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今月哲学のテストがあり、テストでキルケゴールの大衆批判(実存という言葉を用いて)、もしくはヘーゲルの他者論(承認、自由という言葉を用いて)について300字以内で記述しなくてはいけないのですが、いまいち理解できていなくまとめることができません。指定の教科書がない授業で先生の口頭で授業が進むので、仕方なくネットで調べていたのですが、私には難しくて理解できませんでした(>_<;)
大学で初めて哲学に触れた初心者なので、わかりやすく説明してくださると、とても嬉しいです。また、できれば300字以内でまとめた模範みたいなものも書いていただけると、とても助かります!
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

キルケゴールの大衆批判。



えっとですね。
キル氏は、「ヘーゲルは、大きなお城を作った。
それは立派なことだが、ヘーゲルはその城に住まないで、その横にある犬小屋か物置小屋で寝起きしている」と<死に至る病>の中でヘーゲルを批判した。

どゆこと?


http://blog.livedoor.jp/elladan/search?q=%A5%AB% …
『議論の的が何であれ、クリスチャンは適当な聖書の言葉を強調し、その言葉の普遍性を主張することによって自分たちの意見を補強することをしないわけではない。しかしそれは、聖書を利用して個人的な好みを合理化しているにすぎない。「神と私は正しい。私たちに同意しない人はだれであれ間違っている。」私がいつも憂慮するのはこうした「正しい信者」である。
残された道は、プラグマティックな目標に焦点を絞ることだ。』


口だけは達者で、実行してなくて、思っているだけで、願うだけで自分は神の御心にかなえるものである とする人を、ジミーカーターは「正しい信者」と批判しているわけです。


キルケゴールの大衆批判と同じ。
実存的に生きておらず、空想の世界にどっぷりつかって 「なった つ も り」になっているだけの世の中の人々を批判したわけです。


軍隊が綺麗に整列して行進するのは綺麗なものがありますよね。
でも、隣の人も、前の人も、同じことをやっている。
没個性です。
他人が考えたことを、やらされていて、主体性が無いわけです。
そこには自分というものが無い。 それは生きているとはいえない。

「まわりがそうだから自分もそうする」では、実存的に生きているとはいえず、他人の物真似をするだけの個性無きもはや床にふせって夢想するだけのお馬鹿さんにすぎない。


他の例だと、、、裸の王様。
すばらしい着物を着ていると言わないと馬鹿だと思われるとして、自分はすばらしい着物など見えていないのに、「王様はすばらしい着物を着ている」と周りの意見と同調する。
自分の意見じゃないわけです。
他人の意見を言っているだけ。

だけど、そういった方が都合が良いから、嘘をつくわけです。
自分の認識を言わないってことは、その人にとっての真理など無いわけです。

世間の評判に左右され、意見をコロコロ変え、主体を喪失した馬鹿大衆とは対照的に、子供は他人からどう思われるか気にせず、見える通りにその子殿にとって主体的な真実を述べた。


ってことをレポートに書くと×なので、、、、笑。
でも まあ どういうことか大体わかりますよね。

で、ここからが参考になるかも。
『へーゲルは客観的な真理に没頭して「我」を忘れてしまった。しかし、かけがえの無い「このわたし」を忘れていたのはヘーゲルをはじめその系統の哲学者達だけじゃなかった。 大衆社会で生きる私達の多くも、自分というものを失いつつあるというのが、キルケゴールの時代診断でした。

大衆社会では人は、服装や話題の流行を追い、無責任なおしゃべりに没頭し、人生観まで、レディー・メイドですまそうとした。
個人は大衆の中に埋没し、個性う。
こういう態度は、かけがえの無い自分の実存から眼をそらして、自分を「誰でもよいだれか」 「無名の人」と考えるようなもの。
キルケゴールはこの態度を、「水平化」と呼び批判した。』

今の時代、ブームに便乗して、周りがそうしているから、とか、今の流行だから とか他人と同化しようとしている。
価値観すら、自分独特の価値観ではなく、多数者の価値観を自分の価値観にしようとする。

こういう、隣の人がやるから自分も同じことをやるって態度は、実存的に生きていないことになる。


で、『 』内に書かれている内容は、<「ソフィーの世界」哲学ガイド>ってものに書かれている内容ですので、そのまま書いちゃうとマズいので、自分の言葉で書いた方がいいです。


別のものだと、「キルケゴールは、現代人が、いかに生きるべきかを思慮する真剣な内面性を喪失し、噂話に興じ、賭け事に夢中になり、誰かが突出するのを嫌い、冷ややかな足の引っ張り合いに、うつつ抜かすに至ってる状況を、批判した。現代人は内面性の緊張感を失い、外面性の平坦な拡散のなかで、自己喪失に陥ってるという。』と書いてある。


ということで、他人との統合=自己喪失、没個性とキルケゴールは批判しているわけです。
それを実存的に生きていない と批判したわけです。
それを死に至る病という。


そういう思想だと知った上で、もう一度キルケゴールの死に至る病を読んでみて、レポートにまとめてみてはどうでしょうか。
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大学生でしょ?自分で調べましょうよ。

ネットより図書館にある資料のほうが確実です。ネット上の情報には、ガセも多いので。

ヘーゲルの他者論?なんか、昨今の学者が好みそうな浅薄な議論で、過去の人物を無理やり現代風に読もうとしている傾向が見えますね。キルケゴールはともかく、ヘーゲルには日本の用語辞典がありますよ。肌色で小さいのと、緑色ででかいのがあります。肌色で小さいほうを選びましょう。あちらのほうが親しみ易く、かつ、ヘーゲルの全体像をつかむ上ではすぐれています。緑色のは学者用です。肌色のほうで、ヘーゲルの他者論、承認論は、多分、一発で分かると思います。

キルケゴールは無視しましょう。どちらか片方を選べといわれたら、しっかりした用語集のあるヘーゲルのほうがテスト対策には向いているでしょう。
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