プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

子供(中1男子)がクラブでチェロを始め、楽器の購入を予定しています。楽器店では、予算に合わせて何本か取り寄せてあげるので弾き比べてみて選べば良いと言われています。
ヨーロッパからの輸入品で、本体と弓とで予算80~100万円程度を考えています。店で何社かのパンフレットを見たのですが、どのメーカーの製品をリクエストしていいか全く分かりません。店の方の話では、同じメーカーの製品でも、実際取り寄せてみるとかなり当たり外れがあるとのことです。できるだけ製品の質が安定していて響きの良いお薦めのチェロのメーカー(または職人さん、工房など)をご存知の方、具体的にアドバイスしていただければ大変助かります。ちなみに、最終的な音のチェックはクラブ顧問の先生に相談したいと考えています。

A 回答 (5件)

始めまして


私もチェロ弾きです。
予算に関しては下記の皆様のご意見が参考になると思います。
実は私はカールヘフナーのものを数本取り寄せて弾き比べて選びました。同じメーカーのものでも音はかなり違いますし、人の好き好きもあると思います。
音質の安定を求めるのは難しいかもしれません。
私はどちらかというとビオラ・ダ・ガンバの音色に近いという基準で選びました。
もしその違いが分らないなら国産の40万円程度のものでも特に支障は無いように思います。
楽器はあくまでも自分の感性で選ぶものですから。
私は室内楽だったのでそういう一種の見栄のような問題はなかったのですが、オケとかだとどうしても相対的な見栄があって80万以上のものを買わざるを得なくなることがあるようです。
あと中古という手もあります。
これは値段を節約するということではなくて、特にヨーロッパなどでは掘り出し物でいいものがあるということです。
ストラディバリウスだって最初は凡庸な完成度でも名人に弾かれることによっていい音がでるようになるわけです。
つまり弦楽器は上手い奏者に弾かれるとだんだんといい音色が出るように音が変わるのです。
もし音大生が代々弾き込んだようなものなら見つけ物です。(バイオリンはそういう掘り出し物を安価に譲ってもらったのですが、長く弾いている人にこれはいい音だと羨ましがられました)
あと、工房でカスタムメイドも可能で、思うほど高くはありません。
近いうちにガンバを作ってもらおうかと思っています。(これもチェロより高いように思うかもしれませんが工房と仲良くなると結構リーズナブルな、チェロと対して変わらない予算でいいものが得られます)
値段ですが、その予算でも結構なものを作ってくれるところもあります。
先生に音を見てもらうとのことですが、繰り返しになりますが、自分で楽器の音色の好き嫌いがはっきりしないということはある種の問題で、それなら目隠しをして値段で決めるのと結果的には同じようなものではないかと。
最後に購入後ですが、コマの調整は自分で出来た方がよいと思います。指板のエンドは弾いているうちに段々落ちてきますし、梅雨にはペグが回らないですし、手がかかる楽器です。(だから愛着もあるのですが)
まぁ何にしても息子さんのご意見や感性を尊重してあげてください。
親の見栄で子供が楽器を弾くわけではないですから。
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この回答へのお礼

専門的な立場からの具体的なアドバイス、誠にありがとうございます。

決して見栄で楽器を選ぶわけではないのですが(値札を付けて演奏するわけではありませんので・・)、ただ同じメーカーで価格が段階的に設定されていると、装飾的な付加価値は抜きにしして、少しでも高いものは、メイプルやスプルースなど素材に良質なものが使われているのかなぁ・・と考えてしまいます。

もちろん、最終的な選択は子供の感性を尊重してと考えています。やはり、本人がを音色が気に入ることが第一条件ですから。クラブの先輩を見ても、自分の楽器に愛着の強い人ほど、熱心に練習して素晴らしい演奏をされるようです。

ただ、素人にとって、カスタムメイドとか掘り出し物はかなり難しいです。骨董と同じで、好き嫌いははっきりするのですが、良し悪しは判断できませんから。うーん、難しいです。

お礼日時:2002/10/12 09:37

再び最近あまり弾かないチェロ弾きです。


値段の話ですが、あくまでも個人的な意見です。
例えばチェロの量産品では最低ランクとされる値段の40万円程度のものですが、その同じ値段でも国産と舶来とではかなり違うと私は感じました。
もし違いを感じないなら、国産品でもっと安価に購入するという手もあります。
国産の40万程度のものはよく店頭で現品で10数万円で売っているものをよく見かけます。
これでも不満がないなら今回は安く済ますという手もあります。
また中古で40万だとかなりの当たりも時としてあります。(基本的に音は新品より中古になる方がよくなります)
ただし特に所有の観点から中古に抵抗がある人もいますし、好き好きでしょう。
一度国産の楽器店と中古店を見てもよいかもしれません。
ご参考になるかどうか分りませんが。
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この回答へのお礼

そうですね。やはり、チェロの微妙な音色の違いを本人が聴き分けられるかどうかが最大のポイントになりそうですね。
現在、子供が定期試験中で時間がとれませんが、少し余裕ができてきたら、何度か楽器店に足を運んで試し弾きをさせてみたいと思います。あまり焦らずに、じっくりと選定するつもりです。

中古に関しては、実は知り合いの人で購入後に楽器の歪み(そり)に気づいたという人がいます。湿気のせいか温度のせいか分かりませんが、多分前に使っていた人の保存状態が良くなかったのではないかと思います。
今のところ、独力で購入時にそこまで看破する能力がありませんので、今回は新品の中から選び、修業を積んで、ある程度の技量が身に付いてから中古の方にも目を向けてみたいと思います。

重ねてのアドバイス本当にありがとうございます。

お礼日時:2002/10/13 10:58

再び。


私の場合はチェロではなくビオラなのですが、実は騙されて中国製の楽器を買わされたのです(ドイツ製と偽って)。そこの社長は後の大事件で逮捕されましたが。
実際、使用してみて別に楽器自体は問題ありませんでした。若干、音が細いかなという程度です。
また、妻が通信販売で8000円のバイオリンを買いました。これも中国製でした。しかし、最悪でした。駒のカーブが甘いため、一本の弦を弾くのが困難なほどです(2本以上なってしまう)。
同じように通信販売の7万円のチェロがありますが、あれも中国製です。これも?でしょう。
中国製はやはりピンからキリまでありますが、いいものはいいと思います。ただ、悪いものが多すぎる気がします。
でも結構(相当)安いので、つい手が出てしまいがちです。
それから、「最初に安い楽器を買うと・・・」ということなんですが、楽器は買い換えができるはずです。
例えば、バイオリンやチェロでも小さい時は1/16からスタートする人もいます。この人たちが全てのサイズを持っているかというと、そうではなく、どんどん大きいものへチェンジしているのでいつも1丁しか楽器を持っていません。
必ず店員に聞けば教えてもらえると思いますが、楽器は交換できるはずです。当然差額は払わなければなりませんが、少なくとも一から購入するのではありません。
実際、私は交換したことありませんでしたが、楽器を購入するときに店員にこの件に関して言われました。
但し、買い換えは同じ店の方がいいと思います。
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この回答へのお礼

ご自身、そして奥様の貴重な体験談を、誠にありがとうございます。
2本以上の弦が弾けてしまうバイオリンなど、本当に驚きました・・が、なんだかADEMUさん自身そんな生活を楽しまれているようで素敵ですね。

そういえば、先日訪ねた楽器店にも2~3本中国製のチェロの在庫がありました。いずれ弾き比べする際に、これらも試してみたいと思います。
また、楽器の下取りについても確認してみたいと考えています。

お礼日時:2002/10/11 21:37

余計なお世話かもしれませんが、チェロをはじめていきなり、この予算のものを購入ですか?


確かに中途半端な値段であるには違いないのですが、弓に値段をかけ、本体は買い換えもできますので安いもの20~30万円(それでもそれなりのものもかえますが)位にしておいた方が良いのではと思います。
参考URLのようなものはいかが。
というのも楽器は弾き込んで初めてわかる良さというものもあります。弦ひとつとってもその種類でいろいろな音が出せます。ましてやオケで演奏するのでしょ?できればみなさんと同じレベルの楽器の方が音が浮かなくていいように思います。(みなさんが高価な楽器を持っているなら別ですが)あのウイーンフィルでさえ個人で楽器は持っていません。全て楽団が所持して楽員に貸与しているのです。

参考URL:http://shop.fstrings.com/instrument.asp?inst=vc
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この回答へのお礼

とても参考になるホームページを教えていただき、本当にありがとうございます。早速、子供と一緒に勉強させていただいています。

子供のクラブのチェロパートには十数人が所属しているのですが、中には本体で300万を越える楽器をもっている方もあります。ただ、現在子供が借りている楽器は、国産の入門者用(おそらく20~30万円の製品)で、かなり古く傷みもあるのですが、歴代の生徒が弾き込んでいるぶん味のある音が出ているようです。文化祭のコンサートにもその楽器で出していただいたので、もしかしたら音が浮いていたかもしれません。

わが家の経済状態を考えると、この予算でも贅沢だと思うのですが、ただ、以前チェロを弾く方から「最初に安い楽器を買うと、すぐにもう少しいい楽器が欲しくなります。結局短期間で買い替えることになって、かえって損ですよ」と言われたことがあって、すぐに買い替えるくらいなら、ある程度長く使えるものを・・と考えてしまったわけです。(子供に少々甘いのかもしれません)

教えていただいたホームページにもあった中国製のチェロというのは、現在どのくらい評価されているのでしょうか? 楽器店などで聞くと、日本製のチェロ(スズキなど)は薦めないけど、中国製のものはなかなか良いと言う人もいるのです。歴史的にクラシックの土壌がないという点では同じはずなのに、材料の質や技術など、なぜ日本製のチェロより中国製の方が評価されているのでしょうか?

お礼日時:2002/10/11 12:01

お子さんの真面目な希望を、可能な限りバックアップされるhakase-kk様を尊敬したします。



さて、お答えになるか解りませんが、ご参考になさっていただければと思い、投稿させていただきます。
自分は、いわゆる職業奏者ではありませんが、プロとしての教育も受け、活動いたしております。
よろしければ、どうぞご参考になさって下さい。
自分も、基本的には
「初めからいい物を1つだけもち、様々な勉強をする」
という価値観をもっております。
しかし、この度の貴殿のお話しにつきましては、
「今後のためにも、まずは30-60万程度の楽器および弓」
をお勧めします。

理由は、今後さらに研鑚をつむ事になっても、楽器のメインテナンスや普段の練習用に一台もつ事は大変有意義だと考えるからです。
もっとも、何事も初めの数台はぼろぼろになるものです。
ただしこのお話しで言えば「ぼろぼろ」とは必ずしも壊れる事を意味していないことは、2文前の主旨からおわかりいただけると思います。
この度のお買い物を、そのステップとされる事は如何でしょうか。
事実自分もそういたしました。

いい楽器はご本人が今後ご自分で求められる方が、楽器選定の勉強・人生勉強等得られるものも多く、よろしいと思います。
もし、いい楽器を買われるならば、むしろケースの選定にもどうぞご心労ください。
チェロの場合、最もfatalなトラブルの一つに「ネック折れ」がございます。
弓はある程度の物を求められることもよろしいでしょうし、比較的安価なものを求められ、今後細工を加えていかれる事もよろしいかと思います。
自分は貧乏ですので、後者でした。
実は後者で無ければ知ることが出来なかったであろう知識や技術を身に付けられたと満足しております。
いい楽器を求められるなら、いい弓を求められる方が良いかとも思われます。
しかし、それを言い出しますと、出費もかさみます。
上を見出すときりが無い事も、厳然たる事実あります。

さて、新作非量産でいい物でも、例えば中国製等であれば50万もあれば全てまかなえると思います。
また、新作費量産で、ある程度の出費をお考えでも、全てまとめて150万を一つの目安になされるとよろしいかと思います。
しかし、今後のメインテナンス等にかかる費用も考えますと、今大きな出費は一概に良い選択とも思えないのが、正直な気持ちであります。

また、最終的には弾かれるご本人の好みで決定される事をお勧めします。
楽器は、あくまでも弾く本人が満足する事が至上命題だと思うのです。

大変恐縮ですが、仕事がございますので、この辺で失礼させていただきます。
また、書込みさせていただくと存じます。
他の方のご意見もどうぞご参考になさり、お子様にとりましても、良いステップになられます事を、心よりお祈り申し上げます。
乱文お許しください。
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この回答へのお礼

ご経験に基づく、具体的で温かいアドバイスありがとうございます。
わが家も正直なところ決して経済的に余裕があるわけではありません。ただ、本人が小さい頃から続けていた鍵盤楽器があまり好きではなかったにもかかわらず、中学入学と同時に始めたチェロが心から気に入ったようで、結構きついクラブの練習にもネを上げずがんばっています。学校やクラブの環境がよく、チェロパートの素敵な先輩たちに恵まれたこともチェロ好きになったひとつの理由かと思われます。

現在は新入生ということでクラブの楽器を借りていますが、いずれ自分の楽器を用意するというのが慣例となっているようです。予算については「あまり安い楽器を買うとすぐにもう少し良いものが欲しくなってしまうと」いう話を聞いたこともあり、そうそう短期間で買い替えるわけにもいかない(できれば学生時代くらいは続けて使い、その後進路によって自分で良いものに買い替えて欲しい)と考えています。

クラブの先輩方の状況を見ますと、チェロ本体で数十万円から、人によっては300万円を超える楽器を使っている方もあるようです。ただ、わが家としては経済的な意味と、教育的な意味(本当に良い楽器は自分で努力して将来自分の力で手に入れてほしいという意味)として、本体と弓で100万円くらいが妥当かなと考えています。つまり、このくらいの予算でできるだけ良質なものを買ってやりたい・・というのが親としての贅沢な望みなわけです。

そこで、一番分からないのは、カタログを見ますと、カールヘフナー、フィドラー、プレルのような会社の他に、ゼムリンガー、ウェルナー、ゾンマーなどマイスターの小さな工房の製品がたくさんあって、いったい何処の製品が良いのか素人には分からないという点です。小さな工房ですとたぶん数人のスタッフで製作していると思われますので、その方が丁寧でいいのか? もしいいのなら、どのマイスター(どの工房)のものがお薦めなのか? それともやはり大きい会社の製品の方が品質が安定しているのか? 
もし情報をお持ちでしたら、どんな小さなことでもかまいませんので、ぜひアドバイスをお願いしたいと思います。

なお、ケースに関しては、アドバイス下さいましたように、ハードケースでできるだけ軽いものを探すつもりでいます。(軽いものほど値がはりそうなのが悩みです)

お礼日時:2002/10/11 11:01

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