プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

富士山の登山の時ですが
のぼりの時、雷と雹にあい難儀をしました。
特に雷は、森林限界を越えているので、身を隠す場所もなく対応に困りました。
再接近時には、身を低くして待ちましたが、それでも身の危険は感じつづけました。(下山後に、1名の方が落雷で亡くなられたことを知りました。)
もし高所で雷に遭遇した場合、とりうる対策をお聞かせください。

A 回答 (9件)

#3です。


>足を揃えるのは、足から電流を逃がすからでしょうか。
違います。足を開いていると、前述の地面を流れる電流が、片方の足からもう片方の足を通って体の中を通ってしまうため、危険なのです。足をそろえていればこの現象を防ぐことができます。

>心臓付近の、胸ポケットには、携帯など金属製品を
>入れないほうが、よさそうですね。

なぜでしょう?
>>金属を外すのは意味がないそうです。雷の落ちやすさには影響しません。
と書いたのですが・・。

落雷についてよくまとまっているサイトがありました。
http://www.aobaya.jp/chishiki.html
ご参考までに。

この回答への補足

質問者です。すいません場所お借りします。

http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?sto …
↓リンク先間違いでした。

補足日時:2008/08/22 15:30
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この回答へのお礼

落雷のサイトは、いろいろあるのですね、参考になります。

携帯の件は、落ちやすさでなく、
落雷の直撃死の死因のほとんどが、電流による心停止(心室細動を含む)と呼吸停止ということから
いかに体表面に電流を流して、体内電流を少なくするかという意味で
つい書いてしまいました。訂正があれば、ご指摘ください。
心臓や肺の近くにある胸ポケットに、携帯のような導電体があると
体表面のスムーズな、電気の流れに影響し、心臓や肺に流れていまう体内電流がふえると考えています。
やけどなどは、治療できますが、ショックはさけねばと。

あと携帯に関しては気になる記事があり、鵜呑みにはできないところもありますが、一応載せておきます。
http://www.mypress.jp/v2-writers/beep/story/?sto …

お礼日時:2008/08/22 12:11

#8です。


トレッキングポール、すなわちストックがカーボン素材の場合、人間より電気抵抗が少ないと考えます。
そこで、考えるのが電気の通り道に平行に置いたストックと垂直に置いたストックの場合です。

通り道に置く、すなわち天地方向においた場合で考えると、
手に持つ・・・すなわち上半身から(頭を含めた)上を電気が流れ、手から放電する
リュックにとめる・・・とめたストックの一番低い位置から人体に放電する。(最初の被雷はストックか頭かは高さによります。ストックが高いと頭には落雷しにくいのでは・・・と思います)
と考えます。よって、リュックにとめるほうが人体的な被害としてはいいように思えます。
金属の棒を想像してください。手にストック長の金属の棒を持つと、そちらから電流が流れ出ますが、落雷は頭でしょう?よくいう側撃も木から流れやすい人体に飛びます。(木=人、人体=ポールと見立ててください)また、2m以上にもなる金属棒がひとと平行に地面に限りなく近く接している場合、そちらに電流が流れやすいため落雷は人を通さずにいく可能性があると考えれます。(但し、熱によりポールが破損しないことを条件、地面の電流は不考慮)高圧電線にとまる鳥が感電しないのは、電線自体がゴムなどで絶縁していることもありますが、鳥よりも電線を電流が通りやすいからです。

ただこれらについては、落雷前提の話ですので、落雷回避行動としては体より低い位置に地面に平行に持つ(電気の通り道に垂直に持つ)というのがいいと思います。地面に垂直ですと、電気抵抗を少なくする方向で落雷にあいやすいと考えれるわけですので。

前回もご回答いたしましたが、高所では地面に対して垂直方向という落雷の概念はありません。もしかしたら、地面平行になる場合もありえます。雷雲が稲光しているのを見たことはあると思います。必ずしも地面へ流れるわけではありません。雷雲の中を歩くと思えば、上記は必ずしも当てはまる訳ではございません。また、最接近時としての判断材料がよくわかりません。

私がこのような状況にあった場合、地図を見て谷間などを判断し、稜線から離れてくぼ地へ逃げ込んで、”祈る”です。天候急変の場合、時間的にたかがしれている停滞ですのから。登山などで一刻も早く避難するというのは、100%落雷被害にあわないことではなく、落雷被害の確立を最小限抑えることだと思ってますので。ですから山小屋が近い場合など条件が違えば、その場その場で対処します。

最後に・・・質問内容の”対策”についてですが、森林限界を超えている以上完璧な方法が見つからないため、パニックに陥らず冷静に見極めるってことですかね。(答えになっていませんが)
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
ストックは、たたんでリックの下のほうに横にとめるのが、無難のようですね。
ただ滑りやすい場所での移動は、怪我も怖いので、そのつど対応したいと思います。

最接近とは、感覚的なたとえでした。
回答者7#様紹介の、ホームページで私も知ったのですが
落雷事故リスト記載の、8/9富士山富士宮口での死亡事故時、私も同じく、まさに同じ6合目から新7合目へむけて、登山中でした。
事故に遭われた方は、私たちのやや下におられたのだと思います。
6合目では曇天でしたが、ガスはかかっておらず標高2,680m位の時、一瞬の雨の後、雹がふりだし続いて雷が始まりました。
一時は、数秒ごとのあまりの雷鳴(衝撃音)に立っていても思わずしゃがんでしまい動けませんでした。
(回りもすべて、しゃがんでいました)恐怖でふるえた子供の顔をみながら、私も「祈る」ことしかできませんでした。
(この祈る体験により、この欄に質問しようと考えたのです)
このような時は移動も無理で、まさに近い!感じです。

稲妻は、上から縦にはしり、まわりはなだらかな隠れる場所もない所でした。(晴れていれば3つ上の小屋まで見えます)
私たちが、なんとか新7合目の小屋に着いた時には、雷もおさまっていましたが、狭い小屋は満員で雨宿りもできず、次の元祖7合目小屋めざして出発せざるを得ませんでした。
おそらく、雷の時もうまく小屋の中に避難できたのはごく一部の方でしょう。

体験談をかきましたのは、6合目へ下っていても、結果として事故現場へ近づくことになりましたし、次の小屋へ急いでも小屋の中に退避できるとはかぎらないし、逃げるにも限度があることになります。
特に今回のような直撃の落雷(5,6メートルはなれたパーティは無事)は、運、不運しかなかったことに、後になるほど感じるようになりました。(もちろん回答者様のおかげです)
対応策は、いろいろアドバイスいただきましたが、遭ってしまえば有効な手立てはもはやないことがわかりました。
遭わないような事前計画かそのほとんどでしょうが、雷の可能性が0の登山計画は、なかなか難しいです。
今回は運よく難を逃れましたけれども、今後は頂いた意見を参考に、冷静に落ち着いた行動をとっていきたいと思います。

お礼日時:2008/08/27 18:24

前述ご回答さまの登山つわものぶりに驚かされながら、読まさせている者です。

電気系技術者から一言。(本当はNo3さまのご回答を拝見し、ほぼ私と重なっていたため、記入考えていませんでしたが)

雷は、直撃・側撃・地面からの雷撃(専門用語わかりません)があると考えております。

これは、他のご回答者様の内容どおりで重複となりますが、簡単にいいますと、
直撃を避ける・・・自分が一番の避雷針とならないように低姿勢を保つ。
側撃を避ける・・・他の避雷針となるようなものから、自分に流れないように距離をとる。
地面からの雷撃をさける・・・地面に放電して電荷が拡散する通り道とならないようにする。
です。

直撃、側撃については、指針として他に上げられていますので、地面からの雷撃について補足させていただきます。
雷雲にたまった電荷(電気)は地面へ落ちた後にどこへいくのでしょう?電気は”+”足す”-”となることで、安定した状態・・・つまり”0”(ここではゼロとさせていただきます)になります。地面の落ちた場所一点でこの電荷を”0”となる訳ではなく、全体へ放電(拡散)や、より電荷が偏っている場所への放電(電気が走る)現象がおきると考えております。
そこで、その電気の通り道にいた場合、人間は木・地面・水溜りなどの水分・空気よりも電気抵抗が低いため、人間の足を通して流れてしまう可能性があります。簡単にいうと、両足を1mほど開いて立っていた場合、地面1mよりも股下1m(×2で2m)の人間の足のほうが抵抗が少ない場合、そちらを流れることとなります。ですので、人間の電気抵抗より地面の電気抵抗のほうがすくなくなるように、なるべく足を揃えてしゃがむ訳です。(ですので、地面に突っ伏しては逆効果)

これは電気の基本的な特性の”抵抗が一番低いところを流れる”に沿っております。ビルや鉄塔などの人工物の場合、完全な絶縁が不可能(もしくは設備が膨大)との理由で、避雷針(すなわち、電気の通り道)を作ることで、対応しております。

では、人が身につけた金属物などの導電体についてはどうでしょう?
電気特性の”抵抗が一番低いところを流れる”にしたがって、電気経路に導電体があれば、そちらをながれる確立が高いです。No.3さまが記載されていますジッパーについては、ジッパーを通してながれたことによりジッパーはその電流により溶解・焼損したが人間はそのジッパーの熱による火傷のみですんだという事例だったと記憶しております。
また、ご質問者さまのHPの中での話で、ipodの件は、そのヘッドフォンケーブルを避雷針として落雷したという内容ではなかったかと記憶しております。携帯電話についても携帯に落ちたという確定事例ではないため、きわめて眉唾的な記事として拝見いたしました。(今日では、見につける金属物は雷に対してなにも変わらないという前提の中、電気がわからない医者のたわごととして受け止めました)
雷が体表面を通ったとしても、AEDとは比べ物にならない膨大なエネルギーが通るので、ショック状態が無いとはいいきれません。ほんとに皮膚が黒こげになるほどですので・・・火傷によるショックもありますし。
このことを踏まえると、携帯電話を心臓から離しても意味が無いです。
もしくは、悪い方向かと・・・
ただ、体から離すものとして、カラビナやストックなどを地面に平行に置くというのは、そちらのほうが人間よりも電気抵抗が少ないため、地面を走る電流に対して効果があると思いますし、直撃等を避けるためにも効果あります。

さて、ご質問本文にありました高所での件ですが、他のご回答者様の”運”というのに深く頷いてしまいました。
例えて言うと、”部屋の天井から落雷します”と上を見るとどこから落ちるかわからない、とりあえず確立低く(背を低く)しよう試みますが、ゴロピカ雷雲の真っ只中というのは、対処のしようがありません。また、この場合、静電気の真っ只中というのがいい例えで、人体に静電気が発生して髪の毛が逆立つ現象もあるのが事実です。

こういう事態にならないように事前に天候の確認やラジオのノイズ(雷ノイズ)などによる避難が必要です。インターネットなどの高度社会の中、アナログ的・場当たり的対処は非現実的です。

それでもだめなら...前ご回答者様の”36計逃げるにしかず”です。

(上述はあくまで、補足ですのでポイント対象からはお外し下さるようお願いします)
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
直撃、側撃については、かなり知識が得られました。

あと地面からの電撃ですが、高山での雷ではこの地面からの電撃に対し
ストックは、どのように対応すべきでしょうか。
最接近時には地面におくとして
運悪く雷につかまり近くの退避場所に移動する場合、
手に持って大丈夫と考えていいのか、地面に接地したときの、電気の流れを避けるため、たたんでリックの低い位置にとめる方がいいのか、きになるところです。(状況にもよるでしょうが)
たとえば、富士山のような独立峰では、森林限界を越えると、基本的に稜線上を歩いているのと変わらないので、万が一直撃を食らった時
手に持ったストックから地面に放電してくれると、都合がいいようにも思えます。

胸ポケットの件、了解しました。
普段、携帯やデジカメをいれることが多いので、心配でした。

お礼日時:2008/08/23 11:58

 No.4のJagar39です。



>直撃が少ないというのは、いい情報ですね。

 とんでもないです。その逆です。
 つまり直撃だけでなく至近距離への雷撃でも非常に危険ということですから、例えば樹林帯の中も危険度は実は遮蔽物がない尾根上と変わりないということになります。

 なお、雷の雷撃範囲はかなり広く、「遠くでゴロッ」と聞こえる程度の距離は、実はもう直撃範囲、すなわち次の瞬間に落雷を受けてもおかしくない距離、と言われています。まあ接近した時よりリスクは小さいでしょうけど、一応射程距離には入っている、ということです。実際、落雷事故で生還した人(多くの場合他の誰かが亡くなっていますが)のコメントで「まだそれほど危険な状態とは思わなかった」というのはよくあります。
 ですから「遠くでゴロッ」と聞こえた時に、近くの山小屋に向けて避難行動を開始する、というのは必ずしも正しい判断ではありません。その場で待機、という選択肢も熟慮しなくてはならないでしょう。

 私はNo.4で述べた、雷雲のまっただ中に捕まったような時も含めて、雷の接近によって髪の毛が逆立つ、という現象は経験していません。この時は全身が総毛立ちましたが、これは恐怖心によるもので。
 ですから、雷の接近による危険度の大小の判定になる基準はあまりなく、「遠くでゴロッ」ならもう十分に危険範囲、近くでゴロゴロなら超危険範囲、という基準です。

 私もそうですが、どんな大ベテランでも「落雷を受けた経験」がある人はほとんどいません。受けた人は高率で亡くなっているわけですから。
 至近距離にガンガン落ちるような本当に危険な状況を経験すると、雷に捕まった時に事故に遭うか無事切り抜けるかというのは、経験や判断でどうにかなるものではなく、ほぼ純粋に「運」だけなのだと切実に実感します。低いところでうずくまるなどという対処は、その確率を僅かに下げる程度の効果しかないでしょう。
 落雷事故の件数そのものは確かに少ないですが、雷雲が活発に活動する危険な時に尾根上をうろうろしているような高リスクな行動を取っている人が何人いたか、と考えると、落雷の事故率はけっこう高いのではないかとも思えます。実際、自分が危険な思いをした時はかなりの高率で近くで事故が起きています。そのほとんどが死亡事故というのが、やはり雷の恐ろしいところです。

 つまり、落雷事故を避けるには、「雷に捕まらない」ことに尽きる、ということです。雷に捕まってしまった時点で致命的な判断ミスを犯してしまっている、という認識を持つべきでしょう。自分の知識や経験、技術で確実に切り抜けることができる、という局面は既に過ぎている、つまりどんなベテランが何をしたって最後は運任せ、という局面に入っているということです。

 ちなみに理屈で考えれば、「小屋の軒先」は安全ではないように思います。側撃を受ける可能性があるでしょう。避雷針を設置している小屋なら話は別でしょうけど。

 最後に雷の音ですが、本当に至近距離に雷雲がある時は、雷は「ゴロゴロ」とか「ガラガラ」ではないです。「ターン」とでも書けばいいのでしょうか、拍手のような音でした。ただし大音響ですが。
 稲妻と音がまったく同時に来ますし、その後きな臭い臭いが漂ってきます。まあこの時は「近く」というより私自身が積乱雲の中にいたようなものだったのですが・・・
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この回答へのお礼

直撃の件、よくわかりました。
雷に遭遇すること自体を、避けることが1番ということは、理解しています。
ただ夏山に行ける数少ない機会で、雷に合わないような完璧な日程で
希望の山へは、なかなか予定が組めないのもまた事実です。
(単独だと、多少組みやすいでしょうが)
その中で、不幸にも遭遇した時に、間違った行動をとらずにすむように色々,意見がお聞きできました。

とはいえ、雷に遭ったのは一昨年に続いてです。
よりシビアに、予定を立てて行かねばと思います。

お礼日時:2008/08/21 13:38

こんにちは!


富士山の魅せられて,もう十数回登っている者です。
富士山の事故の大半は(1)転落(2)強風に吹き飛ばされて岩に激突(大風=おおかぜ,と呼んでいます)の死亡事故です。
さて,こういう場合の雷ですが,遠くでゴロッと聞こえたら,山小屋に逃げるに限ります。下山の方が登りの倍速以上のスピードが出るので,以外に早く山小屋にたどり着けます。ゴロッと聞こえたのに何もしないと危険な状態になります。
次にどのくらいの危険があるかというと,髪の毛が立つようなときは,本当に危険です。それでも必ず落雷するという訳ではありませんが非常に危険な状態です。近くに来たがまだ髪の毛がたたないときは,いく分の余裕があるので,必死になって逃げるのが最善です。
富士山ではないのですが,雲取山(標高1917m)の山頂でゴロッと雷音を聞いてすぐ下山開始したことがあります。まだ遠くなので山頂の山小屋に入るまでもないと思ったのです。ところが,雷の進路と下山方向が一致していまい,雷はどんどん接近してきて大変なことになりました。他の登山者の中に大ベテランがいて,過去の経験から「逃げれば大丈夫,ここにいては危険だ」ということで,走りに走りました。その後雷は下山の方向にきていて,かろうじて下山道入り口に止めてあったクルマの中に飛び込んで難を逃れました。
あの大きな,飛び上がるばかりの雷鳴は恐怖ですね。
教訓として,遠くの「ゴロッ」を聞いたら36計逃げるにしかずです。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
やはり近くの小屋をめざして、移動ですね。
ただ週末の小屋には、全員は入りきれないでしょうから
軒先がかりれれば、御の字でしょうか。
小屋近くにいるだけでも、かなり安心できそうです。
 
夕方以降も満天の星の中、ヘッドランプの波とともに多くの登山者が
登ってこられるのには、びっくりしました。
富士山で夜間登山か一般化しているのは、わざと昼間を避けているのかなと
ふと感じてしまいました。(もちろん迷いにくい等あるでしょうが)
天気が回復しない場合、日没後の移動も考慮できるとなると
選択肢がふえそうですね!

あと関西からバスで向かうと、5合目に昼前に着くので
1日目が、日中の移動になってしまいます。
山頂でのご来光に合わせたスケジュールでしょうが、やはり午前動けるように、してほしいものです・・・

お礼日時:2008/08/20 22:20

 登山歴約30年です。


 私も雷には何度も怖い目に遭っていますが、極めつけなのは20年ほど前に剱岳の八ツ峰を登攀中に雷雲のまっただ中に捕まった時でした。
 昼間の2時だというのに時計の文字盤が読めないくらい暗くなり、稲妻は上からだけでなく横から下からと縦横無尽に飛び交っていました。
 雷に当たらなくても恐怖でショック死しそうなくらいの恐怖体験でした。

 その時に見たのですが、雷は落ちると地面を走るんですよね。同心円状に広がって見えることもあれば、地面を稲妻が走っているように見えることもありました。

 つまり、「地面に伏せる」のは絶対にダメ、ということでしょう。

 金属類を身に付けていることはほとんど関係ない、というのは20年前のその当時から言われていたことです。ピッケルやストックなどの長いモノはリスクがあるでしょうが、それも地面に横たえれば関係なさそうです。
 山岳雑誌などで過去の落雷事故の記録を丹念に読むと判りますが、本当に「直撃」を受けた、という事故は実は多くありません。ほとんどが近くの岩に落ちた、木に落ちた、という落雷の側撃を受けている事故です。つまり時計などの金属類を外しても至近距離に落ちれば同じことなので、あまり意味がない、ということなのでしょう。

 というわけで、本当に雷に捕まったら確実に落雷を避ける方法はない、ということでしょう。少なくとも自分より高いモノがない尾根道などを歩き続けるような行為は自殺行為でしょうけど。
 つまり、「落雷の危険がある時は山小屋などの安全地帯にいる」ことが唯一の確実な雷対策です。

 雷は実は予測することはそれほど難しくありません。気象条件や場所などの条件によって何時頃からがヤバそうという予測は少し勉強すれば比較的簡単にできます。それによって行動計画を合わせるしかないでしょう。
 夏山最盛期は非常に雷が出やすい気象条件です。山域によっては午後は一発来るのが標準状態、ということもあります。下界と山上の気温差が大きい時など、雷が出やすい条件はいくつかありますので、そういう時は午後2時には行動を終了しているのが「鉄則」でしょう。
 ま、夏山は基本的に「いつ出てもおかしくない」時期なので、早立ちして午後早い時間に行動終了が基本、ということなのです。

 私は前述のように恐怖体験をしてから、雷には極度に敏感になりました。それでも全て避けることができているか、というとそうでもなく、むざむざ雷に捕まった自分の愚かさを呪いながらうずくまって雷が通り過ぎるのを待つようなことは、まだたまにあります。
 でも基本は、「雷に捕まった時どうするか」ではなく、「雷に捕まらないためにどうするか」だと思っています。捕まってからはロシアンルーレットのようなもので、いろいろな行動の選択肢によってリスクが高くなったり低くなったりしますが、それはピストルに弾が1発入っているか3発入っているか、くらいの違いに過ぎない、と思います。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
雷の体験談、参考になります。
直撃が少ないというのは、いい情報ですね。

日程が、1番大事と言うのはわかるのですが
仕事優先となると、なかなか難しいところです!
いろいろな意見が聞かせていただけたので、後は自分の判断と行動で
そのつどとりうる最善の対処を、考えていきたいと思います。

お礼日時:2008/08/20 12:00

回りより少しでも低いくぼ地とかがあれば、そこに逃げ込みます。


姿勢は低くしますが、足をそろえてしゃがむのがいいそうです。
腹ばいになるのは、近くに雷が落ちた場合に地表を流れる電流にやられるケースがあるそうです。あと、くぼ地の中に水が流れていた場合は、その水には入らないようにします。

くぼ地がない場合が問題です。しゃがんだだけでは頭1つ出てしまいます。
かといって腹ばいでは前述の地表を流れる電流が怖いです。
どうしましょうね、こんなときは。

金属を外すのは意味がないそうです。雷の落ちやすさには影響しません。
むしろ、雷が落ちてしまった場合に服のジッパーとかを雷が伝ったおかげで一命を取り留めたケースもあるそうです。ただ、ザックにピッケルなどをつけていて、人の頭より高くなる場合は、外すほうがいいと思います。

疎林帯の場合、木のてっぺんが60度くらいの高さに見える範囲内にいるのがよいそうです。ただし。あまり木に近づきすぎると、木に落ちた雷が枝を伝って人に流れるので危険です。

樹林帯も難しいです。どの木が周囲で一番高いか分かりません。もし、近くの木に落ちた場合、前述のように枝を伝わって人に落ちることがあります。
樹林帯の中で、少しでも開けた場所があるなら、そこで足をそろえてしゃがむのがいいと思います。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
姿勢を低くするのが、基本ですね。
足を揃えるのは、足から電流を逃がすからでしょうか。
心臓付近の、胸ポケットには、携帯など金属製品を
入れないほうが、よさそうですね。

お礼日時:2008/08/19 18:44

 最近の雷に関する知識の向上は雷対策に寄与するどころか、どうしていいのか分からなくなっているのが現状ではないでしょうか。

今まで正しいとされていた対策が次々に否定されているからです。大木の下は危険、伏せていても何の効果もない、身につけている金属を捨てても関係ない等々です。これでは運と天に任せるよりないですよね。ゴロゴロが鳴ったら山小屋へ引き返せれば引き返す、樹海まで逃げられるならそうする、これくらいしかないのではないでしょうか。後は神に祈るだけ。そんなに運は悪くない筈です。交通事故で死ぬ人は日本国中で4千人、雷に打たれて死ぬ人はたぶん数十人でしょう(^_-) 早くこれと言う対策を打ち立ててもらいたいものですね。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
やはりこれといった対策は、ないのでしょうか。
本当は、午後2時以降を避けた日程が、最善でしょうが、なかなか難しいです。

登山中に、雷がなった時、5合目に向かって下山したほうがよかったのかが、気になる所です。
ただ足元が、雨で滑りやすくなっているので下りは怪我も心配です。
雨がしのげる場所があれば、しばらく様子をみれるのですが、体温低下が心配です。(特に子供)
結果として、かかんだりしながら上の小屋まで、登りました。

お礼日時:2008/08/19 18:25

森林限界を超えているのであれば、体から金属製品(メガネ、腕時計、ベルト、指輪、ピアスなど)や尖っている物をはずし、腹ばいになって雷をやり過ごすのがいいでしょう。

完全に落雷の直撃を防ぐことは出来ませんが、被害を最小限に抑えることが出来ます。
このとき、大きな岩などからは最低2m以上離れ、細かな砂利や砂にある平坦なところに移動していけば尚良いです。
山小屋などを発見したら、速やかに避難することをお勧めします。
高い樹木のある森林では、木の幹から2m以上離れ、木の先端から角度にして60度から45度のドーナツ状の範囲内にいると、落雷の危険を抑えることが出来ます。
高い崖などが近くにある場合、崖の岩肌に張り付くようにすると落雷を高い確率で回避することが出来ます。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
今回は、場所が小屋と小屋の間で、次の小屋までつきたくて
やや無理をしたのかなという、反省があります。
晴れていれば、富士山では次の小屋まで見通せるので
伏せの姿勢を、長くつづけても小屋には、近づけないという不安もあって、
回りに他に歩いている人が見つかれば、歩いていました。
ただ、実際に亡くなった方もおられるとなると
その判断は、正しかったのか自信が全くもてません。

木の幹には、近づき過ぎないほうが、いいようですね。

お礼日時:2008/08/19 17:44

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