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よく美術館へ足を運びいつも思うのですが

どうして美術館の作品は見るだけで、触ることができないのでしょうか?

作品が壊れたり劣化しないためだということは十分わかるのですが、

作品を見て感動したら触れたくなるのが人間だと思います

ただ距離をおいてステキだななんて感じるだけの芸術鑑賞はとても寂しいと感じてしまいます

みなさんはどう思いますか?

あと、実際に作品に触れることのできる展示会をしている芸術家の方は日本にいらっしゃいますでしょうか?

A 回答 (6件)

触れない理由は「保存」と「習わし」だと私は思っています。

でも触らせる作家は日本にも大勢いますよ。現代美術の多くがそうで、ギャラリーや公営の施設で開催される無料の展覧会では、よく触らせてくれます。メジャーなところでは、表参道のスパイラルホールでも、触ったり、作品の中に入ったりできる、いわゆる体験型の展示がありましたし、確か、有料のジョン・レノン・ミュージアムでも、オノ・ヨーコの作品などに触れたと思います。

ちなみに、すご~くフシギなことがありました。実は私は何年も前に、とある海外のギャラリーが日本に作品を持ち込んだときに、展示会で手伝いをしたのです。無知な私にギャラリーのボスは、目玉作品を指して、こう解説してくれました。「アートって、作品と人とのふれあいが面白いのよ。そっと見てて。あの著名な作家の大きなオブジェに流れる水を、奇妙に思って触っていく人が結構いるでしょ。そういう人の反応や表情をここから見るのが、また面白いよね」と。で、つい最近、とある格調高いホテルに行ったところ、たまたま同じ作家の同じシリーズの作品がロビーに置いてあったのです。ところが、そこには「触らないでください」の看板が。

世の中って、面白すぎます......(-_-)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

表参道ですか・・・(´;ω;`)
やはり東京はすごいですね!
いつも絵やオブジェを遠くから眺めて、あと解説なんか読んでふんふん言いながら、この展示会はすばらしかったよ。だなんていう美術鑑賞に疑問を思っていたのです。視覚だけでおさめるなんてもったいないと思います。

オノヨーコさんの参加型のアートには大変興味があります!

>とある格調高いホテルに行ったところ、たまたま同じ作家の同じシリーズの作品がロビーに置いてあったのです。ところが、そこには「触らないでください」の看板が。

きっとその作品はホテルの所有物なのでそういう扱いになったのではないのでしょうか?間違ってたらすいません!

作品も作家を離れて所有する人によって変わってしまうかもしれませんね!

お礼日時:2007/04/30 02:59

画家のボナールは、美術館で気になった絵があると、時々係員にばれないようにちょっと触っていたそうです。


絵でも触ってみたいものってありますよね。
私も触りはしませんが、かなり近くまで手を近づけることがあります(近づけないようになっているものは別ですが)。
そうして形をなぞっていくのが、絵にしろ彫刻にしろ楽しいですよね。

作家の方は結構触ってもいいと思ってる人が多いと思います。
ただ監視している人、管理している人は修復能力がありませんから、どうしても「触らないでー!」と声高に言うことになります(←監視した経験あり)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ボナールさんはこっそり触っていたのですか
そういう人がいたっていうことだけでうれしいです

ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/08 03:26

こんにちは


とある有名彫刻家の企画展での学芸員の方の説明だと、
ブロンズ像は人の手が触れるとそこの部分が皮脂で変色
するのだそうです。
そのときは特別に作者の方が「さわってもらっていいです」
ということで数点展示してありました。

絵画や工芸品などは酸化して絵具などが褪色してゆきますから
湿気や光源にも非常に気を使って展示してありますよね。
古い写真などは光源の明度もかなりおとしてあったりします。

もちろん、ガラスの反射で画面自体が見えにくいというのは
論外ですがそういうタイプのガラスは高価なので
全てを即そういうものに替えるのは難しいとも聞いています。
耐性が比較的ある油絵でさえ、煤とか表面にかけたワニス
の変化によってもとの色がみえなくなることもありますし、
それを考えると真近で「息を吹きかける」という状態での鑑賞は
自分としては気後れします。

ましてや脆い繊維をベースにした日本画などの保存では
「触れる」というのは論外かと思います。
まあ、そういう「絵画に触れて」なにがわかるかというのは疑問ですが。

お茶の道具などというものは使ってナンボということもありますし、
鑑賞の対象物にもよるのではないでしょうか。
大型の野外彫刻などは触れて遊んで愉しむというものは見かけます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

やはり作品は現状のまま保存されなければいけないのですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/08 03:18

>作品を見て感動したら触れたくなるのが人間だと思います


という、個人的な欲求を満たすことと、人類の財産をいかに後世に伝えるかを考えると、自ずと「触らせない」ということになると思います。

美術館に展示される作品は、その展示にあわせて行われたインスタレーションのようなもの以外は、過去(それはたとえ短い時間でも)から引き継がれて来たものです。

作品について好き嫌いの好みはあっても、何らかの理由で、あるいは芸術的価値で現存するということは、先人の大変な苦労の賜物だと思いますし、現在に生きる我々も、後世にこの作品を引き継ぐ責任があると思います。
例えば、数百年も経過したシルクのドレスを状態よく保存することはかなりの大事業です。

>ただ距離をおいてステキだななんて感じるだけの芸術鑑賞はとても寂しいと感じてしまいます
この感覚についてはわかりません。圧倒的な迫力で、自分が押し戻されそうになるような作品に出会ったことがあれば、価値観が変わると思います。

石、コンクリート製の彫刻作品などは、最近町中でも目にすると思いますが、触れることが出来ます。イサムノグチの作品が札幌では子供たちの滑り台です。(彼は、ここに子供たちがいて初めてこの作品は完成すると言ったとか)
岡本太郎美術館でもなにかあったような、、、とにかく彫刻作品に多いのでは?

絵画について「触れていい」としているものは観たことがないですね。
ガラスに覆われていないのはいくつもありますが、「触れていい」のではなくて、「画家のタッチを見せるため」でしょうから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>>作品について好き嫌いの好みはあっても、何らかの理由で、あるいは芸術的価値で現存するということは、先人の大変な苦労の賜物だと思いますし、現在に生きる我々も、後世にこの作品を引き継ぐ責任があると思います。
例えば、数百年も経過したシルクのドレスを状態よく保存することはかなりの大事業です。

保存する立場からはあまり考えたことがありませんでした。
なるほどって感じですね!

作品っていうものは残していくものってことですね

ありがとうございました

お礼日時:2007/05/08 03:15

モナリザの顔が黒くなったら悲しいですね。

ヴィーナスの胸の辺りも手アカだらけになってしまうでしょう。

視覚障害者のために「触る美術館」のようなものはあるようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>モナリザの顔が黒くなったら悲しいですね。ヴィーナスの胸の辺りも手アカだらけになってしまうでしょう。

確かにそうですね!

しかし、芸術とはまだまだ見る側には壁があるように感じてしまいます

>触る美術館
調べてみます!

お礼日時:2007/04/30 02:06

>作品が壊れたり劣化しないためだということは十分わかるのですが


これ以上の理由は無いと思いますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
全くその通りだと思います!
芸術家っていうものはみな自分の作品を人に触れてほしくないものなのか気になります!

お礼日時:2007/04/30 01:58

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