No.8ベストアンサー
- 回答日時:
「葉桜の季節に君を想うということ」/歌野晶午./著/文藝春秋/
やられた!という作品ですね。
これはいらんだろっていう内容も最後のほうで、ああこういうトリックの伏線だったのかみたいに納得します。実写化不可能らしいです。
「容疑者Xの献身」/東野圭吾/著/文藝春秋/は東野圭吾の最高傑作であり、代表作でもあります。20年も作家を続けて未だに代表作を出し続ける東野圭吾は神がかってます。
第6回本格ミステリ大賞、第134回直木賞受賞『本格ミステリベスト10 2006年版』『このミステリーがすごい!2006』『2005年「週刊文春」ミステリベスト10』の五冠を達成しました。
要は、2006年の小説の全てのミステリー部門を総なめにした作品です。トリックが斬新であまり入り組んでいなくて分かりやすいです。
且つ意外性を持っています。出てくるキャラクターも個性的です。
「すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER- 」/森博嗣/著/講談社/
西之園萌絵と犀川創平が、ある研究所でおきた密室殺人に挑む話です。
科学的、哲学的な表現が沢山含まれているので、理系の人におすすめします。第1回メフィスト賞に選ばれました。
シリーズ化されているので、気に入ったら他のも読んでみるといいです。
「ゲームの名は誘拐」/東野圭吾/著/光文社/
これは犯罪者の視点だけで書かれる小説です!めちゃおもおしろいです!誘拐犯も実は大変なんだな~って思います。
「カラフル」/森絵都/著/文藝春秋/
これは自殺を犯した少年のお話です。第46回産経児童出版文化賞を受賞しました。
カラフルという題名にも深い意味があります。
「エイジ」/重松清/著/新潮社/
こちらも少年の話です。吉川英治文学新人賞を取りました。個人的に、重松清のキャラクターは感情移入しやすいです。
エイジの友達が通り魔を犯し、捕まるところから話に入っていきます。
エイジはいつか自分もこういう事を犯すのだろうか?と、考えさせられる話です。思春期の心をリアルに描写しています。
「世界の終わり、あるいは始まり」/歌野晶午/著/角川書店/
学生が誘拐殺人を犯す物語です。
主人公はその学生の父親です。
うちの子が殺人を犯している?その疑惑はやがて確信へと深まっていく。
「青の炎」/貴志祐介/著/角川書店/
幸せな生活をしていた家族たちに、再婚してすぐ別れた夫が家に上がり込み、幸せな生活を壊してしまいます。
そこで、主人公である17歳の高校生が、家庭を守るために、その男を葬る完全犯罪を実行する物語です。
ただ、幸せな家庭を取り戻したかった為の犯行、主人公の苦渋の選択、その果てに待っているラストに注目です。
「ゴールデンスランバー」/伊坂幸太郎/著/新潮社/
これは、仙台で首相がパレード中に、衆人環視の中で爆殺されるという、斬新なおはなしです。
2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞、『このミステリーがすごい!2006』の三冠を達成しました。700ページもありますが、あっという間に読んじゃいます。
最初からいろいろな伏線がはられていて、文字をなぞっているだけだと、あとの内容がわからなくなってきます。
裏をかえせば、最初の伏線とあとの展開がリンクしたときの爽快感は、それはもう最高です。
ミステリーでもあり、アクションでもあり、人間を信頼するという意味でも、現時点で著者の集大成です。
「インシテミル」/米澤穂信/著/文藝春秋/
クローズド・サークルを舞台とした殺人ゲームを主題とした作品です。
2007年度の第8回本格ミステリ大賞の最終候補作に残ったほか、各ミステリのランキングでは本格ミステリベスト10で4位に、
週刊文春ミステリーベスト10で7位に、このミステリーがすごい! で10位にランクインしました。
1位は取っていないのですが、それなりに、消化不良はなく、読みやすいです。
一応、僕が読んで面白いと思うものを上げてみました。
長文すいません。
No.9
- 回答日時:
星に関することで、お勧めの本があります。
小説ですが、≪神話伝説アニダリア≫、筆者は松原 エミ子
母星からのメッセージを受けて書いたもので、平和活動をしながら、実際に起きたストーりー
を紹介しています。(あらゆる生命体と心が通じればこの世は平和が訪れる。)
は印象的です。
No.6
- 回答日時:
こういう質問で多いのが、東野圭吾、宮部みゆき以外だと(個人的感覚)
S 伊坂幸太郎、恩田陸、星新一、村上春樹
A 赤川次郎、石田衣良、乙一、重松清、筒井康隆、梨木香歩
B 浅田次郎、あさのあつこ、綾辻行人、奥田英朗、京極夏彦、森絵都
って感じですかね。今適当に思いついたものなので漏れがあるかもしれませんが、参考にして頂けたら幸いです。個人的には貴志祐介が好きです。
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
私も東野圭吾さんと宮部みゆきさんは大好きです。お2人とも読み応えがあるのに読みやすい文章なのでグイグイ惹き付けられる感じがします。●畠中恵さん「しゃばけ」シリーズ
宮部さんの江戸物が気に入ったらこちらもいかがですか?少し前に1作だけドラマ化されました(ジャニーズの方が主役でした)。病気がちな大金持ちの若旦那(でも性格は良い)と彼を取り巻く妖怪達、甘やかす両親などが出てきます。さらさらと読めて面白いですよ。
http://www.shinchosha.co.jp/shabake/
●横山秀夫さん
私の中では「横山秀夫にハズレなし」です。最近は「クライマーズハイ」も映画化されましたし「半落ち」や「出口のない海」も映画化されました。寡作な方ですので(それが唯一の欠点!)全部お勧めしたいですが、ガッツリ読みたい場合は「震度0」「クライマーズハイ」「半落ち」、最初様子見したいのなら「看守眼」「真相」「深追い」などの短篇集をお勧めします。
http://books.yahoo.co.jp/search?p=%B2%A3%BB%B3%B …
●大沢在昌さん「新宿鮫」シリーズ
湯川博士のような強烈なキャラクターである鮫島刑事が活躍します。キャリア組みだったのにある事件がきっかけで万年警部になった孤独な刑事が活躍しますが、すねものではなく彼女(強烈なキャラ)もいるし、脇役も個性的です。毎回出てくる敵もなかなか強烈ですので、読んだらハマります。シリーズ化されていますが、特にばらばらで読んでも問題はありません。宮部さんと京極さんと大沢さんは同じ事務所でよくイベントもされていますので、お友達つながりでいかがでしょう?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%AE%BF% …
●早見和真さん「ひゃくはち」
最近読んでじーんと感動しました。関東のある野球の強豪校でレギュラーになれなかった男の子が主人公で、彼の高校生活と現在の生活がシンクロしながら進みます。強豪校の寮生活や野球に対する真摯な生活、ちょっぴりグダグダな私生活など面白く読めました。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32090387
●浅田次郎さん「天切り松」シリーズ
浅田さんはガッチリした歴史ものもお得意ですが、私はこちらが一番好きです。大正時代に活躍した泥棒が現在留置所で収監者に語って聞かせるという形式をとっています。笑って泣けてしかも格好良い泥棒がワンサカでてきます。ドラマ化もされました(主役は中村勘三郎さんでした)。
http://www.cl.bias.ne.jp/~sobae/sobae/tenkiri.htm
●藤原伊織さん「テロリストのパラソル」「ひまわりの祝祭」「雪が降る」
藤原伊織さんも何を読んでもガッチリ読み応えのある方です(残念ながらお亡くなりになりましたが)。「テロリスト~」は全共闘時代に傷を持つアル中のバーテンの話、「ひまわり~」は妻を亡くしてから引きこもっている超甘党の中年オヤジです。主人公だけでも強烈なキャラなのに、脇役も変わった方ばかりで、しかもそれがより一層物語を面白くさせています。「雪~」は短篇集で、少し「テロリスト~」に関係ある物語が入っています。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31875518
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30686163
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30829736
●重松清さん
ものすごく多作な方で、代表作は沢山あります。「きみの友だち」や「その日のまえに」などの映画化されたものもありますし、「ビタミンF」は直木賞受賞作です。現代の教育問題や家族問題、死が主なテーマに書かれています。どれもお勧めですが上記のものに加えて、「青い鳥」「カシオペアの丘で」「季節風シリーズ」などはいかがでしょうか?
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32068539
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32112638
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31131726
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31899041
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31922363
http://books.yahoo.co.jp/search?p=%BD%C5%BE%BE%A …
●森絵都さん「風に舞いあがるビニールシート」「いつかパラソルの下で」「ラン」
「風~」は直木賞受賞作で短篇集です。特に表題作は乗り越える辛さと周囲の暖かさのような物を感じました。「いつか~」は家族の再生の物語で、それぞれが個性的な兄弟を父親のルーツを探すという目的と佐渡島がうまく包んでいるような感じがしました。「ラン」は最近読んだのですが、正直分厚いな~と最初思ったのにグイグイと読み始めました。走ることで自分を見つめなおしで人生も走り出す、読後はすごく爽やかでした。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31718999
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32037286
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32088214
長文失礼しました。何か一冊でも気に入るものがあれば幸いです。
No.3
- 回答日時:
私もそのお二方は好きですよ。
最近好きなのは…
・米澤穂信さん
「古典部シリーズ」「小市民シリーズ」はいわゆる“日常の謎”を扱っているので、ミステリですが人が死にません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%BE%A4% …
・石持浅海さん
場所がほとんど移動しない作品が多いです。
密室殺人でも“如何に扉を開けられないようにするか(中の異変を感じさせないか)”に重点を置くなど、ちょっと変わった視点で面白いですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%8C%81% …
・恩田陸さん
「Q&A」を読んでいらっしゃるとのことなので。
個人的には「上と外」「木曜組曲」「光の帝国」「ドミノ」あたりが好きですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%A9%E7%94%B0% …
一応ミステリを中心に選んでみました。
あと、No.1さんが紹介している伊坂幸太郎さんも面白いですよ。
No.2
- 回答日時:
和田竜とかどうですか?
デビュー作の「のぼうの城」が話題になりました。
デビュー作であれですから、
このまま行けば下手すれば司馬遼太郎クラスの巨匠にまで上り詰めるのでは?とまで思えるぐらいの大型新人です。
No.1
- 回答日時:
伊坂幸太郎はどうでしょう?
基本的には文学ですが、少しミステリーのテイストも入っているので東野圭吾、宮部みゆきからは入っていきやすいと思います。伊坂さんの作品は作品ごとリンクしている部分があったりしてドンドン作品をつぶしていきたくなると思いますよ。
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