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動物はなぜ草食動物と肉食動物に別れる必要があったんでしょうか。
それと、餓死しそうになった場合、草食動物でも肉を、肉食動物でも草などを食べる事があるのでしょうか。

回答よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 


動物は、草食動物、雑食動物、肉食動物と大まかに分けられます。大まかというのは、草食動物と肉食動物の極端の端に、植物だけを食べるシマウマなどがいて、他方、肉食動物の極端に肉だけを食べるライオンなどがいるのです。

多くの動物は、極端の中間にいます。肉食・草食どちらも、状況次第で食べられるのが雑食動物で、猿や人間がその典型です。

これは、動物は基本的に光合成ができないので、太陽の光から直接エネルギーを取り出すことができず、植物プランクトンを食べる動物が出て、また、そのような動物を食べる動物が出てというように、食物として利用できるものは、何でも食べるのが動物で、そのなかで、植物専門とか、肉専門というような分化が起こったのです。

「分化」というより、多様な食性の動物のなかで、両極端にシマウマやライオンがいるということで、中間の動物は、草食動物でも、肉の類を少しなら消化できますし、肉食動物でも、植物の類を少しなら消化できます。

イヌやネコは肉食動物で、ネコは、虎やライオンの小さいものです。しかし、飼い犬や飼い猫は、キャットフーズやドッグフーズなど売っていなかった頃は、日本では、ごはんに鰹節や魚の骨や残骸などを混ぜて餌にしていましたが、それで死ぬイヌやネコはいませんでした。

勿論、イヌもネコも魚や肉を喜びますが、米(植物)のご飯でも食べていたということです。また、馬などは草食動物で、藁などを食べさせていますが、怒ると、肉なども食べます。ただし、やたらに食べると消化不良になり吐き出します。ごく僅かな分量なら処理できるかできないかです。

大部分の動物は雑食性です。肉食動物と分類されていても、色々なものを食べます。草食動物も、場合によって色々なものを食べます。

ライオンやシマウマがよく目立つのですが、非常に多数の動物は、小型で、雑食性です。これは、先に述べたように、食べられるものは何でも食べているうちに、専門分化ができたというか、何を特に好んで食べるかという変化ができ、そのなかで、肉専門の虎やライオンと、草専門のシマウマなどが、極端の類となったということです。

動物が、食性から、はっきりと、草食動物と肉食動物という二つの全然違うグループに分かれているのでなく、あいだに雑食動物がおり、では、三グループなのかというと、三グループのいだにも多数の動物がいるとなって、連続しているのです。

代表的な草食動物と、肉食動物を考えるので、二大グループに分かれている錯覚が生まれます。

飢餓になると、何でも食べられるものは食べるということで、消化器官からして消化不能または困難な、肉や草なども、動物は仕方なく食べてしまうということです。どうしても食べられない場合餓死しますし、消化できなかった場合も餓死します。

ライオンがシマウマの肉を草原で食べていると、一緒に草を食べてしまうということもありますし、シマウマが草を食べていると、草のなかの昆虫や毛虫を一緒に食べてしまうということもあります。

ライオンは草を吐き出すか、消化できないかも知れませんし、シマウマも同様かも知れませんが、こういうことは自然に起こります。

追加:わたしは「草食」という時、植物一般を摂取するということを考えていて、セルロースが主体の「草」を食べる動物を草食動物とは考えていませんでした。

というか、ライオンや豹などは、消化器官や牙や歯や顎が特化していますし、シマウマや牛なども、消化器官や歯や顎が特化しています。代表的な肉食動物、代表的な草食動物は、大きく目立ちますが、動物世界のなかでは、本当に特殊で、少数しかいないのです。

動物の世界では、彼らは、非常に特殊な種類で、生態系のピラミッドでよく描かれますが、中間や下にいる夥しい動物は、数や種類が圧倒的に多数であるにも拘わらず、食物連鎖関係が、複雑すぎるので、普通保留されてしまうのです。

動物の種のなかで、もっとも数の多いのが昆虫で、個体数も圧倒的に多いです。昆虫は植物を食べているものが多いです。そして昆虫を食べる小動物は、もぐらやねずみを筆頭にこれも一杯います。

動物の世界の主体は、これらの小型のおびただしい動物たちで、彼らは、雑食性なのです。
 
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
草食動物と肉食動物ってそんなにいないんですね。ほとんどが雑食ってのは知りませんでした。全ての中で、均等に分布してるって感じでしょうかね。
それに、物理的に食べられないって事はあまりありませんしね。
文が読みやすくてよかったです。どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/05/28 17:29

とりあえず、チンパンジー(これは雑食か)が狩をすることはあるらしいですね。


あと、こないだテレビで、キリンが鳥を食べてました。

適当に思いつきで書いてみましたので、三割ぐらいで聞いてください。

生きる上で、もっとも重要な栄養、それは、われら従属栄養生物(食ってなきゃ生きてられない生物)においては、エネルギーであります。

猫や犬はよく草を食ってますが、猫や犬には、草をエネルギーとして使う能力がありません。それはわれわれ人間も一緒です。
人間は、300万年間、主に植物性の餌で、命をつないできたらしいですが、実は植物の主成分、セルロースを分解する能力はありません。
種子や栄養茎、果実、を食って生きてきたわけですね。こういう類のものには、でんぷんとか糖といった、われわれにも分解できるエネルギー源がたっぷり入っています。でも、その辺の葉っぱや草だけでは、きっと生きて行けないでしょう。多分。
草食動物ってのを、”セルロース(つまりその辺の葉っぱや茎)を主なエネルギー源として使う哺乳動物”だとしてみます。

セルロースは糖の一種なのですが、実に頑強で、分解が大変です。
ですから草をエネルギーに使うってのは、なかなか大変でして、例えば牛は、そのためにいくつもの胃袋を発達させ、銀河系のノーベル化学者軍団”細菌”(細菌は生物界屈指の化学者)の力を借りて、やっとセルロースを、エネルギーとして使えるようになっているのです。
胃に細菌をすまわせ、セルロースを分解してもらっているのです。

その代わり、セルロースってのは、地球上でもっとも豊富な有機高分子ですから、草を食う能力さえあれば、なかなか餓死しにくいわけで、後は、いかに捕食者をすばやく見つけるか、そして、いかにすばやく逃げるかを、研ぎ澄ませていればいいわけです。
そのため、多くの草食動物は、目が体の右左の面についています。視野が広くなるからです。一方肉食動物は目が、顔の正面を向いています。人間もそうですね。これにより、獲物との距離感を計ることができるのです。
また、草食動物は、草を細かく(なんせ仕事は細菌がしますから、細かくしてやらないとだめなんです)噛み砕かなきゃなりません。そのためには臼のような歯や、頑強なあごの筋肉が必要です。一方肉食獣は、肉をひきちぎるための犬歯に、獲物を振り回すための頑強な首の筋肉が必要でしょう。

顔の正面に目がついていて、肉をひきちぎるための犬歯と、草を噛み潰す奥歯をもち、あごにも首にも筋肉がついている動物がいたとしたら、草を食っている間、犬歯やつめに使ったカルシウムは無駄になっているわけです。逆に狩をしているときは、奥歯が無駄になっているわけです。肉食獣でありながら、草食獣であるメリットがないのでしょう。二つの分野でスペシャリストになるのは大変です。

生物界ってのは、経済界と同じで、ロスの大きい奴は不利です。ロスの小さい奴は食べ物が少ないときも生き延びますが、大きい奴はたちまち絶滅してしまいます。

多分、だからでしょうかね。
雑食の動物がいますが、セルロースをバリバリ分解できて、肉も食うという動物はちょっと思いつかないです。雑食の連中は、人間と同じように、分解しやすい植物性の餌を食っているんじゃないでしょうか。

草食獣が肉を口にするのは、たんぱく質が欠乏しがちだかららしいです。
牛もおいしく共食いをしたおかげで、BSEがはびこったわけですからね。

肉というのは消化が楽で、草食獣にはある程度肉を食えるんでしょうが、肉食獣も”過栄養”対策などいろいろ持っていまして、やっぱり肉を食うにも何かと工夫が必要らしいです。こういった工夫のしにくさが、草食獣と肉食獣をわける一因となっているのかも。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
なるほど、草食ってのはなかなか大変なものなんですね。
でも、それならば草食動物に進化するメリット、また生物全体での草食動物になるべき動物の選択といったものはどういったところで行わるんでしょうね。
まったく、こういったことは疑問が尽きません…。

あ、それからなんか他にもいろいろ教えてもらって勉強になりました。

お礼日時:2002/05/28 17:18

海、陸問わず、陸の中でも、場所を問わず、食物連鎖が環状ををなしていて、


植物⇒草食動物⇒肉食動物⇒微生物⇒・・・といったポジションがあります。

ということはそれなりの必然性があるってことなんでしょう。
草食動物の肉食っていうのは・・あるのかなぁ・・
ハムスターって共食いするけど・・もともとは草食???雑食??・・

うーん・・よくわかりませんな・・すいません。
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自然の摂理かなぁって思いますが、進化の過程から考えると、いきなり肉食獣だけというのは可能性が低いと思いますし、草食動物だけだと、その死骸が処理されるまですごく時間かかりそうですね。



飢餓に関係なく、草食動物が肉食したり、肉食動物が
草食したりすることはあるみたいですよ。猫は肉食ですが、葉酸の摂取か何かで草も食べてます。
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