縁切り神様

Question

去年　彼氏と四国の金刀比羅宮へお参りに行きました。

電車から降りた時に、琴平の地元の方だと思うおばあちゃんが
私たちに話しかけてきました。

「お参りに行くの？
　ここは縁切り神様だから
　参るなら　裏参道からしたほうがいいよ」

とアドバイスを頂きました
船や航海の神様として　知られているのは知っているのですが、
縁きり神様は、はじめて知りました。
ただ、女性の神様だということも教えていただきました。
なので、妊娠中、生理中は控えた方が良いことも。

縁きり神様は安井金刀比羅宮のことは、知っているのですが、
四国の金刀比羅宮は初めてだったので、気になった次第です。

縁きり神様とはどんなものなのか？
カップルで参ったらダメなのでしょうか？
それとも　ただの迷信なのでしょうか？
どなたか、ご存知の方　よろしくおねがいします。

suroeste · Accepted Answer

「ただの迷信なのでしょうか？」と言われると、全て、ただの迷信です。気にすることはありません。
　金比羅さんは、海の神様、船や航海の神様です。船乗りは、一枚板の下は地獄・・・と言われるように、国際航路で紛争地を行く船乗りなど命がけです。運が悪ければ、次回の航海でもう生きて戻って来られないかもしれません。是非、次回も安全に航海できて、帰ってこられますようにと真剣に祈っている人もまれにいます。そんの人の前で、イチャイチャしては不謹慎で迷惑です。神殿付近は神聖な場所ですから、節度を持って行動しましょう。
　決して、積極的な縁切り神社ではありませんが、金比羅さんは船乗りのための女神で、非常に嫉妬深い女神と言われています（迷信ですが）。女性を一緒にお参りすると、御利益がないばかりか、悪いことが起こるといった迷信もあります。
　これは、船員に女性を乗せると、男性船員の指揮が乱れ事故や喧嘩など、船内でごたごたが起きやすい事実から言われているのかもしれません。

mapato · Answer

こんにちは。

「縁切り」にご利益ありとされるところがあるのは「悪縁を断つ」為です。
昔は例えどんなにひどい相手であっても今のように簡単に離婚など出来ませんでしたし、親族関係などに関しても「悪縁」の為に苦しむ人は多かったのです。
ですから「ここへお参りすれば悪縁を断ち切れる」というご神徳が広く伝えられたという訳ですが、元々「○○は縁を切ってくれる神様」ということがあるのではなく、何らかの「謂れ」によってそのようになっている場合が殆どです。
ですから「俗信」と言ってしまえばそうかもしれませんが、そんなこと言い出しますと「天神様が学問の神様である」ということなども後付けの解釈な訳ですから（特に既に歴史を重ねているものに関しては）明確に線引きが出来るというものでもないでしょう。
「縁を断ち切る」と伝わっているのであれば恋人同士で行くのを憚るのも人情でしょうし、水に関わる女神様の場合恋人同士でお参りすると神様の嫉妬心を招くと考えられてきました。
「ここの池で一緒にボートに乗ると別れる」といったような話を聞いたことはありませんか。
そういう池には大抵真ん中に弁天様（こちらは神様でなく仏様ですが）を祀った小さなお堂があったりするものです。
無論「そんなものは気にしない」というのであればそれはそれで構いませんが、地元の方がわざわざご親切に忠告して下さるようなことには素直に従っておいたほうが良いかもしれません。

縁切り神様

「ただの迷信なのでしょうか？」と言われると、全て、ただの迷信です。

こんにちは。

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