アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

 当方、プログラム暦1年の者です。少しわからないことがあるので、ご教授お願いします。
 親クラスにstaticなlistを配置し、子クラスがnewされたときに、listに加えていき、好きななタイミングで、自クラスと、継承クラスのインスタンスをすべてdeleteするプログラムを組もうとしています。
コードは
/**@brief Base*/
class Base
{
public:
Base(){List.push_back(this);}
virtual ~Base(){//リストから自分を取り除くコード}
static std::list<Base*>List;
static DeleteAll(){//リスト内のリストをすべてdeleteるる}
};
/**@brief Deri1*/
class Deri1 :public Base
{
public:
Deri1(){List.push_back(this);}
~Deri1(){}
};
/**@brief Deri2*/
class Deri2 :public Base
{
public:
Deri2(){List.push_back(this);}
~Deri2(){}
};
//テストコード
int main()
{
Base*p0 = new Deri1;
Base*p1 = new Deri2;
//ここですべてのインスタンスが解放される(?)
Base::DeleteAll();

return 0;
}
でここで気がかりが。
 継承した際、コンストラクタ内のthisポインタは、変化することもある。という話を聞いたことがあり、もしそれが本当なら、これは上手く動きません。自分でいくつか実験してみましたが、どの結果も、Baseのコンストラクタ内でのthisとDeriNのコンストラクタ内でのthisは同じでした。同じでなくなる状況とは具体的にどのようなときなのでしょうか?また、上の情報はガセネタなのでしょうか?
 コンパイラはVS2005standard。です。
 

A 回答 (4件)

A の導出クラス B のコンストラクタを


B::B() { A(); }
とすると, 実際には
B::B() : A() { A(); }
となります. だから, A のコンストラクタを 2回呼び出すことになります (1回は B のオブジェクトのサブオブジェクトとしての A のオブジェクトのため, もう 1回は B のオブジェクトとは無関係な, コンストラクタ本体で使われる無名オブジェクトのため). この場合, 2つのコンストラクタで作られる A の (サブ) オブジェクトは異なるオブジェクトですから, それぞれの this の値は当然異なります>#3. 要するに, 「違うオブジェクトなら this の値は違う」ということを確認しているわけなんですが, 本件とはあんまり関係ないですよね.

あるクラスとその基底クラスでコンストラクタにおける this の値が違うのは, やはり多重継承したときでしょう. 例えば
#include <cstdio>
using namespace std;

struct B1 {
B1() : x(0) { printf("B1: %p\n", this); }
virtual ~B1() { }
int x;
void printB1() { printf("B1: %p/%p\n", this, &x); }
};

struct B2 {
B2() : y(0) { printf("B2: %p\n", this); }
virtual ~B2() { }
int y;
void printB2() { printf("B2: %p/%p\n", this, &y); }
};

struct D : B1, B2 {
D(): z(0) { printf("D: %p\n", this); }
~D() { }
int z;
void printD() { printf("D: %p/%p\n", this, &z); }
};

int main()
{
D d;
((B1 *)&d)->printB1();
((B2 *)&d)->printB2();
((D *)&d)->printD();
}
というプログラムで明確だと思います.
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この回答へのお礼

大変参考になりました。
確認してみたところ、VC2005環境でも、B1のthisと、Dのthisが同じになりました。
このあと多重継承を含めていろいろやった結果、どれも最初に継承することを示したほうのクラスのthisと継承先のthisが同じになるようです。
返答ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/07 21:35

>B::B() における A(); の意味は?>#1


親クラスのコンストラクタを明示的に呼び出さなかった場合に
対する比較のつもりで書きました。(明示的に呼び出したらどうなるか)
コード的にはそれほど意味はありませんが、確認した限り、
VC6.0の環境だと、A()呼び出しで表示されるthisポインタの値は
異っていました。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。
aris-wizさんのおっしゃるとおり、vc2005の環境でもそのようになりました。
問題にしている部分は明示的に親のコンストラクタを呼び出さないので、問題はないです。

お礼日時:2007/11/07 21:37

この辺は全て処理系に依存するんだけど, 単一継承する限り Deri1 における this と Base における this は同じにするという処理系が多いんじゃないかなぁ? どう考えてもその方が簡単だし.


言い替えると, 多重継承 (特にダイヤモンド継承) した場合に変化が現れるはずです.
ただ, このプログラムは明らかに間違っています. Deri1::Deri1() の中で push_back してはいけません. このままだと, Deri1::Deri1() から勝手に呼び出される Base::Base() の中で push_back して, さらに Deri1::Deri1() でも push_back します. つまり, 「同じオブジェクト」に対して 2回 push_back することになるので, DeleteAll() (おっと, こいつの返り値もないね) で「同じオブジェクトに対して 2回 delete する」はずです. だから, Deri1::Deri1() で push_back してはいけません.
ついでにいうと, Base::Base() で push_back すると「間違って new で作らなかったオブジェクト」に対しても delete しちゃいますよね? だから, この形なら Base::operator new(size_t) を定義するべきだと思います.
おまけ:
B::B() における A(); の意味は?>#1

この回答への補足

おおっと。タイプミスでした。
Deri1::Deri1(List.push_back(this));

Deri1::Deri1();
ですね。

>Base::Base() で push_back すると「間違って new で作らなかったオ>ブジェクト」に対しても delete しちゃいますよね? だから, この形>なら Base::operator new(size_t) を定義するべきだと思います.
あっ。確かにそうですね。気がつきませんでした。

補足日時:2007/11/07 21:09
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そもそも、コンストラクタは継承され無かったような。

。。
コンストラクタ内で親クラスか同一クラスのコンストラクタを
明示的に呼び出さなかった場合、基本クラスのデフォルト
コンストラクタが自動的に呼び出されるだけのはずです。
それ以外に、基本クラスのコンストラクタを明示的に呼び出した場合
基本クラスのコンストラクタのthisが変化したような気がします。
インデントは全角空白なので半角に変換してください
//Win XP SP2 / VC++6.0 SP6
#include <iostream>
using namespace std;
class A
{
public :
 A(){ cout << "A()" << this << endl; };
 ~A(){};
};
class B : public A
{
public :
 B(){ A(); };
 ~B(){};
};

int main( void )
{
 B BBB;
 cout << "BBB " << &BBB << endl;
 return 0;
}
こんな感じでしょうか。。。
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