天使と悪魔選手権

灯油でエンジンを動かすことはできますか?壊れたりしないでしょうか?
エンジンに灯油をそもそも使わないのには理由があるのでしょうか?

A 回答 (3件)

>なぜ自動車の場合はガソリンエンジンを使うことが多いんでしょうね。



日本は石油をほとんど全て輸入していますね。石油を成分の違いによっていくつかに分けて使っています。主に沸点の違いによって分けています。一番沸点の低い(気体になりやすい)成分がガソリンです。軽油、灯油はその次です。この2つはかなり似ています。ガソリンは乗用車が主ですが軽油を使うジーゼルはトラック、バスが主です。ジーゼルだけとかガソリンだけとかでは駄目な事は明かです。ガソリンだけとか軽油だけとかを作る事が出来ないのと同じ理由でガソリンだけとか軽油だけを使うという事も出来ないのです。産業統計をみて下さい。ガソリンと軽油の消費量はほぼ等しいです。車の台数は乗用車の方が多いですが業務用のトラックやバスでは一台あたりの使用量がもの凄く多いです。ガソリンや軽油の値段は国内的に、政策的に決まっているものです。ガソリンの方が上等というわけではありません。製造コストという面から言うとむしろガソリンの方が安いかもしれません。蒸留で一番簡単に得られるものだからです。値段の半分は税金です。軽油の方の税を低く抑えて運輸業界を保護しているわけです。乗用車は個人の贅沢品という位置づけでスタートしています。廃ガスも乗用車はかなり以前からきびしく規制されています。その横を真っ黒い煙を吐きながらトラックが通り過ぎていきます。輸入するときの値段は石油の値段です。ガソリンとか軽油の値段ではありません。
灯油も同じように消費の確保が必要です。灯油はケロシンとも言います。ジェット燃料です。日本ではジェット燃料の需要がそれほどでもなかったことが石油ストーブの普及を促したのだと思います。
かなり以前の事ですが新聞に「日本は石油を全部輸入に頼っているのに暖房に灯油を使っている。ジェット燃料に使うものを個人の家庭で使っている。贅沢だ。アメリカでは暖房に灯油でなくて重油を使っている」という意味の記事が載ったように記憶しています。でも灯油の消費を確保しないかぎりガソリン、軽油も使う事が出来なくなります。

こういう事も化学の基本ですね。

水酸化ナトリウムは電気分解で作る事が出来るからと言って100%それに頼るわけには行かないというのに似ています。一緒に出来る塩素の消費の範囲内でしか水酸化ナトリウムを作る事が出来ないのです。塩素系のプラスティックス、塩素系の殺虫剤の普及はこれと連動しています。

こういう内容は案外と理解されていないようです。以前高校の化学教員向けの研修会で「大気汚染に対する影響では台数の少ないトラック、バスは無視して構わない」という話をしていた大学教授がいました。
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ロータリーエンジンは灯油でも動きます。



>なぜ自動車の場合はガソリンエンジンを使うことが多いんでしょうね。
ディーゼルエンジンと比べ圧倒的に静だからです。ディーゼルエンジンの方が熱点火による爆発だけなので作業用には便利です。モーターが無くてもエンストしにくいですからバーナーで熱くして手で回してやると動き出します。
ガソリンエンジンにはこんな芸当は出来ません。
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ディーゼルエンジンは、灯油で動きます


ジェットエンジンも灯油で動きます
ガソリンエンジンは、灯油だけでは動きません(点火しない)。
ガソリンに少し混ぜた場合には動きますが、故障の元です。

ただし、自動車の燃料に灯油を使うことは、脱税行為となります。
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この回答へのお礼

ossan, ありがとうっす!
なぜ自動車の場合はガソリンエンジンを使うことが多いんでしょうね。

お礼日時:2006/11/13 12:08

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