10秒目をつむったら…

知人の男性の話ですが
お祖父さんの着物を着たいのに
丈が短いのは直せるのか?という質問です。
私も着付けを習っている最中なのですが
女物と違って男物の着物にはおはしょりがないので
丈の調整は出来ないのではないかと思うのですが・・。
やるとすれば、別の生地を裾や袖に持ってきて
リメイクするしかないのでしょうか?
それもなんとなくきまらない気がするのですが
皆様のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

男物でも内揚げがとってあります。

帯に隠れる部分に切り替えがあります。
それが内揚げです。中に余分の布を入れ込んでありますのでその量によりますね。
お祖父さんとあまりに身長差があると無理かも知れません。
女物のようにおはしょりをしたり幅広の帯を締めたりしないので別の布をつぎ足すのは無理かと思います。
昔はそのようにして着たのですけどね。
また、古い着物は色ヤケ、色あせを起こしている場合があり、女物ほど気にならないはずですが、あまり色が変わってしまってると帯からのぞいた部分に色の差が出てしまう、という事もあります。
羽織を着てしまえば気にならないかも知れません。
また、着丈とともに直さなければならないのは裄丈だろうと思います。
これも余分の布がどれくらいとれているかです。
上からさわってみればわかるのですが余分が足りない場合は裄が出ません。
色ヤケについても同じことです。
いずれにしても直すなら全部ほどいて洗い張りして、裏地は新しい物に変えて縫い直す事になると思います。
でも結城紬などは3代着て味が出ると言われていますから、そうして生き返るならぜひ着て欲しいものです。
実際3代着られた男物の結城紬を見たことがありますがまるで綿のようにふんわり馴染んだ風合い。繭に返るとはこういう事かと感心しました。
さぞ着心地がいいだろうと思いました。
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この回答へのお礼

男物では内揚げというものが有るんですね。
仕立て直すにしても手間はかかりそうですが
本人に話してみます。
3代着た結城紬の話も興味深いです。
私も祖母の着物を大切に着ようと思いました。
大変勉強になりました。
丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/15 11:56

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