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今歌舞伎と能について勉強しているんですけど
歌舞伎舞台と能舞台のちがいが分かる方教えてほしいです!

A 回答 (3件)

一番わかりやすいのが、「お客様」ターゲットの違いです。



能は、時の権力者がパトロンになっており、特権階級だけ「芸術」でした。
観世、金剛、金春、喜多、宝生の5流派あり、それぞれが、たとえば伊達家、徳川家、豊臣家などの権力者のおかかえ能楽師として活躍しました。
そのため、権力者の衰退とともに、流派の衰退などもあったりと、権力者に密着したのが能です。

また、権力者を相手にしていましたので、一夜に一回の公演でした。
「後見人」の言葉の発生の元でもある「後見」という人間が常にスタンバイしており、主役を演じる「シテ方」に何かアクシデントがあった場合、すぐに役をかわってつつがなく上演を続けます。

つまりお能は「失敗」や「アクシデントによる中止」は許されず、何かあった場合切腹するために帯刀も許されていました。

時の権力者に保護=失敗できないというのが能です。




対して、歌舞伎は能をベースにしてつくられた「庶民」のための庶民文化です。
ですので、能をベースに演目を、庶民向けわかりやすく、派手にしており、さらにはどんなお客さんにも見てもらえるように何日か続けて同じ演目を上演いたします。

一番大きな差は、この「誰をターゲットにしているか」という点ですね!


あと、能舞台はワキ、正面と二面で立体的に舞台を見ることができますが、歌舞伎は正面からしか見ることができません。
能舞台には木の板で背景はかならず「松」と決まっていますが、歌舞伎は「布」に絵を描いて背景にしてます。

舞台としても、全然違いますね。
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本当に大雑把すぎます。

まず一見は百聞に勝りますので足を運んで見に行くことが一番ですね。
「舞台のちがい」も一目瞭然ですし、形式もなにもかも違います。
能には歌舞伎のようなセリフ回しはありませんし、端的に言えば「面」をつけるところからして違いますね。
歌舞伎はご存じのとおり役者が化粧をして臨みます。
演目自体もまったく違います。
共通点といえばどちらも男性のみが演じているところでしょうか。
また、能の舞台には狂言が間に入って演じられることが多いです。単調な舞台にメリハリが生まれます。
能と狂言の違いについても勉強なさってください。
とりあえず本でも読まれたらいいでしょう。図書館に行けばどっさりあります。
少し勉強なさったらどんな演目でもいいので鑑賞なさってください。
能なら「道成寺」歌舞伎なら「義経千本桜」あたりを見ればダイジェストとしての醍醐味を実感できるでしょう。
通も好む人気演目ですから少々値は張るでしょうけど。
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少々質問が漠然としすぎていますね。



両者はもちろん無関係でないですが、今では(相当前からですが)それぞれ別の芸能として成り立っていますので、見るからに違う部分が多いので、どういう点の違いを知りたいのか補足してください。

わざわざ「歌舞伎舞台」と「能舞台」という言い方をされてるということは舞台機構=劇場としての舞台や舞台装置という意味でしょうか?

大雑把に(例えば両者ともまったく知らない人に説明するように)違いを列挙すればよいのか、あるいは今観られる歌舞伎の演目でも明らかに能舞台の影響を引き継いでいる「松羽目物」というものもありますので、そういった細かい点まで説明が欲しいのか、もう少し詳しく質問していただけませんか。
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