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ベータ時代からのマニアですが、最近ベータ機器も壊れたのでテープも処分しました。今はVHSの整理中です。
5年前にS社のテープが9割方カビにやられて処分、なぜかベータはほぼ大丈夫だったのに。(参考によそのメーカー品もほぼ大丈夫でした。ほぼとは9割ほど。)
質問は自分で録画したVHSテープの画質と市販品、つまりセル・ビデオ(ソフト)との画質の違いについてです。
寿命と言い換えてもいいでしょう。カビたのは別として、やはり画質が年数が経っているとぼけて、にじんだようになっています。10年から15年ぐらいが限界でしょうか?それに比べるとセルのほうが耐久性はいいようです。
やはり保磁力とかテープの質が違うのでしょうか?
素朴な疑問です。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

VTRの修理をしていましたので経験から。

長文です。
市販ソフトと家庭用の比較ですが、まず記録される機器のランクが全く違います。業務機ですと、テープの磁性体にどのように記録すれば最大の画質が得られるかを研究しつくされ、その様に補正やらが行われています。
多くの民生用には妥協点がありそのレベルにて生産されます。
当然その差は画質やら、磁気の保持時間にも顕著に表れます。
記録される磁気テープにも同じ事が言えますが、実は民生用のテープの方が優れています。しかし、民生用の方が画質の劣化が早いのには、理由が有ります。民生用ですと、標準記録時間1時間が基本でした。これは多くのテレビ番組が1時間単位の為です。しかし時代と供に映画など2時間番組が増えました。ビデオカセットの大きさを変えるとビデオ自体の規格が変わり互換性がなくなる事からテープを長くする手段が取られたのです。磁性体が塗られるベースが薄く成りました。これが今一般的なL120です。
次に長時間記録競争ですね。3倍記録で6時間やら8時間等です。
テープ速度が遅くなりますが、記録ヘッドそのままですと難しい話ですが重ね書きと言います。一定の間隔で記録されていたのに、テープスピードが遅くなったために記録されるパターンに重なり合いが出ます。3倍記録ではそのまま記録再生しますと、ダブって再生される事が判りますね。それの回避策として記録ヘッドを薄くしました。それでも対応しきれません。回転ヘッドと磁気テープの接触は回転の半分つまり180度ですから2個の回転ヘッドを交互に使い記録再生されていますので、お互いのヘッドに角度を付け影響を無くしました。これが最終規格で標準3倍の記録再生が行われています。
レンタルやソフトの記録は標準速度ですね、その記録パターンも標準記録再生の最大の巾で記録されています。民生は狭いヘッドでの記録再生ですから違いが有るのは当然の事です。テープも業務使用ではとに角繰り返しに耐えるようにしか考えて居ません、テープ速度も倍のスピードです。
ニュース等でたまにテープの傷が見えますね?下から上にスジが上がりますが、家庭用の倍の速さで上がる事から、見当付きます。
違いはこんな物では有りませんが少し判りますか?
今やデジタルが主流ですから、見るチャンスなくなりましたが。
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この回答へのお礼

詳しく説明していただき恐縮です。
「違いはこんな物では有りませんが少し判りますか?」
 本当は奥深いようで、この手の話は興味のあるほうでして、(重ね書きの話やヘッドが薄いというのはどういうことかがわかりにくいですが)新たな疑問が湧いてきますが、
とりあえず、今回の質問に対してお礼申し上げます。

お礼日時:2006/07/16 13:30

NO2です、ご興味がお有りなんですね。


少し補正が有りますので追加します。
まず、業務機とは専用だと理解して下さい。
色々書きましたが、業務機では標準や3倍モードは有りません。スローやスチールも無いんです。ハイファイは有りますが。
ヘッドの厚さも走行速度に最適な厚さに成っています。民生機ではどうですか?標準用3倍用、特殊再生用など沢山のヘッドが付いている物も有ります。標準と3倍を共用している物も有ります。厚さの意味、重ね録りは、トイレットペーパーに巾5センチの縦線を書くとします。紙は毎秒2センチで動いていますので、直角に書いても斜めに書かれますね。ヘッドは実際円盤状に1対2個が取り付けられて居ます。一つのヘッドが書き終わるともう一つのヘッドが書き始めます。紙の速度が速くなれば書かれた線同士に隙間が出来ますね?逆に紙の速度が遅くなれば線同士に重ねが出来ます。この重なった部分には二つの情報がある事は分ると思いますが画面とした場合どうでしょう、問題に成りますので適正な線の太さが必要です。3倍との共用で考えて下さい。すごく細い線に成りますね。この線が画としての一枚の情報です。太ければ情報量が多いと簡単に理解出来ますでしょう。そこで標準用3倍用のヘッドが多く取り付けられます。標準3倍両方使えなければ成りませんが、情報量が違いますのでそれぞれの専用回路で処理が必要ですが価格に関係しますので共用回路での処理と成ります。標準ならこの位がでも3倍だと不足でしたら中間にされますね!どちらにも完璧は無いのです。記録密度も両者に許される範囲が押えられます。業務機では標準専用ですから最大限の記録がされます。画質も良いし当然最大の記録密度ですから、磁気の減少も少なく成ります。
画質にしてもこの部品を使えば格段に画質が上がるが高くなる、他メーカーと比べ使えない=それなりの画質で治まります。
SO社に業務用と遜色ない製品が有りました。受注生産でしたから知らないと思いますがβでした。殆んど出回らなかったと思いますがマニヤの間では健在です。
それとテープ自体ですが、安いテープが多く使われます。ベースの厚い物です。繰り返しの再生でも大丈夫のように。テープは磁化された物が殆んど密着状態ですから、強い所は弱い所に影響します。磁気転写と言いますが、ベースが厚い方がその影響を受ける事が少なく成ります。比較的保存が利くのはその為です。
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この回答へのお礼

再度お手数おかけしました。
質問にあたっては重複がないか簡単に調べました(全部は見ていませんが)
またテープのカビ問題では教えてgooが立ち上がる前に調べたりしていわゆる業務用テープは厚みがあるのでカビても拭き取ることができるとか、切れてもスコッチテープでつなげばよいとか(応急ですが)(よその質問のなかで機器によくないと書かれてましたが)正否はともかく断片的な知識でして今回専門的に解説いただきましてありがとうございます。

お礼日時:2006/07/16 22:16

テープのグレードにもよりますが、セルビデオテープの方が良いものを使用していることが多いです。



市販されているビデオのHGグレードのテープを使用することが多くそのHGの中でも性能計測値が良いものをセル用に回すことが多いです。スタンダードテープをセル用にした場合も同じことが言えます。

しかし基本的には同じ材料を使用しています。

自分で録画したビデオは標準モードですよね。3倍なら問題外です。
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この回答へのお礼

素早い回答有難うございます。推測できても、専門的なことはやはり聞かないとわかりません。
 なお、積読(つんどく)状態で とりあえず趣味内のコンテンツなどは録画してましたので3倍も半数はありました。

お礼日時:2006/07/16 12:59

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