
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
X(i), Yから平均を引いたものを新しい確率変数x(i), yとします
x(i) = X(i)-E[X(i)]
y = Y-E[Y]
すると E[x(i)]=0 だがn≧2 のとき一般に E[x(i)^n]≠0 であることに注意します。y^3 を展開すると
y^3 = Σx(i)^3 +3Σx(i)^2・x(j) +6Σx(i)x(j)x(k)
(i≠j≠k)
…(1)
ここでΣx(i)x(j)x(k)などは順序は区別せずに、i,j,k の異なる組み合わせについて和を取るものとしています。i≠j≠kのとき
E[x(i)^2・x(j)] = E[x(i)^2]E[x(j)] = 0
E[x(i)x(j)x(k)] = E[x(i)]E[x(j)]E[x(k)] = 0
なので(1)式の両辺の和を取ると
E[y^3] = ΣE[x(i)^3]
が成立します。しかしy^4 を展開すると
y^4= Σx(i)^4 +4Σx(i)^3・x(j) +6Σx(i)^2・x(j)^2
+12Σx(i)^2・x(j)x(k) +24Σx(i)x(j)x(k)x(l)
(i≠j≠k≠l)
…(2)
となってx(i)の1次を含まない項x(i)^2・x(j)^2が出てきます。これの平均は0になりません。したがって(2)の両辺の平均をとると
E[y^4]= ΣE[x(i)^4] +6ΣE[x(i)^2]E[x(j)^2] …(3)
(i≠j)
5次以上のモーメントについても平均が0にならない
x(i)^3・x(j)^2などが出てくるので
E[y^k]≠ ΣE[x(i)^k] (k≧4)
x(1)…x(n)がxと同じ分布に従うとき(3)より
E[y^4]= nE[x^4] +6n(n-1)E[x^2]^2 …(4)
xが平均0、分散σ^2の正規分布であるとすると
E[x^4] = 6σ^4
なので
nE[x^4] +6n(n-1)E[x^2]^2 = 6n^2 σ^4
一方yはよく知られているように平均0、分散nσ^2の正規分布になるので
E[y^4] = 6n^2 σ^4
となって(4)が確認されます。
No.3
- 回答日時:
下の回答でx(1)…x(n)がxと同じ分布に従うとき(3)の
ΣE[x(i)^2]E[x(j)^2]はn個の中から異なる二つを選ぶ組み合わせなので(4)は
E[y^4]= nE[x^4] +3n(n-1)E[x^2]^2 …(4)
とすべきでした。またE[x^4] = 3σ^4
なので
nE[x^4] +3n(n-1)E[x^2]^2 = 3n^2 σ^4
E[y^4] = 3n^2 σ^4
に訂正させて頂きます。
No.1
- 回答日時:
はじめまして。
記号の定義を教えていただかないと、こちらとしては何も答えられません。
一体Sigmaとはなんですか?分散(2次モーメント)とは思いましたが、今考えているのはn変数。本当に2次モーメントであるなら、Sigma(Xi)とありますが、Sigma(Xi,Xj)の方が適切な気がします。
また、SigmaEとは何ですか??
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