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今日DVDを見ながらふと思ったのですが、
皆さんはどうして千と千尋は海外であんなに人気が出たと思いますか?

『異世界に行くという点で外国の方は「不思議の国のアリス」を思いだす』とか
映像が美しいからとかは公開された当時にテレビなどで見た気がします。

でも千尋が名前の「尋」という字を奪われて『千』という名前になったとか
映画の中における「神様」の定義は日本人でないとわからないのでは?と思いました。

どなたかお願いします。

A 回答 (5件)

 既に正論は出ていますので、少し風変わりな意見を記しておきます。


 私たちはこの作品を当たり前のように日本映画と思っていますが、海外の人が観たらこの作品を日本映画として観るでしょうか? あの建物、あの音楽、SEN、HAKU、LINという名前。明らかにこれは日本ではなく中国のイメージです。つまりこの作品は西洋人が既に持っている東洋的イメージの象徴である中国のイメージを纏っているため、西洋人に分かりやすかったのではないでしょうか。
 そのように解釈するとこの作品は、SENと名乗らされた女の子が再び千尋という日本名を取り戻すという話になります。つまり、東洋的(=中国)イメージからの日本の独立という話になるのです。
 では何故千尋という名前が日本のイメージとなるのか? 主人公が女の子であるということは勿論、2001年、メジャーリーグ・シアトルマリナーズに移籍したイチローが世界的に有名な日本人の一人であり、千尋(CHIHIRO)はイチロー(ICHIRO)のアナグラムだからです。
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まず、「海外で」ではなく「海外アニメファンの間で人気が出た」ですね。

理由は、日本アニメの人気に乗じた「賞」効果、とりわけオスカーと金熊の効果ではないでしょうか。

まず、あの年のアカデミー賞にノミネートされていたアニメーション長編映画の中では間違いなく一番優れた作品だったと思います。それまで宮崎作品もジブリも嫌いだった私をもファンにしてくれました。映像も物語の普遍的な深さも見応えがありましたし、あの年のアニメでない作品と比較しても引けをとらない芸術性がありました。

で、これがそれよりも10年前だったら、たとえあれだけ優秀な作品でも賞をとったかどうかはわかりません。そもそも「オスカー長編アニメ賞」なんてものがなかったし、それを作るだけのアニメファン層もありませんでした。それがインターネット普及などに伴う欧米の若者の日本ポップカルチャー贔屓に押されて、あのように盛り上がったのでしょう。もともと海外のジブリ人気は『~トトロ』で盛り上がっていましたからね。

さて、『千と千尋の神隠し』が外国語圏の人たちの間で、日本人と同様な理解のされかたをしているかについては疑問です。そもそも「目」の看板などについて字幕解説はなかったそうですし、日本人が見てもかなり異国的なあの風景(中国でそっくりな町を見つけました)が、単なる「昔vs今」ではないということが、外国人にどれだけ伝わるかについても微妙なものがあるのを、海外のファンと会話していて、当時、感じました。

ただ、「千尋」が「千」になる過程は、映像で見せているから察しはつくにしても、神様の定義については、日本の観客の子供から大人までの全ての人が理解しているかというと、そうでもないのではないでしょうか。日本に入ってきている外国映画だって、日本人にはわかりづらい文化背景が山のように盛り込まれています。そこを割り引いても生き残れる映画こそが、「外国」で評判になるのだと思います。
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日本で言われるほど、千と千尋はヒットしてないんじゃなかったかなぁ。


動員数や売り上げなど、基準となる数字がわからないので、はっきりと
は言えないけど、日本のマスコミがとりあげるほどじゃ無かったはず。
ウィキにも書いてあるけど、アメリカでもそれほど宣伝したわりには
入らなかったそうですよ。

ジャパニメーションの先端をいくミヤザキアニメだし、
アジア的な宗教観は、欧米の知識層には彼らの知識的優越感を
くすぐったのでしょう、公開前にいっぱい賞をもらってました。
しかし、欧米人の多くは、アジア的観念なんて興味ないですから
話わかり辛いし、ハッピーエンドなのかどうかもわからないし、
精霊と神は、欧米では同一視しませんからね・・・。

海外で受けてる日本のアニメは、わかりやすい30分1本だての
少年少女子供向けアニメ(思いっきり、企業の狙いが盛り込まれた
商業アニメ)ですから、
それに比べると千と千尋は、「とっつきにくい」アニメなんでしょう。
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そうなんですよね・・、私もそう思いました。


それで当時、私なりに海外のアニメファンのサイトなど見て周りました。

その結果、ひとつ確かな事は「メディア効果」による前評判が高かったという側面があり、そこにMIYAZAKI(宮崎)というブランドが加わり、批評家達もおおむね好評した背景があったようです。

作品自体で言うならば、
確かに細かいニュアンスは分からないものの、日本人とは違う楽しみ方もありました。
いわゆる「八百万の神」は「精霊・妖精」として、
「穢れ」は「環境破壊の象徴」として、
「えんがちょ」は「EN-GA-CHO呪術」として、
彼らなりの価値観に置き換えて理解していました。
そして、そういう部分こそがエキゾチックで神秘的に感じ、ファンタジーとして受け入れられたようです。

私達もまた・・、
よくキリスト教的世界観の映画とか見て楽しんでますよね。
「オーメン」から「コンスタンティン」まで。
聖書の文節だの、天使と悪魔の階層だの、預言書の内容だの・・、
そういったモノの詳細を知らなくても十分楽しめます。
多くの無宗教的な日本人にとっては、
カバラだの、魔術だの、悪魔だのは分からないけど神秘的に見えますよね。

ですから、むしろキリスト教圏の人は異質である事は理解しつつ、
ヨーロッパ系の自然信仰やウィッチクラフト(魔女呪術)に重ねて
そういうジャンルのファンタジーとして楽しんでいる訳です。
そして、それが「ジャパニメーション」らしいストーリー構築や演出と相まって熱狂的マニアも生んだという所だと思われます。

おおよそファンタジーというものは
自分と主人公を置き換え、感情移入してその世界観を楽しみます。
そういう意味では、むしろ理解できないような不思議な存在や儀式であるほうが好都合であるのかもしれません。
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その日本独自のエキゾチックな感じが受けたのかも知れませんね


それなら断然「もののけ姫」の方がそうなのですが
こちらは暴力的な描写が受けなかったようで残念です。
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この回答へのお礼

確かに油屋や町の風景などは、
アジアではわかりませんが他では見られない感じですよね。
もののけ姫は私も公開当時は小学生だったので
「うわぁ…」という感じであまり好きではなかったです。
幅広い年代に受け入れられるというのも人気の理由かもしれないですね!

ありがとうございました!

お礼日時:2007/07/15 03:39

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