プロが教えるわが家の防犯対策術!

アンティーク家具にフレンチポリッシュをしたんですが、
質問があります。
まず古い塗装をジェル状の除去剤ではがしてから、
オイルステインを塗って、その上に、
シケラックニスを塗ったんですが、
すぐにひっかき傷がついてしまいます。
何が原因なのでしょうか。

A 回答 (1件)

セラックニスとかシケラックニスとか呼ばれるニスはシェラックをアルコールに溶かしたものです。

ラック貝殻虫が分泌する天然樹脂がシェラックで、フレーク状をしたオレンジ色のものが手元にあります。大阪の塗料屋さんは”シェラックゴム”と呼んでいました。
 シェラックニスは湯や水がかかると白くなるので、古いテーブルなどでコップを置いた丸い輪が残っているのはたぶんこのニスです。ウレタンニス等合成樹脂塗料がメインになった現在は上塗りに使われることはほとんどありません。しかし、オイルステインで着色後、仕上げ塗りをするための滲みを防止するために色押さえとしては今でもつかわれています。
 今シェラックが活躍している分野は薬です。薬の外側に使われるのです。厳しいことで有名なFDAもシェラックは人体への害の少ない物質として位置付けています。
ですから、安全性という面から考えると、柿渋と同様もっと利用してもいい天然樹脂です。
 木工の分野でのシェラックの利用は、穴埋め剤として、また仕上げ剤として使われます。例えば小さな節穴を熱で溶かしたシェラックを溶かしてうめたりしています。
仕上げとしてはフレンチポリッシュと呼ばれるアルコールで溶いたシェラックのタンポずりが高級で、熟練を要する光沢仕上げとして有名です。
 とは言うものの、シェラックの経験はあまりありません。カペラガーデンで初めて使いました。シェラックはアルコールに溶解して使うのですが、溶かしてしまうと寿命が短く、使う直前にシェラックのフレークをアルコールに溶かして使うのが望ましいとのことです。
 たった一度の経験ですが、次のように塗りました。
1,シェラックをアルコールで溶き、タンポで塗れる濃度にします。この時のアルコールは、工業用として飲用できないようにした変性アルコールでもいいのですが、飲んでも大丈夫な醸造アルコールが望ましい。私も、飲んで大丈夫なお酒の瓶に入ったアルコール(スピリッツ?)を使いました。

2,タンポは丈夫な麻布(と思う)に麻の繊維を丸めたものをつめて卵大のタンポを作ります。ここまでしなくても、綿と脱脂綿でもいいと思うのですが・・・。

3,タンポにシェラック+アルコールをしみこませ、木の表面を丸く撫でる様に塗っていきます。アルコールが蒸発してねばくなってきたら、少しアルコールをしみこませてやわらかくします。

4,タンポは密閉できる缶に入れて保管していました。

5,なお、乾燥は速く、乾燥後すぐに、蜜蝋、木蝋、カルナバ蝋をミックスしたワックスを塗って磨いて仕上げしています。

 実際にやってみると、やたら手にひっつきあまりいい気持ちのものではありませんが、こうして仕上げた楢の小箱は独特の光沢があります。


以上http://72.14.209.104/search?q=cache:I8RpmN7_4mwJ …からの抜粋でした。
あまりに探しにくいので、長々とコピーした次第です。

デリケートなニスのようですね、ご参考?まで。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすいません。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/04/07 02:31

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