【お題】NEW演歌

たくさんプラグインを使ったりサンプラーのプラグインでメモリーを多く使うとレイテンシーの設定のせいでジリジリとノイズが乗り出します。メモリーを増設すれば改善しますか?宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

長くなりますが頑張って読んでください。


【原因】
(1)メモリが不足して仮想メモリを使用したために起きたノイズ
(2)CPUが多くのプラグイン・発音数を処理しきれずに起きたノイズ
(3)(1)と(2)の両方
(4)ドライバや不要デバイスとの相性、利用可能メモリが少なくなってくるなどの特定の条件下で起きる不思議ノイズ
の可能性が考えられます。
【原因の特定】
タスクマネージャを起動して、「パフォーマンス」タブを見ながら、複数の音色を読むことでサンプラーの使用メモリを増やし、かつ発音してください。
--(1)のケース--
CPU使用率と物理メモリの利用可能メモリ数の2つを気にします。
CPUが100%でない状態で利用可能メモリが0に近くなり、ノイズが発生した場合は上の(1)に該当します。
--(2)のケース--
CPUが100%になり、利用可能メモリには余裕があるのにノイズが発生したら(2)です。
--(3)のケース--
両方に余裕がなくなったら(3)です。
--(4)のケース--
利用可能メモリにもCPU利用率にも少し余裕があるのに、マシン性能をフルに活用できるようメンテナンスができていないケース

【対策】
メモリを増設して大きく改善が見られるのは(1)のケースのみです。メモリ増設以外にも、もしメンテナンスがまだでしたら不要サービスを止めることで100MBほど稼げます。
(2)や(3)の場合はマシンそのもののパワー不足ということになります。
ディスクストリーミングを利用する巨大なサンプルで(2)や(3)が起きた場合、ハードディスクの回転数を上げたり、もしサンプルをプライマリに置いている場合別のHDD(セカンダリ)に置くとCPUの負担が減り、改善します。

さて(4)のケースですが、DAWソフト側の設定を色々弄ったり、ドライバを新しくしたり、不要なデバイスを停止させることで改善します。
(4)のケースの判断は、DPC Latency Checkerを使って判断してください(下記リンク)。
このソフトで赤いバーが出るようでしたら、下記リンク先にもありますがデバイスマネージャから
・イーサネットなどのネットワークアダプターを止める
・内部モデムを止める
・特にオンボードの内部サウンドデバイスを止める
・TVチューナーなどの不要PCI/PCI Expressデバイスを止める
また、このサイトには記載されていませんが個人的な経験では
・仮想ドライブツール(Daemons ToolやAlchol52%など)
は必ずアンインストールしてください。間違いなくノイズの原因になります。
あとはドライバの性能に依存する部分がありますので、DAWソフト側で色々弄るしかありません。
長文失礼しました。

参考URL:http://www.thesycon.de/deu/latency_check.shtml
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この回答へのお礼

ご親切で大変丁寧なご回答ありがとうございます。色々なケースを教えて頂き大変助かりました。
私のサウンドインターフェースがPCIバス仕様でしたのでまずは教えて頂いた事を参考にPCIバスに刺さっている不要なデバイスを抜いて試してみました。元々使っていなかったUSB増設カードですが、レイテンシーは実感できませんでしたが、なぜか音がすっきりし、ハッキリとしたように感じました。PCIバスで影響している元々のノイズが減少したのではないかと思います。これには驚きました。
今のところこれしか実行していませんが、追々教えて頂いたことを1つずつ試してみるつもりです。レイテンシーに直接影響なくてもPC内のノイズの減少には役立つようです。
レイテンシーには、やはりメモリー増設も1つの案ですね。HD増設、スピードアップとお金もかかりそうですがそうでもないことも多々教えて頂き大変参考になります。大変お詳しいご回答本当にありがとうございました。又何かありましたら宜しくお願い致します。

お礼日時:2008/10/23 15:35

まず、金がかかるかもしれないアドバイスで申し訳ないですが…



おそらくそのジリジリノイズというのはバッファサイズの設定が小さいためにCPUに負担がかかって発するものです。
質問者の方がどれぐらいご存知かわからないので一から全部書きますが、まずバッファサイズというのが何のことがご存知でしょうか?
簡単に言えばCPUが一度に処理する音の量のことで、これが大きいと一度に処理する量が増えるのにともない処理の頻度が減り、結果としてレイテンシーが大きくなる。
小さければ処理の頻度が上がるのでレイテンシーが減る代わりにCPUの負担が大きくなるというわけです。

私の経験上、この手のノイズはCPUやメモリよりはオーディオインターフェースの転送速度によるところが大きいです。
かつて2GBと4GBのPCでUSB1.1のオーディオインターフェースを試したところ、ノイズが出だすバッファの値はほぼ同じでした。
かつ、FireWireのインターフェースを試すとかなりバッファを小さくしても(もうレイテンシー0.01秒とか)ノイズは出ませんでした。
もっとも、この場合比較対照のスペックがそもそも2GBと4GBなので過剰性能ゆえ差が出なかったという可能性は否定できないんですが、とにかくここではFireWireの機種とUSB1.1で詰められるレイテンシーにこれだけ差があったということを言いたいのです。

で、もしこの質問が「DTMをしていたらノイズが出ます。どうすればいいですか?」という質問だったら「バッファサイズをあげてください」と私は回答していたはずです。
ところがこの質問はプラグイン等が増えてきてCPU負担が大きくなってくるとノイズが乗るということなので必ずしもバッファやオーディオインターフェースのせいだけとは言い切れないんです。
ちょっと曲者なケースではありますが、質問者のお望みをまとめると「レイテンシーはこれ以下で、かつノイズがでないようにしたい」ということだと思いますので、そのつもりで解決策を上げさせていただきますと・・・

1.オーディオインターフェースを見直す
おそらくUA-25など、USB1.1のオーディオインターフェースをお使いだと思います。
しかしUSB1.1は転送速度がかなり遅いので、きつい言い方になりますが本格的な音楽制作用途としては全然使い物になりません。
FireWireやUSB2.0のオーディオインターフェースを使えば一発解決もありえます。

2.メモリを増設する
上記のインターフェース見直しで転送速度の問題はクリアできると思います。
それでもノイズが出るのでしたら今度はCPUの負担のせいということになります。

金がかかるアドバイスで申し訳ないのですが、参考程度にお願いします。
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この回答へのお礼

たくさんの説明のご回答を頂きありがとうございます。説明不足の質問で申し訳ありませんでした。質問はご回答頂いたとうりバッファーサイズをこれ以上大きくしたくなかったので、それにはどうしたら少しは改善されるか?ということです。御察し頂いたとうり
お金を少しでもかけたくなかったので質問した次第です。やはり改善にはインターフェース、CPU、メモリが大きいのですね。少し金策して交換や増設し、試してみないとわかりませんね。アドバイス頂き大変感謝致します。ありがとうございました。又なにかありましたら宜しくお願い致します。

お礼日時:2008/10/23 09:54

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