プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

電脳コイルってほんとに子供向けアニメなのでしょうか?小学2年生の娘がみていましたがどうも十分理解しきれていないようです。アニメのシナリオの出来の問題なのでしょうか?

A 回答 (13件中11~13件)

子ども向けとは、どういったことなのは解かりませんが、あなたのお子さん向けではないかも知れないということに、引っかかりがあるのではないでしょうか?



最近の研究は知りませんが、ひとの脳の発達には『ジャンプ』する三つの時期があって、三歳児程度で言語、七歳児程度で好奇心、十歳程度で探究心が飛躍的に伸び、その後、一生変わらないと考えらます。放映されるのが『教育』テレビということで、発達していない子どもに合わせて作品をつくるのではなくて、発達を促すように作品をつくるという姿勢は、アニメに限らず、童話であっても、漫才や落語ですら不思議なことではありません。

探求心とは、解らないことをいったん棚上げにして、後から再び考えることのできる能力ですから、もし解らないことがあるのなら、作品は狙いどおりのことで子どもへ影響をあたえているといえます。子どもが楽しめていないのなら関心を失い、再び思い出すこともなく、そもそもが論外なのでしょうが、むしろ子供向けとしては上手くできているといえます。

教育的な観点からつくる必要がない、ディズニーなどで代表される商業アニメでは、平均は低きにあわせるという鉄則から、言葉遊びであるとか、友情や信頼といったコミュニケーション中心で、三歳児程度の発達だけを対象にした作品づくりになるのも、これまた当然だと思いますし、そういう作品でしか楽しめない大人がいるとしても、すでに発達の時期は過ぎているので、いまさらどうしようもあるませんが、しかし、それこそが子ども向けだと大人の側から決めつけるのは、子どもたちの今にとっても、将来にとっても不幸なだけではないでしょうか。

そういう意味では、子ども向けは、幼児向けとは呼ばないと思います。

三歳の子どもですら楽しめるものをつくるぞというのも立派な仕事ですし、言語、好奇心、探究心とクリアする多くの制約があるんだよねえという姿勢も、どちらも立派な考えです。そして、あなたのお子さんがどのような子なのか、わたしには想像すらできませんし、知るすべもありません。また、大人が安心するための作品が、ひとりひとりの子どもたちのためになるとは言えないでしょう。

やがて異性を強く意識する時期に、好奇心だけで行動されてもねえ。

わたしが是非を問うことなどありませんが、子どもはいつの間にか大きくなり、こういった作品と出会うことで、知らないあいだに大人になってゆくものだと思えば、頼もしいことだと思えませんか? ですから、まあ、色々あって子ども向けっていっても、大人からの画一的なものを大量生産するだけでなく、これはこれなんだろうなと受け入れてみるのも悪くないでしょうね。

規格ものではない社会は、子どもにも『子どもたちの世界』があって、良い社会だと思いませんか?

この作品のコンセプトが『子どもたちの世界』にあるのは、偶然ではないと思いますよ。
    • good
    • 0

子供といっても幅が広いですからな~。


確かに小学二年生には難しい設定だと思います。
ですがトトロに影響を受けたようなところがあるし、ペットも可愛いし、OPも奇麗です。
理解できなくても、観たがるようであれば観せてあげれば良いと思いますよ~。

って三年前の質問か~いっ!
    • good
    • 1

子供の環境への適応能力には驚かされることがあります。

実際、幼稚園児の姪っ子はiPadの使い方完全に理解しているし、小学生の甥っ子はkinectを使って、妹と遊べることを見いだした。僕にとっての事実です。

理解というのが、どこまでのものを言うべきなのかわからないけど、子供はたぶん、自分の目の前にある世界を必死に理解しようとしている。だから、遊べるし、怖がる。普通の事ですよね?でも、ひょっとしたら、彼らにとってそういう瞬間のすべてが途方もないインパクトを持った経験なのかも知れない。それが怖い。

そういう怖さを素直に表現したら、「電脳コイル」になるのだと、思う。

作品中、主人公のお母さんが主人公を抱きしめて、いくつかの台詞で問いかける。子供はただ、うんとうなづく。実際、主人公がどう思ってるのかわからない。作品中、唯一、大人の視点で主人公を見つめたシーンです。怖がってる大人と、必死に世界を理解しようとしている子供。普通に見てたら、どちらにも感情移入なんてできっこない。この世界に「メガネ」はまだないのだし。そういう意味で早すぎた作品ではあったと言えるのかもしれません。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!