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所謂重鎮の文豪ではなく最近の作家で、
文に情緒がある、また文体が面白いなど表現が秀逸だとあなたが思える作家を教えて下さい。

A 回答 (4件)

作家では町田康が秀逸でございましょう。


独特の語り口調はインパクトが強く、多くのエピゴーネンがうまれていますが、やはりオリジナルであるところの町田節が最良でございます。
この文体、先祖をさかのぼれば上方落語にゆきつくのではないか、とよく言われており、なるほどと思ったものです。
「語り」を文章に発展させるのは難行です。稀有な才能でしょうね。

劇作家の宮沢章夫も面白い文章をものする作者で、その文章からはデザイン的な面白さを感じます。
情緒は薄く、むしろ乾いた文体ですが、それだけに対象を見る目の面白さが際立ち、本質に肉薄するというようなところがあります。
笑いへの追求も強く、エッセイ「牛への道」や「わからなくなってきました」には笑いの要素が渦巻いています。
しかしその笑いの奥に、やっぱり乾いたものを感じるだろうとも思います。

ビデオゲーム出身の米光一成も、面白い文章をつむいでいます。
彼の特徴は「双方向性」で、語りかけと、その返答との遊び具合が秀逸です。
それでいて文章は体言止メが多く、読者に考えるための余韻を多く残しているようなところがあります。
「こどものもうそう」というBlogを連載しているので、ぜひgooで検索して読んでみて下さい。
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この回答へのお礼

町田康のオリジナルな語り口が上方落語にゆきつく、なんだか納得です。宮沢章夫という人の書くものは読んだ記憶がないのですが、「デザイン的な面白さ」という評に興味を持ちました。super32xさんが仰る本質に肉薄するドライな文体という所も自分の好みに合いそうな気がするので教えて頂いたエッセイもチェックしてみたいと思います。
米光一成は、まずブログを覗きにいこうかと。
非常に分かり易く詳細なご意見をありがとうございました!

お礼日時:2008/01/08 15:21

新井素子さんです。

ほかの人にあのような小説は書けないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/08 15:06

山田詠美の作品は初めて読んだ時には衝撃でした。



「こんな価値観もあるんだ」と呆然としたのを憶えています。

特に「ひざまずいて足をお舐め」「風葬の教室」が作者の作風が顕著に出てる作品だと思いました。

文体は“珠玉”と言う表現がぴったりだと私は思ってます。

この回答への補足

山田詠美のものは幾つか読んでいますが
読み手を引き込む作品の力がありますね。ひざまずいて足をお舐め、は未読なので目を通したいと思います。
アドバイスありがとうございました。

補足日時:2008/01/08 15:01
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作家ではなく作詞家ですが・・


「AZUKI七」さん。詩集を出しています。
曲の中なら、「君という光」のCメロ。
「Holy ground」や「夜更けの流星達」「永遠に葬れ」「A crown」など、名曲ぞろいです。

「未完成な音色」は神話が元に。
「水のない晴れた海へ」は人魚姫モチーフ。
「向日葵の色」はゴッホの話から。

他にも仏教や、キリスト教の語が入ったり、「ノヴァーリスの扉」など、
他アーティストとは一線を画す才能と知性です。


文学は・・・
「吉本ばなな」さんが最近また読みたくなっています。
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この回答へのお礼

作詞家は作詞家でまた様々いらっしゃいますね。
AZUKI七という方は知りませんでした、ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/08 15:01

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