家の中でのこだわりスペースはどこですか?

Hi8で撮ったアナログビデオをaviでキャプチャ→MPEG変換→DVD化していますが、キャプチャ時のコーデックにより画質にはっきりと差が出てしまいます。
具体的には次のとおりです。
(1)CanopusDVコーデック(AVI)でキャプチャ→TMPGEnc3.0でMPEG変換→
 DVDオーサリング・DVD化
(2)Huffyuvコーデック(AVI)でキャプチャ→TMPGEnc3.0でMPEG変換→  DVDオーサリング・DVD化
つまり、キャプチャ時のコーデック以外は条件を全く変えていないのですが、最終的にDVD-Rに焼いてTVで見ると(1)は画面が(2)に比して鮮明でなく、動きがややぎごちなくなります。Huffyuvは可逆圧縮のコーデックで高画質に定評があるようなので当然と言えば当然なのかもしれませんが、CanopusDVもDVコーデックでは画質がいいとされています。実際、AVIの段階ではPCの17インチのモニターで見る限りではほぼ同等です。この原因はMPEG化によりコーデックの差が出ている(→つまりやむをえないこと)なのでしょうか?それともMEPG化の方法に問題があるのでしょうか?MPEG変換は上記ペガシスのソフトでビットレートは平均8Mbps、最大9.2Mbpsに設定しています。入力・出力ともインターレースです。参考までにキャプチャボードはCanopusMTVX-SHF,ソフトは付属のFEATHERv2とふぬああを使用しました。2種類のキャプチャソフトを含め合計4通りで試しましたが、キャプチャソフトよる差は認められま
せんでした。DVDを視聴したTVは52型のフルバイビジョンTVです。ひとつ気になるのはフィールドオーダーです。TMPGEnc3.0の出力設定ではMPEGはトップファースト、(2)の元データAVIもトップですが、(1)の元データはボトムファーストです。MPEG化時にボトム→トップになること
で画質に影響があるのでしょうか?
長くなりましたが、お詳しい方のアドバイスお待ちしています。

A 回答 (1件)

「CanopusDVコーデック(AVI)でキャプチャ」とのことですが、いったいどうやってCanopusDVにしたのでしょうか?



CanopusDV は、カノープスの「DV映像編集ハードウェア」で使用するコーデックであり、そういうハードウェアがある環境でないとエンコードできません。
MTVX-SHF は単なるMPEG2チューナーカードですから、MTVX-SHF単体ではCanopusDVの出力はできないはずです。

以下、MTVX-SHFの他に映像編集ハードを載せているなど、CanopusDVでのエンコードが可能になっているとの前提での話です。

・CanopusDV のエンコードは、CPU負荷が非常に高いので、PCのスペックにもよりますが、リアルタイム圧縮はかなり厳しいです。
そのため、コマ落ちが発生している可能性はあるかもしれません。
huffyuvは処理は非常に軽いので、「ハードディスクの転送速度が間に合わない」ためにコマ落ちする可能性はありますが、「CPU性能不足」でコマ落ちすることはまずないでしょう。

・DVフォーマットは4:1:1 (色解像度は水平方向1/4、垂直方法はもとのまま)なのに対し、MPEG2は4:2:0(色解像度は水平・垂直共に1/4)なので、DVを通してMPEG2にすると、解像度は低い方にあわされて「色解像度は水平方向1/4、垂直方法1/2」になっていまいますので、理論上は色解像度がかなり落ちることにあります。ですが、実用上は赤主体の絵でないかぎりは、まず気になるほどの画質劣化はありません。

・TMPGEnc 3.0 はフィールドオーダーの処理をしてくれますので、
ボトムファーストをソースにトップファーストのMPEG2を出力しても、画質面では問題ありません。
ですが、元の映像データが本当に「ボトムファースト」なのかという問題があります。

 ここからは推測です。

TMPGEncは普通のAVIファイルを指定した場合、映像データを解析してフィールドオーダーの自動検出を行います。
huffyuvのAVIファイルを指定した場合にTMPGEncでのフィールドオーダーの自動検出がトップファーストになってるとのことですからMTVX-SHFからAVI圧縮コーデックに渡される映像データはトップファーストになっている可能性が高いと思います。

この部分のAVI圧縮の元になる映像データは、圧縮するコーデックを変えても変わりません。

 ところが、DVは規格上、ボトムファースト固定です。そのため、ふぬああなどのキャプチャソフトでソフトウェア的にDVデータを生成した場合、その元になる映像信号のフィールドオーダーに関係なく、DVファイルはボトムファースト扱いになってしまいます。

TMPGEncはDVファイルの規格を知っていますので、DVファイルを指定した場合、フィールドオーダーの自動検出などは行わずにボトムファースト決めうちにします。そのため、中身はトップファーストな映像データであっても、それをボトムファーストと勘違いしてMPEG2エンコードすることになります。

そうなるとかなりの画質劣化が起きてしまいます。

この推測があっているとすると、
TMPGEncで映像ソースを指定した時にフィールドーオーダーは自動で「ボトムファースト」が選ばれますが、それを手動操作で「トップファースト」に設定しなおせば、MPEG2の画質が改善される可能性が高いと思います。 

この回答への補足

mtaka2さん
ご丁寧な解説ありがとうございます。かなりお詳しい方ですね。
大変助かります。解決の糸口がみえてきたような気がしています。
CanopusDVコーデックについては実は同社製品の「超編UltraEdit2withACEDV」をインストールしているので使えるという訳なのです。事前情報が不十分で申し訳ありませんでした。(ちなみにこのACEDV+超編のパターンでも試しましたが、同じ結果です)また、PCはXP/SP2でCPUはCore2DuoE6400、作業時は当然他のアプリケーションは閉じていましたので、ご指摘のコマ落ちはないのでは、と思います。
(見た感じとふぬああのドロップフレームゼロの結果から推定しています。)
アドバイスをいただいて、フィールドオーダーのところが怪しいと思うようになりました。実はフィールドオーダーをTMPGEnc3.0の自動判定だけなく確実に知りたいと思い、AviUtlの「トップフィールド・ボトムフィールド表示フィルター」を使ってみたのですが、(記憶が確かではないのですが)確かトップファーストと出たことがありました。本を見てもCanopusに問い合わせても「ボトムファースト」ということなので
「???」と思った記憶があります。また、調べると「フィールドオーダーはキャプチャボード(ソフト?)に依存する」とありますので、SHFでキャプチャ→DVだけどSHFの特性でトップになった/TMPGEnc3.0はDV=ボトムと判定したという推測が十分成り立つ気がします。
TMPGEnc3.0の入力設定をした際、AVI(Huffyuv)は映像解析バーが出ましたが、AVI(CanopusDV)は瞬時にボトムと出ました。映像解析はしていない感じです。
ここのところは全くご指摘のとおりです。まずはフィールドオーダーを変えて試してみます! 結果がわかりましたらご報告します。
詳細な解説いただき、重ねて御礼申し上げます。

補足日時:2008/06/04 22:04
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この回答へのお礼

mtaka2さん
ご返事が遅くなり申し訳ありません。
フィールドオーダーを変えてMPEG→DVD化して画質を比較してみました。結論から言いますと、ご指摘の推論どおりでした。
やはりソ-スの映像はトップファーストだったようで、TMPGEnc3.0で
設定を変えたところ、AVI(CanopusDV)のDVD化の画質はAVI(Huffyuv)
のそれと比較してほぼ遜色ないレベルでした。「DVはボトム」と決め付けていましたが、今回のようなこともあるのですね。勉強になりました。本当にありがとうございました。
実はHi8のソースをAVIでHDDにアーカイブ、普段の視聴にはDVDとするため取り組もうとしているところでした。今回のご助言でDVD化には目途がたってきました。アーカイブ用のAVIはHuffyuvなどの可逆圧縮が望ましいとは思いますが、容量が大きくなってきますので、CanopusDVもソースにより使い分けしていこうと思います。もしよろしければCanopusDVのの評価についてもご意見伺えれば幸いです。色解像度の劣化(DVD化時)あたりをどう見るかなのでしょうね。(キャプチャー時のCPU負荷は何とかこなせているようです)

お礼日時:2008/06/08 23:54

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