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No.9
- 回答日時:
浦島太郎が可哀想…とはちょっと違うと思います。
時間が経過していたのは浦島太郎が帰ろうとしなかっただけで、乙姫は玉手箱という方法で浦島太郎に選択させる道を示したわけですから。
選んだのは浦島太郎です。
ちょっと昔話を諧謔的に見た評論(みたいな本)に太宰治の『お伽草紙』というのがあります。
私の意見はこっちからの影響が強いかもしれません。
下記のURLで読むこともできますよ。
参考URL:http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/307_1 …
No.8
- 回答日時:
特に無いと思いますよ?
単なるお伽ばなしとして受け止めないと
「カグヤ姫」などは
男に散々貢がして
結婚を迫られると無理難題を押し付け相手を亡き者にし
それでもクリアする男が現れると
海外?(月)に逃亡すればよい
とかなってしまいますから
どうでもいいような私の駄問に丁寧にお答えくださってありがとうございました。みなさんが一生懸命に答えてくださった回答を読ませていただいて、長年疑問に思っていたことがスッキリしました。おとぎ話というのはそうやってみんなでいろいろ考えて楽しむものなのですね。
No.7
- 回答日時:
質問者さまと皆様のお話を、たいへん興味深く拝読しました。
私も、特に教訓めいたものは無いのだと思っています。
イソップ寓話の「アリとキリギリス」のように、「あとから
苦労したくなければ、働け」みたいに教訓なあるお話も
ありますが、昔話は単に「へ~、おもしろいお話だね~」で
いいと思います。
浦島が歳をとったのも、なにもバチがあたったわけではない、
歳は誰しもとるものだし、歳をとるのは悪いことでは
ありませんしネ。
そもそも帰還した浦島がおじいさんになったのだって、
以下の理由から、不思議なことではないのでは。
8時間の時差がある国へ旅行したひとが、現地について
時計を8時間遅らせたとき、「ヤッター、オレの人生、
8時間得したゾー」と喜びますが(実際そんなヒトはいない
でしょうけど)、楽しい旅行を終えて日本に帰ってくると
時計をまた8時間進めなくてはならない・・。つまり
人間の人生の時間、寿命は各人で決まってるとおりなんですヨ。
浦島のいた竜宮城では1日が何年にも相当するということ
ですから、帰ってきたらその分、歳をとっていなきゃ
ならないワケです。
例がヘンかもしれませんが、そういうことかな
と私は考えます。
このお話の限らず昔話には、時間の概念やひいては宇宙空間の
ことまで思いを馳せることができる、想像力を膨らませるもの
がたくさんあります。
お子さんにたくさん読んで差し上げたら良いと思います。
私の駄問に丁寧にお答えくださってありがとうございました。海外旅行を例にして科学的に解説してくださり、大変よくわかりました。そうですよね。時差があるところに旅行に行くと確かに同じ事が言えますよね。娘が大きくなってそのような話になったら、聞かせてやろうと思います。ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
伝承文学になります。
ようするに、口伝えなのでいろんなバージョンがあります。で、今の一般的な「浦島太郎」はあの歌ですね。あれでいきなりメジャーになってしまいました。教訓はないと思いますが、何かの符号はありそうです。類似の民話が世界中にあるそうです。日本だけでも、バージョン違いが一杯です。口伝えなので……そんなもんです。人間思いつく事は一緒というか。民俗学的に言うと異界とかまれびととかかな。SFだと亀は超高速飛行船で相対性理論とか。
そういう話に興味があるなら、日本のバージョン違いをいくつかと、解釈もいくつか
http://enkan.fc2web.com/minwa/urasima/index.html
よけい疑問がわいたらごめんなさい。
私の駄問のために貴重なお時間をありがとうございました。それにしてもよく似た話がたくさんあるのですね。そうやって研究している人がいるなんて、ホームページを見てびっくりしました。地域を越えて同類の話があるということがとても不思議で、やはりそこになんらかの教訓というか、意味があるのかなと思ってしまったりしました。今回は丁寧なご回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
この話は仙人伝説の一種ですから、教訓などは入っていません。
同じように、桃太郎、一寸法師も教訓はありません。すべての昔話に教訓があるわけでありません。ぺろー童話集のような貴族の子弟の教育のために出来たものは別ですが。回答、ありがとうございました。私、理系の人間で、どうしても完結した答えを欲する傾向にあります。教訓はない、ということで納得させたいと思います。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
確かに謎の多い物語ですね。
昔、ミステリーの好きな仲間とともに、いろいろと解釈を考えたことがあります。1)乙姫悪者説
自分の魅力に取りつかれなかった浦島太郎に対して、怒り狂った乙姫様が復讐のつもりで玉手箱を渡したと言う説。
→美しい女性には気をつけましょうと言う教訓になるのでしょうか・・・
2)カメ悪者説
密かに浦島太郎に恋心をつのらせていた乙姫様のために、カメが一芝居打って浦島太郎を拉致してきたと言う説。竜宮城の時間の進み方は地上世界の1/100になると言うことを最初に浦島太郎に説明しなかったために、悲劇が起った。乙姫様自身は、時間の進んでいる地上世界に浦島太郎が戻った時に竜宮城との時間差を戻した方が良いだろうくらいの親切心で玉手箱を渡したのだが、人間の寿命のことをよく知らなかったのでこのようなことになった。
3)死んだ太郎を救済したと言う説
浦島太郎は実はカメを助けた日に波にさらわれて海でおぼれて死んでいたのでした。それを哀れに思った乙姫様がカメを使わして浦島太郎の命を再生させたのだけれど、竜宮城にずっといるのならともかく、地上に戻ると歴史を変えることになってしまうので、できるだけ悪影響が及ばないように、数百年先の世界に飛ばさざるを得なかった、と言う説。
個人的には3)の説が好きです。(余談ですが、浦島太郎以外では、わらしべ長者も結構謎の多い物語で盛り上がりました。)
素敵な回答をありがとうございました。こんなくだらない(失礼!)議論ができるお仲間がみえるなんてとてもうらやましいですね。とても興味深く読ませていただきました。私も3番の解釈が好きです。1も2も面白いです。教訓もちゃんと考えられますしね。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
こんばんわ。
私は、教訓は特に無い、という考え方です。
浦島太郎に限らず、大半の昔話には、そんなに”教訓”と呼ばれるものは無いと考えています。それは単なる”お話”です。つまり、そこから何かを学ぶためにあるのではなく、それを味わうためにあるものだと考えます。
学習漫画ではなく、目くるめくファンタジーというわけです。
ですから、オチへ至って
>彼が一体何を悪いことをした
という憤りを覚えることもまた然り、だと考えます。
昔話というとなんとなく教訓話と考えたくなりますが、それはかつての「マンガにっぽん昔話」が、他のアニメ・マンガに比べて、「なんとなく教育的」な雰囲気を持っていたからというだけで、結局のところ「昔話」も、荒唐無稽な冒険譚であり、偉大なる英雄譚であり、胸をしめつける悲恋の物語であり、おどろおどろしい怪談話であり、滑稽とひょうきんと間抜けに彩られた喜劇であり、要するに、世に無数に存在する他のストーリー群と同じく、それぞれが一つの完結した物語なのだ、という考えです。
確かに、昔話と呼ばれるものの中には、何がしかの教訓を得ることができたり、深く考えさせられるものがあることも事実ですが、それは”中にはそういうものもある”的なことだと、考えています。
かぐや姫はスペースファンタジーですし、桃太郎はヒロイック・アクションですし、雪女は種族を超えた悲恋の物語で、つるの恩返しはミステリアス・つるストーリーで、浦島太郎は空間と時間を越える鍵を得た青年の冒険とその代償という荘厳なる伝奇物語である、と。物語を読んで聞いてして、「うへ~」と何かを感じる、要するに、物語を味わうべき物語、と考えます。
なので、「それはないだろう!!」と憤りを覚えることもまた、作者に対する、正当な感想の提示だと思います。
ただ、百年千年をこえて語り継がれる物語には、やはり、何か独特の風合いがあるわけで、そこから感じ取れるものは、狭義の教訓話よりはるかに"教育的"な作用があるとも考えます。
こんな感じは、いかがでしょうか。
お邪魔しました。
なお、「竜宮城へ行って帰った浦島太郎は、玉手箱で老いてしまった」に関しては、「ウラシマ効果」という概念が生まれています。これは、時間や宇宙を扱う理論物理学にまで到達しうる、それこそとんでもなく教育的な話です。SF万歳。
大変丁寧なご回答をありがとうございました。教訓はない、ということについてわかりやすく解説してくださいました。ウラシマ効果については、確かに科学的な概念になってくるので、やはり浦島太郎のお話にはなにがしかの超宇宙的な教訓というか意味(地球人に何か気づくようにし向けている宇宙人の存在が・・・!)が隠されているような気がしてなりません。このたびはありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
確かに太郎さん、行きは良い良い、帰りは怖いでしたね。童話や昔話は残酷な最後を迎えるものも少なくないです。教訓を与えるものというよりも、世の中はこういう面もあるというようなものが多いような気がします。あまりに説教くさいものは子供に好かれないような感じがします。娘さんももう少し大きくなれば、例えば、久しぶりに遊びに行った公園の遊戯道具やら花壇やらがすっかり変わってしまっていたら、まるで浦島太郎みたいだねという会話がきっと楽しめると思います。
もうひとつ私が浦島太郎よく思い出すのは、遊びにしろ仕事にしろ、何かを楽しく一生懸命やっていたときは、時間があっという間に過ぎてしまうという実感です。私たちにとっての時間の流れは、時計の針の動きどおりではないです。
いろんな解釈ができるから長年、語り継がれたのだと思います。他のひとの意見も聴いてみたいですね。
早速のご回答、ありがとうございました。時間の概念って難しいですよね。確かに楽しい時間やバリバリ忙しい時というのはアッという間です。浦島太郎の話はそういうことを言っているのかな、とも思えます。みなさんが多数寄せてくださった回答を読ませていただき、本当にいろいろなことを考えさせていただきました。ご回答をくださったみなさん、ありがとうございました。
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