思います。いま、日本のオタクとされる若い女性が読む本で、少年と少年の恋愛の本がやたら出てますが、戦前に吉屋信子の本が売れたのと傾向は似ていると思うのです。
 
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
丁寧に教えていただいて(書かれた年代までも)、とても感激しています。
早速、「風立ちぬ」を読んでみます!
がんばります(^-^)p


☆回答をくださった方々へ
本当にありがとうございました。
皆様に点数を差し上げたいのですが。。。
申し訳ありません。
ご了承ください。

お礼日時:2005/10/04 23:02

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