プロが教えるわが家の防犯対策術!

映画鑑賞歴は長いのですが、
映画製作に関してはウルトラ超素人の私からの
質問なのですが、

 (吹替えはスタジオ収録が当然だとしても)
一般のオリジナル原語による映画製作の場合、

 アップ映像の際の
 音声収録マイクに近い距離の場合
 は分かるのですが

 遠方からの撮影に際し、遠方にいる登場人物の
声を録音するときには、今で言う「ワイヤレス
マイク」を使用するのでしょうか?
それとも(吹替時、同様)スタジオ別収録とする
のでしょうか?

また、仮に今では「ワイヤレスマイク」が
一般的だったとしても、「ワイヤレスマイク」が
ない時代の昔の場合、
遠方からの撮影の際の音声収録は
どのようにしていたのでしょうか?

 また、「爆発音」等のセリフ以外の
効果音はスタジオでの
擬声音ですよね?

 映画製作に携わった事にある方や撮影現場を
観り勉強された事のある方がいらっしゃいましたら
是非、素人の私にでも分かるように教えて
頂けましたら幸いです。

A 回答 (1件)

ロングショットの場合、音声の収録は主にワイヤレスマイクによるものが多いです。


また、何か隠れることができるものが回りにある場合には、(たとえば車のカゲとか)そこにマイクを持ったスタッフが隠れて音声を収録していることもあります。

逆にロケーションの状態によってですが、アップの撮影でもそこが海岸などで風が激しいと風の音を拾ってしまうので、アフレコをすることもあります。
その場合はモジュレーションといって、一応、ロケーションでも音声を拾っておき、それを基にしてアフレコが行われます。
雨降りの撮影なんかでもこういったことがよく行われます。

ワイヤレスがない時代の録音ははっきりは断言できませんが、どこかにマイクを隠して録音したのではないかと思います。
それが砂漠であってもカメラに写らなければいいので、役者の足元なんかに埋めれば大丈夫なわけですから。


擬音は場合によってはホンモノの音を使うこともあります。
宇宙空間の音はどうしようもありませんが、爆破などは実際に映画で撮影しているわけですから、それを録音すればいいですし、のちのち”音づくり”のために改めて爆破だけすることもあります。
「インディージョーンズ」だったと思うのですが、ラスト近くの装甲車(戦車?)ががけから落ちていく場面は、撮影後、音だけのために”改めてもう一台落とした”そうですヨ。

余談ですが、ハリウッドではこういった擬音に関するスタッフはフォーリーアーチストと呼ばれています。日本だと音響効果なんですけど、この名称はちょっとヘンですよね。
実はこの名称、名音響効果マンだったJack Foleyの名前からきているんです。
http://www.filmsound.org/foley/unsung-hero.htm


もうひとつ余談ですが、こういった音響効果マンを主人公にしたサスペンス映画があります。「ミッドナイトクロス」という作品でジョントラボルタがB級映画の効果マンに扮しています。
けっこうよく出来た作品で、効果マンの仕事ぶりもよくわかると思います。機会があったらぜひどうぞ。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2 …
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
効果音を扱う主人公にした作品もあったんですね。
是非今度みてみようと思います。

 かなりお詳しいですね。ひょっとして映画製作に
携わったことがあるのではないでしょうか?
長年の胸のつかえがとれた感じです。
ありがとうございました!

お礼日時:2006/06/05 03:13

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