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25年くらい前、聖書を元にして作ったアニメ親子劇場というのがありました。
ちょっと興味がわいて調べていましたが、日本のサイトでは、ほとんど取り上げられていなく、情報が少ないのに、海外では、「SUPER BOOK」という名で、放送されたりして、ファンサイトらしきものも発見しました。
なぜ、このアニメは日本ではあまり有名では無いのでしょうか?
このアニメ、タツノコプロ製作ですが、タツノコプロのサイトにも、取り上げられていません。

A 回答 (1件)

こんばんは。


この作品は残念ながら日本では不評だったようです。

一つには聖書物語が日本での知名度が少なすぎること、まして子供向け
番組形式ではお子様の興味の対象として成功しなかったと思います。
題名も失敗だったと思います。「アニメ親子劇場」のタイトルではただの
幼児向けテレビアニメの印象しか持てないでしょう。そのためテーマが聖
書物語であることも番組を見ない限り分かりにくいので、聖書やキリスト
教に興味を持っている小学校高学年~青年層まで蹴散らしているようなも
のです。

またほとんどが1話完結だったことも、ただですら聖書の内容に予備知識
を持たない日本の子供には単に説明不足となったと思われます。例えば
アブラハムが神の命令で一人息子イサクを生贄にささげようとする話も、
アブラハムの信仰の父と呼ばれる由来以上に「いくら神の命令でも父が子
供を殺そうとするなんて信じられない」という反応が起こっても無理なか
らぬことです。

第一話の失楽園物語からパウロの信仰への目覚めまで、主に聖書物語の
名場面を中心に全容を紹介した形式も半年で終えるには説得力がなかった
と思われます。

余談めいたことですが、次回作の「トンデラハウスの大冒険」は新約聖書
のキリスト伝を中心にストーリーを進めています。こちらの作品は当時、
ほぼ10%の視聴率を獲得し一年続いたのもイエス・キリストの生涯に
集中した内容の分かりやすさと、現代人にも通ずるテーマ性が功を奏した
ところにあったと思われます。もっとも、ストーリーは子供に理解しやす
いように随分アレンジも加えられていましたが。

タツノコプロ制作でありながらサイトにも取り上げられないのは、実質上
の制作メインはスポンサーのいのちのことば社というのが真相ではと思い
ます。事実、同社は「明日へのバイブル」や「アニメバイブル」等、一般
者向け聖書関連書物を積極的に販売していた時期でした。
タツノコプロはアニメーション制作のみを行なっていた、端的に言えば下
請け側だった可能性があります。

最近再放送の話も聞かないこの路線を現在も支持しているのは、当時から
の根強いファンかキリスト教徒家庭くらいではないかと思います。

海外事情はわかりませんが、キリスト教や聖書の理解や知識が一般に馴染
んでいるので、この作品世界への理解がしやすいのではないでしょうか。
世界名作劇場も日本以上にヨーロッパでの評価が高いと聞いていますから。

以上は全て傍観者としての私の憶測と正直な感想です。
間違いがございましたらお許し下さい。
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