エアコンの真空引きについて

大型家電量販店でエアコンを購入し、先日取り付け工事を行っていただきました。
取り付け後、特に問題なく使用できているのですが、友人に『工事業者はちゃんと真空引きやってた？』との質問を受け、その時初めて真空引きの必要性を知りました。
取り付け時は真空引きについて全く気にしていなかったし、作業を注視していたわけではないのでポンプを持っていたのか、真空引きをやっていたか、プシューという音もあったか全くわかりません。
購入した量販店に電話して確認したのですが、『業者には真空引きを行うよう指導をしております。ですので行っているはずです。』と言われましたが、雰囲気からすると結局は業者任せということのようです。
実際の取り付け作業は20分程度で終了しておりましたが、真空引き込みで取り付け作業がこんなに早く終了するものなのでしょうか？
また、真空引きをしていない場合、エアコンはすぐに壊れてしまうものなのでしょうか？
真空引きをやっているか、いないかを見極める方法はあるのでしょうか？
安い買い物ではないのでかなり心配です。

No.1 回答者： kogechibi 回答日時： 2008/08/14 14:21

私はD社とT社のエアコン設置講習を受けて、作業経験も多数あります。

エアコン冷媒がR410Aというタイプに変更になった時、真空引き必須ということで再講習を受けました。メーカーによって指示時間に違いがありますが、10分から15分程度の電動真空引きと、2.3分の真空確認のための保持時間がかかります。大体15分から20分かかります。エアコンを設置して、片付け作業をしている最中に平行して電動真空ポンプで真空引きをして、片付けが済んだ頃真空引きも終わっていて、作業に無駄はありません。

取り付け作業時間が全部で20分、と言うことでしたら、真空達成時間が早い手動ポンプを使ったか、ポケロビという電動ドリルで真空引きをする簡易ポンプを使ったか、真空引きはせず、ガス押し出しによるエアパージでしょう。

真空引きをしたかどうかは、設置が終わってしまうと見極めが大変です。
電動ポンプを使った場合、コンセントを貸してください、という話があった、作業中外でポンプの作動音がしていたかどうか、くらいでしょうか。

真空引きをやる理由は３つです。

R410Aは混合冷媒なので空気が混じってしまうと編成がかわり、十分な機能が出なくなる。

銅管のフレア加工不良のガス漏れを真空ゲージで確認できる。

真空引きをして管内の水分を蒸発させる。水分が残っていると冷媒が走った時に水分が氷の粒となって駆けめぐるので冷媒配管、熱交換器、コンプレッサーを早く故障させる。

とメーカー講習会での解説書には明記されていました。

私は手順通りに行っていますが、ガス押し出しの悪名高いエアパージでも結構まともに作動しているエアコンも多く、手順通りにやらないとすぐに故障する、と断言できないのが現状だと思います。

この回答へのお礼

専門家の詳しいお話をいただきましてありがとうございました。

作業中『コンセントを貸してください』という話はありませんでした。
壁にビスを打ち込む時に電動ドリルを使用しておりましたのでコンセントは使用していたと思いますが、ポンプの作動音には気がつかなかったのでおそらく電動ポンプは使用していなかったと思います。
電動ドリルは間違いなく使用しておりましたのでひょっとしたらお話しにあったポケロビを使用していたのかもしれません。と自分に言い聞かせております。。。
ちなみに電動ポンプ・手動ポンプ・ポケロビ・エアパージと真空引きについてご紹介いただきましたがこのどれも行わないという程の悪質業者はあるのでしょうか？
どこも必ず上記4つのうちどれかは行うものなのでしょうか？

お礼日時：2008/08/15 10:41

No.2 回答者： osamu36 回答日時： 2008/08/15 06:57

私の聞いた事は　真空引きをしないと　すぐは故障しないが保障期間内

に起きると故障内容ですぐに　真空引きがしてないのが判り　修理が有料に
なる事です

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
やはりすぐには故障しないものなのですね。。。
すぐに故障してくれれば保証期間内で無償修理になるのではと期待していたのですが…
もう少し調査してみます。ありがとうございました。

お礼日時：2008/08/15 10:42

No.3 回答者： kogechibi 回答日時： 2008/08/15 14:23

一番簡単で時間がかからないのが冷媒ガスの圧力を利用して配管内の空気を押し出すエアパージです。

真空引きではありません。ものの10秒で完了します。

10年前まで主流だったR22という冷媒のエアコンの時によく使われていました。R22は純正フロンなので多少空気が混じっても問題になりませんでした。その手段を、代替フロン・混合ガスであるR410Aでも行っている業者は結構多いです。

その手段しか知らない業者も多く、私の体験では、真空ポンプとゲージマニホールドという専用部材の接続方法を知らない、覚える気もない、時間の無駄で真空引きにこだわる人はバカだと言い放つ人がいました。ポンプは壊れたものをお客様に見せるためだけに持っている、というすごい人でした。ご参考までに。