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保険と類似制度((1)貯蓄、(2)賭博・宝くじ、(3)自家保険、(4)共済)の比較や基本原理(収支相等の原則など三つ)についても触れて保険とは何かをどなたか教えてください。

A 回答 (1件)

 保険とは偶然な事柄を予想して、それに備えるための経済施設です。

貯蓄はそのような目的にも行われるもっとも身近な手段でもありますが貯蓄目標が達しないうちに偶然事実が実現するときには、不足になりますし、目標額に達しても偶然事実が実現しない場合があり、いずれにしても不経済です。保険に入っていれば、保険料を払いこめば直ちに、その数百倍以上の保障が与えられます。これが可能になるのは、非常に多数の加入者を集めることにより、大数の原則が利用されるからです。つまり、個々の場合には偶然な事柄も多数の場合にはほとんどその経験的確率と同じ割合で実現するという法則で保険料はこの確率に基いて算定されます。保険事業の経営者、保険者の支払う保険金の総額は加入者から収受する保険料の総額でまかなう建て前となっており、これを「収支相等の原則」と呼び、保険料の算定に関する「給付反対給付均等の原則」とを保険の基礎技術に関する2原則です。類似制度である賭博とは保険が失った損害の回復という被保険利益があるのに対して、賭博は単なる射倖契約に過ぎません。自家保険は多数の保険対象物を有する経済体や会社が大数の原則を利用して、準備金を用意しておく方法ですが、自家保険は危険分散が不十分であり異常な大損害の発生には対抗できません。共済は相互扶助の観点から、一定の地域、職域などで団体を形成し相互に掛金を拠出して、団体構成員に災害や不幸などが起こったときに一定の給付をする仕組みという世に保険と類似の要素が多いですが、保険は保険者と保険契約者はそのような結びつきはなく、対立する概念で構成されています。
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