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マルチトラックレコーダー(MTR)の

最後の方のトラックはどの機種も2つのトラックが1つに一緒になっているのは

なぜですか?

使いづらいんですけど~

A 回答 (2件)

最大の理由は、「コストダウンのため」です。


私も16トラック同時再生の、まぁ中級クラスかな?というMTRを使っていますが、モノラルトラックは1~8で、9/10、11/12、13/14、15/16は2トラックが1本のフェーダーでのコントロールになってます。

しかし、もっと上級機種だと、1~12までがモノラルで、13/14、15/16だけが1本フェーダー、さらにもう少し上の機種では、16トラックすべて個別フェーダーでしたね(過去形なのは現行機種じゃないから)

フェーダーというのは、メーカー的には機械部品のカテゴリーになり、結構高価な部類の部品なんです。さきほどの1~12までモノラル…という機種の場合、単体買いでフェーダー1個3千円くらい。私のモノラル1~8の機種でも、1個2千円弱だったと記憶します。
1個2千円として、仮に8トラック分を「2トラック1フェーダー」にしてしまえば、単純には4個分8千円のコストダウンですが、さらにボディも小さくリーズナブルに作れたり、検査や調整をする部品点数が減ったり…で、たったフェーダー4個の節約が、最終的に売価で2~3万円のコストダウンになる事すらあります。

とにかく、高い上級機種なら個別フェーダーのトラックが増える事からも、まずはコストダウン→低価格化のためというのが主原因ですね。

でも、逆にかなり高級なMTR機種やミキサーでも、ステレオ2トラックを1フェーダーで操作するチャンネルは、基本的には必ず設けられています。(デジタルミキサーなら、1つのフェーダーで2トラック同時操作できる機能選択があったり)

これは、録音だけでなくミキサーとしての機能でも、1つのフェーダーでステレオ2トラックが同時に操作できるチャンネルは、いくつかは装備されてないと逆に不便な事が多いからです。
例えば、ステレオ出力のシンセサイザーやエフェクト機材等の音を受ける時は、モノラル2トラック2フェーダーで操作するよりも、ステレオ1フェーダーで操作する方が遙かに便利な場合が多いです。
また、録音でも、例えばドラムをマルチマイクで取った場合や、生ストリングスなどをマルチマイクで録った場合などは、あらかじめマルチ録りの各トラックを調整してしまって、それをステレオ2トラックに仮ミックスダウンし、最終ミックスダウン時はドラムは仮ミックスステレオトラックでミックスする…という手法が使われる事は多いです。アマチュアは得てしてギリギリまで単体のトラック音の調整をしたがるものですが、プロではいくつかのパートを仮ステレオにしたものを、最終的にまとめ上げる手法はよく使われます。技術さえあれば、その方が効率がはるかに良い場合も多いのです。

そのような利用法に対応するために、高価高級なMTRにしてもミキサーにしても、ステレオ2トラック1フェーダーのチャンネルは2~4組くらいは必ず設けられていますね。

中級クラスのMTRでも、この「いくつかのモノトラックを先にステレオ2トラックにまとめる」という技術を身に付ければ、最終ミックス段階では同時ミックスできるトラック数が飛躍的に増えるわけですから、1フェーダーのステレオトラックも使いようによってはめちゃくちゃ便利がよいですよ。
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございました。納得できました。

お礼日時:2008/05/30 22:00

2つのラインを一つのフェーダーでコントロールするようになっているトラックについては、ステレオ出力を受けるトラックになります。


通常は、ステレオ出力の楽器(キーボードやステレオ出力のあるエフェクター類を通過したラインなど)をステレオで録音したり、あるいはバウンス録音でトラックをまとめる時などに、そのステレオのトラックを使って録音したりします。

参考まで。
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